2018年05月02日
バロックヴァイオリン
- ヴァイオリン製作科
「バロックヴァイオリン – baroque violin」をご存知でしょうか?
様々な定義はありますがバロック時代(17世紀〜18世紀中頃)に製作され
モダン・ヴァイオリンに改造されていないもの。
(モダン・ヴァイオリンは19世紀以降、古い名器に改良を加えたり、バロックヴァイオリンを真似て新しく作られたもの)
ネック、指板、駒、テイルピースがバロック時代の様式の特有の形状のものを指します。
また一口にバロックヴァイオリンといっても、製作された時期や地域によって特徴が変わってきます。
モダンヴァイオリンとの違い
モダンヴァイオリンとの大きな違いと言いますと、
殆どのバロック・ヴァイオリン奏者は、バロック時代にはまだ発明されていなかった顎当や肩当を附けずに演奏します。
そうすることで自由度が高い自然な体勢をとることができます。
そしてバロック時代の習慣に倣って、多くのバロック・ヴァイオリン奏者はガット弦を使用しています。
モダンヴァイオリンはスチール弦・ガット弦・ナイロン弦と多種多様です。
こちらがバロックヴァイオリンです。
ヴァイオリン製作室に飾ってあるストラディヴァリウスの写真。
偉大なストラディヴァリウスもバロックヴァイオリン。
ヴァイオリンって奥深く、興味深い楽器です。
LoveMusic♪
バロック弓についての記事もあります。ご興味のある方はこちらもご覧ください。
バロック弓と製作途中のチェロ
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一緒に学べること、楽しみにしています。
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