昼間部・夜間部【2年制・3年制/定員20名】
各種管楽器の修理技術者が絶対的に不足している現状
「名演奏家の陰に名リペアマンあり」。そんな名言とは裏腹に、現状では各種管楽器の修理技術者が不足しています。国立音楽院ではそうした音楽界の課題を解決するべく、管楽器リペア科を立ち上げ、演奏者の多様な要求にも対応でき、修理の信頼性を高めることができるリペアマンの育成に努めてきました。学院生はリペア職人として長年の実績をもつ技術者から修理技術を学ぶだけでなく、自由でしなやかな感性と高度な音楽テクニックを身につけ、リペアラーにとどまらない幅広い音楽活動も望めます。本科では2年間で国内のメーカーはもとより海外の主要メーカーの修理技術を習得。さらに深く技能の向上をめざす学院生は3年目のカリキュラムに進み、研鑽を積みながら音楽院併設のリペア工房で活躍することもできます。授業以外にも自由に教室や自習スペースが使え、自主作業ができる環境が整えられているのも強みです。