音大卒業生の進路として
国立音楽院にはさまざまな経歴、音楽経験の方が在籍しています。音楽大学卒業後の進路として、また少しブランクがあって音楽への復帰を考えている方など、「音楽の仕事」探しに入学される方が増えています。音大卒業生たちがまず驚くのは、音楽大学にはない社会に活かせる実践的な授業と「即興演奏」。「即興演奏」を身につけて、カルチャーセンターでの音楽講師、施設での音楽療法士としての活躍、プレイヤーなど、在校中から仕事をする人も少なくありません。一生涯、音楽に携わっていくチャンスをここで掴んで下さい。
「1年コース:専門部」、「2年コース:本科」のご案内
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1年間のショートプログラムコース
様々なライフスタイル・目的・経験(未経験の方も大歓迎です)・レベル・履修スケジュールに応じたカリキュラムを組むことができます。
通常のコースでは2年制(昼間部・夜間部のどちらかが選べます)となっておりますが、1年間学ぶショートプログラム「専門部」もございます。
「専門部」として1年間通われた後に、2年制コースの「本科(各学科)」へ進級する事も出来ます。面倒な手続きは不要。希望される学科の学費との差額をお支払い頂くだけでもっと学びたい!というお気持ちを叶える事ができます。まとまった期間と学費を費やす事を考えるとハードルが高く感じられる方は、まずは1年間通ってみてその後を考えるという選択をされる方も多くおられます。 -
2年間の本科コース 昼間部・夜間部
アカデミックな音楽教育を受けてこられた方にも求められる「お仕事の現場」に繋がるプラスαを。
これまでに修得されてきた知識や技術を生きたものにするために、社会生活や仕事現場と直結する現実的な人間力を身に付けます。国立音楽院では音楽を総合的に学べるよう様々な学科をご用意しているだけでなく、目的や目標に合わせて時間割を自由に組むことができます。福祉・教育の現場に音楽を応用する為に即興演奏力を磨いたり、楽器製作や修理の技術・調律などを学んだり、音楽ビジネスの発想を学んだり。組み合わせ方は自由です。音楽+サムシングで確かな未来を築きませんか?
平日夜間(18:00~21:00)と土日終日の履修が可能な夜間部もご用意しています。生活スタイルや選択したい授業スケジュールに合わせながら、コースをお選び頂けます。
即戦力として求められるプロフェッショナルな技術を向上させるべく、3年目・4年目と、学習に必要な期間を延長していく事の出来る「研究科」へ進級する事で、音楽と共に生きる歩みを確かなものにしていく事もできます。
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渡邊 彩
大学4年時に進学するか就職するか悩んでいた時に、管楽器のことをもっと知りたい、楽器のことを学びたいと思い進学を決めました。リペアを学びながら、演奏出来るこの学校を知り、自分のやりたいことが出来るので入学し、管楽器リペア科を学びつつ、演奏系の授業を履修し勉強しています。卒業後は演奏活動をしつつ、リペアの知識を活かして楽器指導をしたいと考えております。現在地元で茨城出身の音大卒と現役音大生で構成されている団体で演奏活動をしております。
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稲葉 奈津子
ヴァイオリンの製作に憧れて入学しました。オープンシラバスで興味は持ちつつ今まで触れたことのなかった分野も学ぶ機会を得て、声楽や幼児リトミックを学びました。授業で出会った仲間とライブをしたり、学院内のイベントに参加したことがとてもよい経験となっています。当初考えていたプランとは全く違う学院生活となりましたが、充実した2年間を送ることができました。