2025年07月17日
【お申込受付!8月23(日)開催!】管楽器リペア特別セミナー~長島智宏先生をお迎えして~&長島先生インタビューのご紹介!!
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- 管楽器リペア科
- 高等部

管楽器リペア特別セミナー~長島智宏先生をお迎えして~
【日程】:8月23日(土)14:00~15:30
【会場】:国立音楽院 管楽器リペア教室
今年度管楽器リペア科へ講師就任いたしました長島智宏先生の特別セミナー開催!
世界的に有名な外資系総合楽器メーカーに入社以来40年勤務。
プチ体験も含むリペアの世界のお話を聞いてみましょう!
<長島智宏先生へのインタビュー>
今回は、セミナーに先立ち長島先生へインタビューにご協力いただきました!

■管楽器リペアラーになるために大切な事
■学生時代にやるべきこと
など、様々な質問にお答えいただきました!
先生の長年の経験に基づいたご回答をいただきましたので、ぜひお読みください。
■長島先生が国立音楽院へ就任された経緯についてお教えください。
過去に同じ職場でご一緒した管楽器リペア科講師の日谷先生からお誘いをいただきました。
■一人前の管楽器リペアラーになるにはどのくらいかかるのでしょうか?
この仕事を始めた時に、先輩から一人前の技術者になるまで、木管技術10年・金管技術5年と言われました。
一人一人の適性や置かれた環境等が異なるので一概に言えませんが、一つの目安となるのではと思います。
■〃管楽器リペアラーになるには、どのような学びのプロセスがありますか?
様々なプロセスがあると思います。例えば、楽器製造会社では与えられた担当職務に関しては当然、他の人には真似のできないような優れた技術を習得することになります。
また、楽器小売店に就職した場合は、技術だけではなく接客等も含めて幅広い知識が必要になります。
どちらにしても、鍵となるのは貪欲に技術を身に着けたいという積極性が大事ですね。
■管楽器リペア科はどのような年代の生徒が在籍していますか?
10代の若者から、私と同世代の50-60歳位の方々まで様々です。
クラスは、世代を超えて和気あいあいとした雰囲気です。
■国立音楽院の実習内容や、実習環境の特徴をお教えください
実際の修理の現場で、即実践できる技術を身に着けることに主眼を置いています。修理に使用する工具も今後さらに充実させる予定です。
また講師陣が、メーカーなどで長年にわたり現場で叩き上げられた方々です。数多くの経験と、国内外問わず多くの一流演奏家の楽器の調整などにも携わってきていますので、多くのことを吸収していってほしいです。
■先生が管楽器リペアラーを目指されたきっかけや、その後のキャリアについてお教えください
学生の頃から、楽器の構造や修理・改造に関して興味がありました。その当時は、管楽器リペアを教える学校などは少なかったのですが、あるリペアスクールで基本的な修理技術を学び、その後、外資系総合管楽器メーカーに就職。金管楽器の技術者として約40年間働いています。
■管楽器リペアラーの仕事の魅力をお教えください
楽器は単なる工業製品や電化製品とは違い、奏者と楽器が一体となって奏でるものです。個々の奏者の繊細な感性を満足させるには、長年培った技術と知識が必要となります。
また指先などで感じる微妙な調整によって、奏者に満足していただけた時は大きな喜びとなり、やりがいを感じますね。
■管楽器リペアラーの職を目指すに当たって大切なことをお教えください
探求心と創造力が大切だと感じています。奏者の漠然とした要求を形にすることも多いので、何を求めているのかを正しく理解した上で修理や調整、時には改造などを行わなくてはなりません。管楽器リペアラーの職を目指すのであれば、是非オールラウンドな技術者を目指してほしいと思います。
そのためには、まずは基本となる技術を身マスターし、焦らず一歩一歩成長していくことが大事ですね。
長島先生ありがとうございました!
楽器を直す仕事のやりがいや面白さが、先生の仕事への向き合い方と共に伝わってくるお話でしたね!

「インタビューの続きは、ぜひ会場で!」
【国立音楽院管楽器リペア科】
国立音楽院は、長島先生、日谷先生をはじめとする、現場で長年の経験をもつ素晴らしい講師の方々から指導頂ける事が最大の特徴です。
学校という、リペアラーを職業とするために学びだす最初の期間に、一流の技術者の方の仕事への取り組み方や考えに触れる事は、かならず将来仕事に就くときの他には代えがたい財産となります。

(日谷先生による実習風景)

(数多くの実習楽器が揃い、幅広いリペアに取り組む)

(オペラシティなど都内有数のホールでの演奏ステージも多数)
ぜひ一度、国立音楽院管楽器リペア科のことを知りにご来校いただければ幸いです。





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