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国立音楽院

2017年12月27日

ニューズウィーク日本版で国立音楽院が取り上げられました

2017年12月26日発売の「Newsweek 日本版 新年合併号2018年1/2・1/9号」にて
国立音楽院が取り上げられました。

世の中のトレンドをリードする話題のモノ、ヒト、コトなどを紹介「The Extra Edge」で特集されています。

■「Newsweek 日本版 ISSUES2018」
http://www.newsweekjapan.jp/magazine/205578.php

「自由・創造・自立」の理念で、好きな音楽を一生の仕事に活かす

掲載記事内容紹介

子供の可能性を引き出す。幼児リトミックの第一人者

国立音楽院 理事長・新納重臣の写真。身振り手振りを交えてにこやかな表情で語りかけている様子。

音楽を学ぶ学校は数あるが、卒業後に音楽関係の就職に結びつくとは限らない。そのような状況の中で、1985年の創設当初から「好きな音楽を一生の仕事に」を理念とする学校が、東京・世田谷の国立音楽院である。1967年に国立市で開講した音楽ホーム教室を前身とする同音楽院は、日本で初めて本格的な幼児リトミック指導員の養成を始めた。現在、リトミック本科など全21の学科・学部を設置している。
幼児リトミックとは、音楽やリズム遊びを通じて子供の心を育むプログラムのこと。同音楽院の創設者であり理事長を務める新納重臣氏が、そのきっかけ語ってくれた。「音楽ホーム教室を始めたころ、生後4ヵ月くらいの赤ちゃんがピアノの音に反応し、嬉しそうに手足を動かしたのです。それを見たときに、人間の個性や能力が形成される敏感な乳幼児期にこそ、音楽リズムを体感させ、心の調和を図ることが大切ではないか」と思ったのだという。そして、考え出されたのが、自由な感性と可能性を引き出す幼児リトミックだったのである。

幼児リトミック教室風景。鏡に貼られた動物の絵に向かって参加者の女の子3人と先生。

現在、幼児リトミック教室は全国のカルチャーセンターなどで展開。同時にリトミック本科では、教育や芸術、発達心理学、音楽療法などに基づく独自のカリキュラムで、幼児リトミック指導員を養成。国立音楽院独自の認定資格制度を設け、卒業後の就職をサポートしている。

音楽を福祉に活用することで、新しい仕事の需要を開拓する

国立音楽院では高齢者に対する音楽療法にも早くから取り組み、1995年に音楽療法学科を設置。音楽療法には、音楽を聴いて心身をコントロールする受容的音楽療法と、歌ったり楽器を演奏したり体を動かしたりする活動的音楽療法がある。とりわけ活動的音楽療法は高齢者介護などの福祉の現場で活用され、うつ病や認知症などの病気の改善に役立ったという例も報告されている。そこで新納氏が注目したのは、音楽療法は健康な人の介護予防や健康増進にも役立つという点。「幼児リトミックのノウハウに、高齢者向けの音楽療法を取り入れた若返りリトミックを考案しました。音楽に合わせて楽しく歌い、体を動かすことで心身ともに若返らせるのです」と、その狙いを話す。
若返りリトミックは現在、全国90ヵ所以上の福祉施設に導入され、同音楽院の卒業生たちが音楽療法士や若返りリトミック指導員として活躍する場にもなっている。そして、卒業生が働く場は福祉施設にとどまらず、カルチャーセンターなどにも広がりを見せている。

幅広い学科・学部を設け、さまざまな可能性を提示する

好きな音楽を仕事に活かしてもらうために、力を入れていることは多数ある。「ピアノ調律科では調律師の国家資格取得を指導。ギタークラフト・リペア科では、ギター職人(ルシアー)になるための指導が受けられ、ヴァイオリン製作科ではヴァイオリン製作の技術を学ぶことができます」と、新納氏が説明する。興味深いのは、管楽器を修理する技術士(リペアラー)を養成する管楽器リペア科では、リペア技術と演奏の両方を学べる点だ。新納氏は「スペシャリストとは演奏もできるリペアマンのこと。演奏ができればプレイヤーの心を理解でき、こうした人がリペア技術を学べばスペシャリストになれます」と話を続ける。卒業後の仕事を確保するため、国立音楽院がKMA管楽器リペア工房を立ち上げ、卒業生はここで働くこともできる。

管楽器を修理する管楽器リペア科の学院生。

ほかにも音響やレコーディング技術などを学ぶ音響デザイン科など、どの学科も就職先を極力確保している。もちろん、プロのミュージシャンを目指す人に対してもプロミュージシャン科など、多彩な音楽ジャンルやスタイルの学科を用意。さらに、希望者には海外留学の道も開かれている。「音楽を一生の仕事にする」という理念で共鳴するイギリスの名門校、トリニティ・ラバン・コンセルヴァトワール・オブ・ミュージック・アンド・ダンスと提携。海を越えて音楽と友情の交流が広がっている。学びの場では夢のある人たちが集まり、好きな音楽に夢中になれる。こうした環境ゆえ、不登校の中高生も安心して通うことができる。高等部では通信制サポート校との提携により、高校卒業資格の取得も可能。一方、大学生や社会人にも、土曜・日曜のみのクラスがあり、多様な学び方を提案。さらに障がい者も受け入れており、健常者と同じ教室で学ぶインクルーシブクラスを設けている。2017年に開催された、障がい者の音楽コンテスト「第14回ゴールドコンサート本戦」では、同クラス卒業生の太田将誉氏がグランプリを獲得。障がい者の活躍の場を広げる一助となっている。こうした取り組みによって、国立音楽院では12~71歳というさまざまな世代の学院生が集まり、これまでに6700人もの卒業生を輩出してきた。「精神の完全自由」をモットーとした「自由・創造・自立」という理念と、一般の音楽専門学校や音楽大学にはない、学部に関係なく好きな授業を選べる独自の教育システム。あらゆる可能性にチャレンジできる環境によって、「好きな音楽を一生の仕事に」できる、類まれない音楽学校といえるだろう。

国立音楽院ビッグバンドの演奏風景。数名が管楽器を演奏している様子。

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