
ヴァイオリン製作科2023年06月15日
昼間部・夜間部【2年制・3年制/定員15名】
ヴァイオリンをはじめ、ヴィオラ、チェロの製作、コントラバスの修理も学べる。
ドイツマイスターや国際的に活躍する講師陣の指導で、一流の弦楽器職人を育成します。
伝統と感性の織りなす芸術品 - ヴァイオリン。この学科が始まってから28年、国立音楽院は弦楽器職人を育成し続けてきました。120にも及ぶ製作工程の一つひとつに製作者の魂が注がれるこの楽器を扱うため、学院生としてではなく「職人」としてその腕を磨き、心構えも学んでいきます。「生涯修行」ともいえるこの道で、一流の職人を目指す第一歩を国立音楽院で踏み出しましょう!
ヴァイオリン製作科2023年06月15日
ヴァイオリン製作科2023年03月22日
ヴァイオリン製作科2022年09月26日
ドイツマイスターを取得後にドイツ国内の工房で工房長を務め後進の指導にも携わった山田聖氏はじめ、国際的に活躍する指導講師陣が様々な実践や経験を通して得た技術と精神を伝えます。ヴァイオリン工房や楽器店に就職した方、独立して工房を構えた方、海外留学した方など、卒業生の皆さんは様々な道へ歩みを進めています。
ヴァイオリン製作科では10代~70代とあらゆる世代の方が学んでいます。社会人の方、高校・専攻学校・大学を卒業した後に入学される方、大学とのダブルスクールで入学される方など様々、完全個別指導で、夜間部や週末単科コースなど生徒各々のライフスタイルや学ぶ目的に合ったプランを選択いただけます。
■ 理論
弦楽器の歴史を学ぶほか、外部講師や各分野の専門家を招いて特別授業を実施。作業内容を正しく理解できたかを確認するため、レポートにまとめます。
■ 道具の仕立て
刃物の研ぎ、数十種類以上に及ぶ道具の仕立てや調整、ヴァイオリン製作に必要となる特殊な道具も自ら製作します。
■ 製作
マイスター山田聖氏の製作方法を教科書とし、伝統的かつ緻密な製法で多くの工程と長い時間をかけ丁寧に仕上げます。
■ 製作課程修了後
ヴァイオリンを1年製作した後は、ヴィオラ・チェロの製作やヴァイオリン・ヴィオラ・コントラバスの修理が学べます。長期休暇にも先生の指導が受けられる年間授業計画がありますので、確実に技術を習得していくことができます。
■ 3年制の導入
宮城キャンパスで導入してきた3年制の学習計画を東京校でも導入します。弦楽器を扱う職人としての確かな歩みを望む方はじっくりと腰を据えた3年制での技術習得をおすすめ致します。
■ 外部の専門家による授業
「弓の修理調整」や「ニス塗装」についてなど国内トップクラスの専門講師をお召きした特別講義も開催
長澤 和喜
魂のこもった音楽には人の心を癒し、前を向かせてくれる力がある。そんな体験をしたことがあり、自分の作った楽器や音楽で誰かの心を癒すことができたらいいなと思っていました。ヴァイオリンは自分にとって親しい存在だった為、この学校で製作や修理、調整に進む道を選びました。演奏者に寄り添うことができる様、オーケストラや弦楽アンサンブルなど実技の授業から演奏者が楽器に何を求めているのかをより理解できる様にここでは勉強しています。卒業後は楽器店に就職し楽器の修理や調整をしながら、製作は個人で進めていこうと考えています。卒業前から楽器店でインターンをし、学校とは違う現場の基礎を身につけて職人として社会に出られる様、働き口を見つける機会があれば積極的に捉える様にしています。