2021年08月08日
「あたらしい風#5」インタビュー特集:永井徳子(作曲)
- コンピュータミュージック科
- ロックプレイヤー科
- 作曲アレンジ科
- 専門部
今回で5回目を迎える「あたらしい風」に向けて
(本番へ向けてリハーサルも順調に進んでいます)
8/22(日)としま区民センター多目的ホールにて開催される、国立音楽院・作曲アレンジ科授業のオーケストレーション履修生による作曲や編曲の世界初演コンサート「あたらしい風#5」。間近に迫る開催日まで、インタビュー特集をお届け致します。
専門部でオーケストレーションを学び、現在も「オーケストレーション実習」の履修を継続されている、作曲での作品出展となる永井徳子さんの楽曲紹介コメントをご紹介!
永井徳子 – Noriko Nagai –
国立音楽院専門部にて作曲及びオーケストレーションを大曽根浩範氏に師事。
幼少時にクラシックピアノ、学生時代はロックバンド、現在はアカペラ合唱など様々な音楽に親しんでいるが、この作曲を機にDTMも始め、次回作品に向けて意欲的に取り組んでいる。
「空を見上げて海」 楽曲紹介コメント:永井徳子(作曲)
「空を見上げて海」 永井徳子
—————————————————————–
静かだった空気が一瞬ざわめいた後の静寂の中、
軽快に水面をすべりだしていく。
自分が空にいるのか海にいるのかわからなくなるような
只々、広い青がつながっている。
光と風、そして一時の暗雲に包まれたあとは、
つきぬける、吸い込まれそうな空。
空の記憶には海があり、海の記憶には空がある。
それぞれの景色を思い浮かべながら。
—————————————————————–
ある日海岸で、ぼーっとしていた時に出てきたモチーフから、この曲を書き始めました。
オーケストレーション基礎の授業で学んだ各楽器の音色や特徴を頭の隅に置きながら、スコアライティングの授業で学んだFinale(楽譜作成ソフトウェア)を使って、書いていきました。
聴いた方々それぞれの空や海、好きな景色が目の前に浮かびますように。