国立音楽院

2018年08月13日

ヴァイオリン製作科の工具その2

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「その1」に引き続きまして、本日は「その2」を公開いたしますね。下の写真の工具はどの様な用い方をするか解りますか?

こちらは表板・裏板・ネック・スクロール などを削り出すためのノミです。幅、Rのサイズの異なるものや荒削りに使用するものなど色々有ります。
そしてご存知かとは思いますが、弦楽器に接着剤は使用致しません。「にかわ」という素材を使用します。「にかわ」聞きなれない言葉ですよね。こちらは動物の骨や皮を煮込んで抽出される、不純物を沢山含んだドロドロとした液体です。匂いも結構ありますよ(笑)骨から作るものを「骨ニカワ」、皮から作るものを「皮ニカワ」と呼んでいます。「にかわ」を使う際は82度前後で湯煎して、水を足して液状にして使用します。

多数の工程を経て、弦楽器は作り上げられていきます。仕組みをしる事はとても大切ですね。演奏家がベストコンディションで舞台に立つ事ができるのは、一緒に音色を作り上げてくれる職人さんのおかげ。本当に感謝しています。「ヴァイオリン製作科の工具その1」はこちら
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