声楽・オペラ科2024年06月19日
声楽・オペラ科
■ ミュージカルコース ■ バレエコース ■ 演劇ナレーターコース
昼間部・夜間部【2年制・3年制/定員20名】
歌って、踊って、演技する、バランスのとれた声楽家をめざして
取得可能資格・進路
- オペラ、合唱団員、演劇家
- 音楽教室、児童合唱団講師
- 声楽による幼児リトミック指導員・音楽療法士
- 劇団四季
- 新国立劇場オペラ研修所
- その他履修科目に応じた資格取得
レッスンのポイント- POINT OF LESSON -
単にして深なる「声」の神秘性と可能性を総合的に追求
誰にでもわかる楽しい演劇として大衆芸術の世界への広がりも
オペラはそのスタイルによって悲劇性を題材にしたイタリア正歌劇「オペラセリア」、滑稽な風刺性、軽快な音楽に重唱を採り入れた喜歌劇「オペラブッファ」、そして叙情性豊かな独唱歌曲形式で優美にして華麗な「アリア」や「レチタティーヴォ」によって構成されています。その他、オペラコミックスや歌劇、独唱や合唱に対話を交え娯楽的要素が強い軽演劇「オペレッタ」などがあります。最近は各地の文化クラブなどが中心となって「省エネオペラ」と称し、オペラハイライト形式による誰でも手軽に参加できるステージも開かれています。これまでオペラといえば、インテリゲンチュアでエリート意識の強い一部の人たちの趣味と思われがちでしたが、誰にでもわかる、楽しく、愉快で、おもしろい演劇として身近な大衆芸術の世界へと広がりを見せ始めたのは、喜ばしいことです。
現役トップクラスの講師陣が学院生の舞台を支える
国立音楽院の声楽・オペラ科で指導に当たるのは、現役トップクラスの講師たち。基礎的な発声練習はもとより、オペラ実習の授業ではモーツァルトの傑作「フィガロの結婚」「魔笛」などに挑戦。それぞれの頑張りに対し配役が決められ、毎年、年度末に開催されるオペラ発表会で練習の成果が実感できます。歌って、踊って、演技するバランスのとれた声楽家やタレントが活躍する昨今、声楽・オペラに関わる授業だけでなく、自分の得意や売りを専門以外から見つけ出すことで、より広く音楽の世界を見渡すことができます。たとえば国立音楽院が開発し研究を重ねてきた幼児リトミック指導員や音楽療法士に、声を活かしたエンターテインメントを掛け合わせることで、幼児から高齢者までに喜ばれる仕事になり得ます。
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カリキュラムの一例- CURRICULUM -
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学院生からのメッセージ- MESSAGE -
西岡 剛
私は、声楽をやりたいと思い、始めは高等部に転入しました。そして高等部卒業後、この声楽・オペラ科に進級することにしました。声楽はもちろんのこと、クラシカルピアノも学んでいます。授業もオペラ系もあり、ミュージカル系もあり、その他のジャンル(合唱等)もあるのが良いです。そして、先生方が優しく丁寧に教えてくださり、親身になって話を聞いてくださいます。自分らしくいられ、過ごしやすい環境の学院です。