昼間部・夜間部【2年制・3年制/定員20名】
誰にでもわかる楽しい演劇として大衆芸術の世界への広がりも
オペラはそのスタイルによって悲劇性を題材にしたイタリア正歌劇「オペラセリア」、滑稽な風刺性、軽快な音楽に重唱を採り入れた喜歌劇「オペラブッファ」、そして叙情性豊かな独唱歌曲形式で優美にして華麗な「アリア」や「レチタティーヴォ」によって構成されています。その他、オペラコミックスや歌劇、独唱や合唱に対話を交え娯楽的要素が強い軽演劇「オペレッタ」などがあります。最近は各地の文化クラブなどが中心となって「省エネオペラ」と称し、オペラハイライト形式による誰でも手軽に参加できるステージも開かれています。これまでオペラといえば、インテリゲンチュアでエリート意識の強い一部の人たちの趣味と思われがちでしたが、誰にでもわかる、楽しく、愉快で、おもしろい演劇として身近な大衆芸術の世界へと広がりを見せ始めたのは、喜ばしいことです。