「音楽は即興にあり」
「音楽は即興に始まる」
大切な即興演奏力と演奏家としての自己表現を
ビッグネームの傍でしっかり学ぶ
即興が学べる。
どこよりも多く、どこよりも楽しく自由に
国立音楽院は、音楽は閉ざされたアートではなく、もっと即興的で開放的で生き生きした、人と人とのふれあいのための最高のメディアだと考えます。だから、好きな音楽を活かせるたくさんの仕事を見つけます。私たちの「自由・創造・自立」の理念は、毎日のように学院の中で聴かれるジャズやロック、リトミックや音楽療法の即興などに、分かりやすく楽しく体現されています。
「即興演奏」といっても、一音一音その場で作曲しているわけではない。またそれは天の啓示によるものでもなく、思考をすることを脱するまで練習された断片を予め用意することによって生まれるかもしれないケミストリーの追求、ということになるのではないだろうか。
ジャズサックス
三木 俊雄
バークリー音楽大学卒業。’96年より自己の率いる『フロントページ・オーケストラ』の活動を続け、『ハーモニー・オブ・ザ・ソウル』『ストップ & ゴー』を発表。ジャズシーンのみならずDOUBLE、押尾コータロー等とのコラボを手掛ける一方、小曽根真率いる『No Name Horses』のメンバーとして活動する。
即興演奏は最終目標で、そこに向かい自由を獲得するために日々練習し色々な努力を重ねて居りますが、99%が真の即興演奏ではありません。何らかの練習した音使いで有ったり、指グセで有ったりします。逆に即興性を重視し、それを得る為に考える事自体が即興演奏を阻害しているとも考えられます。そんな堂々巡りを繰り返してます。
ジャズサックス
森 重夫
東京音楽大学サクソフォーン科卒業。現在は演奏活動と後進の指導にあたっている。Jazzのライブ演奏のみならず、歌謡曲のスタジオ録音やミュージカル、ソシアルダンスミュージックまで幅広い活動をしている。
即興演奏とは、時間制限の有る“瞬間作曲”頭に浮かんだメロディを、時間差無く、楽器、或いは“声”で会話、表現する事。通常、会話する場合、使用される言語、文法、話の進む方向等は無意識で可能、と同じで、即興演奏を可能にするには、“音楽の文法を習得”が必須となる。
ジャズトランペット
中川 嘉弘
プロのジャズトランペットプレーヤーとして第一線で活躍中。マウスピース研究者としても第一人者。ヤマハよりトランペットマウスピース中川モデルとしてジャズ用クラシック用合わせて17品目発売中。大好評を得ている独自のトランペット研究を元に、中川モデル『ビッグサウンド』も大好評。開発の遅れているジャズ・ポップス用楽器並びにマウスピースの必要性、クラシック一辺倒の日本のメーカーに新風を送り込んでいる。自バンドのCDも大好評。
ある程度の自由は与えられますが、良いも悪いも自己責任です。共演者によって、自分の思わぬ方向へ行くこともあります。行先の見えない歩みを、自分のイメージを見失わないように何とか進めていく、というのが私にとっての即興演奏です。
ジャズピアノ
則岡 徹
5歳よりクラシックピアノを繁田寛子氏に師事する。高校時代にFMラジオから流れるジャズの世界に心を奪われ、大学卒業後渡米。ボストンBerklee音楽院にてビル・デイビス、レイ・サンティシ、エド・ベドナー、各氏に師事する。演奏と理論、作曲を学び卒業。グラミー賞受賞者であるSpeech(Vo)やRichie Cole(As)、Bill Watrous(Tb)、寺井尚子(Violin)、ゴンチチ(Gt Duo)、石井竜也(Vo)、広瀬香美(Vo)、横山剣(Vo)とも共演する。ソロピアノをはじめ様々なかたちでの活動を行っている。
コミュニケーション。自分が何を言うかの前に、何についての会話なのか、相手は何を言いたくて実際に何を語っているのか、どこに向かってオチを付けるのか。そんな中で一番重要なのがその会話に本気の興味を持つこと。自分の話ばかりしたがる人はどこでも輪に交ざれないもの。日常生活の縮図。
ジャズドラム
齊藤 たかし
東京藝術大学音楽学部器楽科打楽器専攻卒業。同大学在学中からツアー、ライブ、セッション、レコーディングドラマーとしての活動を展開。様々なアーティストとの共演をはじめ、自身がインストラクターを務めるルーディメント、ドラム教則DVD「ドラマーのためのリズム強化トレーニング」がアトス・インターナショナルから発売中。クラシックで培った確かなテクニックと表現力を基に様々な音楽をドラムで駆け抜ける。
即興演奏とJAZZのアドリブは厳密には同じではありませんが、自由にその瞬間に感じたものを音で表現する、という意味では、常に演奏の際に心がけています。もちろん決まり事や他の音とのバランスをとりながら。
ジャズベース
酒井 一郎
早稲田大学在学中は「モダンジャズ研究会」に在籍、当時よりライブハウスの他、いずみたく氏のミュージカル伴奏などを手がける。平岡精二グループ、福原彰カルテット、テリー水島、フライング・キャブ等で演奏。現在はフリーでジャズクラブやライブハウスで演奏。高浜和英のトリオメンバーとして、水森亜土のバックも務める。
即興演奏は今の自分の心を表すものでありまぎれもない真実の言葉です。なぜならそれが備えられた言葉ではなく今表現したい言葉だからです。準備すれば大げさにもなるし飾られてしまう事もある。即興音楽には偽りはない、まぎれもなく真実の言葉なのです。自分にしか表現できない言葉、それが私にとっての即興です。
ジャズピアノ
池田 公生
キャピトル東急ホテルで長年専属ピアニストを務める。国内外の一流音楽家と多数共演。現在は自己のバンドを率い、全国コンサート、ホテル、ライブハウス、ジャズクラブ、豪華客船等で演奏。2010年にはアメリカでコンサートを開催し絶賛される。テレビ朝日、NHK、TOKYO FM他多く番組に出演。「ピアノスタイル」(リットーミュージック)、「ミュージックセラピー」(音楽之友社)に連載する他、バンダイ「アンパンマンシリーズ」に作編曲を多数提供。「音楽は愛」が信条。
即興演奏は、長年勉強して来たジャズのスタンダード曲の和音とモード、そして、フリージャズの参考として、シェーンベルグや、ケージ等の理論も少し研究し演奏してきましたが、自分で満足した演奏はあまり有りません。これからも即興演奏に挑戦して行こうと思っています。
ジャズピアノ
今田 勝
全国各地、海外でのコンサート、フェスティバル等で多数の演奏活動を行い高い評価を受ける。長い間トップミュージシャンとして活躍。ジャズ界の個人対象の最高名誉である「南里文雄賞」を受賞。レコードヒット賞2枚を含む40枚に及ぶリーダーアルバムを発表、2013年には日比谷公会堂に於ける「サマージャズ・フェス」に45年間連続出演し、ジャズの振興と向上に尽力した功績として表彰される。常に若々しい情熱で、精力的に活動している。2017年12月国立音楽院取締役指導講師に就任。
私にとっては、ほぼ[会話]と同じです。勿論、下書きや台本はありません。そこで誰とご一緒して、どの様な楽しいやり取りが出来るか、という事が最も楽しいと思っています。そして、[Jazz]という形態は、そのウェイトが最も大きいとも思います。
ジャズドラム
田中 文彦
昭和29年生、東京出身。ドラムは14歳から始める。中学、高校でのロックバンド演奏生活を経て19歳の時より、新宿PIT INNほか、主に関東のJazzライヴハウス出演からプロへ。以降、自分のバンドの他(故)松本英彦氏、鈴木章治氏などのバンドで演奏。30歳代後半からは、Jazz Bandと並行してオペラ歌手とのコンサート、またクラシック打楽器奏者のグループでのコンサートやレコーディング。加えて学生向け音楽鑑賞会専用バンドを持ち、小/中/高各学校に赴き演奏をしている。ドラム講師としては、46年を超える。
楽器を使い、毎回自由に作曲する。ある意味クラシックと対極と思います。即興は出来ると楽しいけど奥が深いです。だからこそやりがいが有ります。即興を始めて34年。今でも毎回様々な発見が有ります。人生も即興の連続です。基礎と即興の両輪を大切にですね♪
トロンボーン
郡 恭一郎
ただいま準備中です。
僕にとっての即興演奏は、言葉を話すように自由に演奏する事です。雄弁でなくとも、自分の思う事を自分の言葉で話せるようなギタリストになりたいと思っています。毎日練習し、たくさん演奏しないと言葉のように話す事はできません。本当に楽しい事でもあります。自分は器用な方ではないので地道に歩もうと思っています。
ジャズギター
岩谷 耕資郎
徳島県出身。10才よりギターを始める。大阪芸術大学在学中、村山義光氏に影響受け、上京後、東海林由孝氏に師事。JAZZ、BRAZILIAN、 WORLD MUSIC など幅広い分野でセッションミュージシャンとして活動中。「Dutch Jazz Summer School In Korea」の特別講師としてマスタークラスを毎年担当している。他香港、広州などでのLIVE、レッスンなども精力的に行っている。
To me, Improvisation gives a song 3 elements: variation, climax and excitement.Basically speaking, Improvisation is when the musician plays something,without any written music,that he/she has not prepared or practiced before.
Higher level Improvisation is when the musician (now called "artist")plays something to expresses a feeling in his/her heart.Improvisation can be a short, 8 measure phrase,or it can be a complete song!
ジャズギター
Tim Donahue
バークリー音楽大学卒業。作曲、演奏、音楽制作プロデューサー、ギターデザイナー。大手レコード社日本クラウン、EMI 東芝などから数多くのソローアルバムをリリース。作曲者として500以上作品を公開中。JASRAC(日本音楽著作権管理協会)に100以上のオリジナル曲が登録され、HONDA・NISSAN・日本銀行などのCM音楽を手がけている。
即興演奏というと「何をやっていいか分からない」「難しくて出来ない」というイメージが一般的でしょう。自分の持っている最低限のスキルで思ったまま演奏すればそれが即興演奏なのです。譜面を読むより簡単だと私は考えています。
ジャズドラム
菅野 吉也
バークリー音楽大学でドラムをEd Uribe、ラテンパーカッションをGiovanni Hidalgoに師事。帰国後は、フュージョン、ラテン、ジャズ、ポップス、などの数々のミュージシャン、故大村憲司、野呂一生、東原力哉、納浩一、和泉宏隆、宮崎隆睦、富岡ヤスヤ、原田真二、大黒摩季、三原じゅん子、広瀬香美、等のライヴやレコーディングに参加。現在、日本民謡を基調とした、アコースティックバンド『香都~Koto~』や、モンゴルの弦楽器、馬頭琴のバンド『Hemell(ヒメル)』、ズーラシアンブラス等に参加。ドラムサークル協会認定ファシリテーター。
私にとって即興とは、楽器をとおして自分の”歌”を自由自在に表現するということです。その”自由自在”を手に入れる為に、テクニックやリズムのトレーニングを積み理論を学び、少しでも多くの音楽を聴き研究し、より多くのボキャブラリーの引き出しを得ていく。そこに独自の表現スタイルやコンセプトが加わり、その先に理想とする即興が存在すると思います。
ジャズギター
保科 篤志
Musicians Institute、Berklee音楽大学を共に優等学位で卒業。ジャズギターを井上智、Peter Sprague、Joe Diorio、高内春彦などに、作曲・アレンジをHerb Pomeroyなどに学ぶ。またクラシックギターを故稲垣稔氏に学ぶ。グラミー賞受賞アーティストArrested DevelopmentのSPEECH(Vo)と2度にわたり共演。現在はジャズギタリスト兼作曲家として活動する他、ポップスアーティストのサポート、ミュージカル等幅広く活動をしている。
ひとつはその曲のコード進行やフォームに乗っ取って表現する方法。もうひとつは何も無い所から自由に音楽を作り上げて行く方法です。前者は言って見れば編曲に通じる物で、後者は作曲に通じる物だと僕は思ってます。
ジャズドラム
Jun Saito
私は人生の三分の一をアメリカで過ごした。40年以上の音楽生活の中で、沢山の素晴らしい仲間と、素晴らしい音楽に出会えた事を感謝している。 今後ミュージシャンとしては勿論、指導者としても音楽の楽しさを沢山の人に伝えていきたいと思っている。