国立音楽院

音大卒業生の進路

国立音楽院にはさまざまな経歴、音楽経験の方にご入学を頂いております。 音楽大学を卒業後の進路として、また少しブランクがあって音楽への復帰を考えている方など、「音楽の仕事」探しに入学される方が増えています。 音大卒業生たちにまず驚かれるのは、音楽大学にはない社会に活かせる実践的な授業と「即興演奏」。 「即興演奏」を身につけて、カルチャーセンターでの音楽講師、施設での音楽療法士としての活躍、プレイヤーなど、在校中から仕事をする人も少なくなりません。一生涯、音楽に携わっていくチャンスを掴んで下さい。

  • 奏でる音楽から繋ぐ音楽へ
    佐藤 文月専門部(東京藝術大学中退)

    国立音楽院と音大の違いは、入学後すぐに気付きました。まず、音楽ジャンルが広いこと。クラシックはもちろん洋楽や演歌、最近はアニソンまで、同時に触れることができます。幼少時よりクラシックだけを専門に学んできた私にとって、世の中にはこんな音楽があるんだという発見と、何よりこれまでの狭い音楽の世界から解放された喜び、音大とは違って社会に出た時に役に立つ本当の意味で生活に根付いた音楽を、ジャンルを越えて学べる自由な環境は大変衝撃でした。様々な音楽に触れることは、クラシックを弾く際、改めてハーモニーを感じ、曲に寄り添うきっかけともなりました。音楽を学ぶ上で年齢は関係ありません。優劣もありません。音楽に対する大きな志と強い信念を持たれた講師の方々のご指導のもと、上手も下手もなく、皆で創り分かち合う音楽を学べたことで、音楽との向き合い方が変わり、ようやく私らしい生き方をみつけられたような気がします。

  • 慰問演奏から、音楽を仕事にする。自分のペースで学びながら、音楽療法士をめざしています。
    横山 一恵音楽療法学科(東京音楽大学卒業)

    音大卒業後、ピアノや歌に携わる仕事をしながら病院や施設等での慰問演奏を続けてきました。そんな中、以前より心に温めていたことが段々と膨らんでいったのです。それは「音楽療法を学びたい」という思いでした。 そして出会ったのが国立音楽院でした。興味のある授業を自由に選択出来るシステムなので、自分のペースで学習できることに大きな魅力を感じています。また様々な年齢や職業の方々と共に学べることで、新鮮で楽しい学生生活となっています。熱心にご指導下さる先生方のもと、夢に向かって1歩ずつ進んで行きたいと思っています。

  • 諦めきれなかったリペアマンへの道。音大で学んだ演奏経験をリペアに活かし、将来へ活かしていきたい。
    川越 悠梨枝管楽器リペア科(昭和音楽大学短期大学部卒業)

    高3で進路を決める際に管楽器リペアを学ぶか音大に進むか悩んだ結果、音大へ進学しましたが、どうしても管楽器リペアを学びたくなり、卒業後に国立音楽院に入学しました。演奏経験のある金管楽器のリペアは構造や扱い方などを知っている分、比較的理解しやすい一方で、演奏経験のない木管楽器をリペアする難しさを感じつつ、日々技術の向上に励んでいます。この学校には幅広い世代の学生がいますが、年齢に関係なく話したりアドバイスし合える友達がたくさんできます。また、空いた時間でしっかり自習ができたりと楽しい学生生活を過ごしています。

  • 役に立つ音楽を学び社会に活かしたい。学んだことを活かせる実践的なカリキュラム。
    指田 美知代専門部(国立音楽大学卒業)

    音大卒業後、自宅でピアノを教えてきましたが、母のような高齢者に元気を与える仕事がしたくて国立音楽院に入学しました。ピアノが弾けても、それを社会で役立てるにはまた別の技能と知識が必要でした。それを魅力溢れる素敵な先生方から学んでいます。主に音楽療法関係の授業を履修していますが、他にもナレーションなど以前から興味があった特色ある科目を学べた事や、異世代の友人ができたことも大きな収穫です。卒業後は、若返りリトミックや幼児リトミックの現場で活動することが目標です。

  • 音楽大学にはない、大きな収穫は座学ではなく『音楽のちから』。 『音楽のちから』を改めて認識したと同時に、音楽の役割も私自身が体で感じ学んだ。
    湯浅 麻美専門部(武蔵野音楽大学卒業)

    音楽は座学やスキルだけでは学べないもっと深いもので、国立音楽院ではその深い部分を学べます。実際、私は音大では表面的な事しか学べず悶々としていましたが、国立音楽院に入学し仲間と意見を共有したり様々なワークを通じて、体で音楽を感じ学べた事は、行き詰っていた私の音楽を良い方向へと導く突破口となりました。音大出身で将来を悩んでいる方は多いと思います。音楽に対する熱意とは裏腹に、音楽で生きていくのが難しいという現状があります。しかし、音楽に宿る強い魔力は認められつつあり、それを活かした仕事はこれからさらに必要とされるに違いありません。自分自身を信じ、音楽の可能性を信じよう!