ヴァイオリン製作科2025年09月26日
昼間部・夜間部【2年制・3年制/定員10名】
30年以上、多くの技術者を輩出してきた
歴史ある<弦楽器職人育成学科>
伝統と感性の織り成す芸術品、ヴァイオリン。とりわけ数百年引き継がれてきた名器のもつ自然で伝統的な美しさには、誰もが魅了させられます。国立音楽院にヴァイオリン製作科が設置されて30年。ヴァイオリン職人を育成する学科として、多くの技術者を育成し続けてきました。指導に当たるのは、職人として多くの経験を積んできたベテラン講師陣。長年の弦楽器製作の実践や経験を通して得た技術と精神を伝えます。
ヴァイオリン製作科では10代〜70代と幅広い世代の方が学んでいます。社会人、高校・専門学校・大学を卒業後に入学される方、大学とのダブルスクールで入学される方などさまざまです。完全個別指導で、夜間部や週末単科コースなど、各々のライフスタイルや学ぶ目的に合ったプランを選択することができます。刃物の研ぎ、数十種類以上に及ぶ道具の仕立てや調整も自ら行い、伝統的な製法でヴァイオリン製作に臨み、丁寧に一台の楽器を仕上げます。実習を通して職人の基礎を取得した後、卒業生は楽器店に就職し経験を積んだり、留学をしたり弦楽器職人としての道へ歩みを進めています。
(株)宮地楽器・イルヴィオオリーノマジコ・(株)島村楽器・(有)ミュージックプラザ・(株)伊藤楽器・(株)イズタバイオリン・(株)文京楽器・(有)サクラ・(株)タツノヤ商会・(株)ヴィルトゥオーゾ・(株)日本ヴァイオリン・(株)北里楽器・(株)クロサワヴァイオリン・(株)下倉ヴァイオリン・(有)マツオ商会・(株)国際楽器社・リジカーレ・(株)シャコンヌ・(株)白川総業 etc
海外留学
クレモナ国立バイオリン製作学校・ミラノ市立弦楽器製作学校・ミッテンヴァルト国際弦楽器製作学校
三浦 陸来
ジュニアオーケストラに所属していました。弦楽器の仕組みにとても興味が湧くようになり、ヴァイオリン製作科に入学しました。ここでは先生たちが一人ひとりの作業のペースに合わせ、親身になって教えてくれます。チェロを演奏することしか弦楽器との関わりがなかった私でも、ヴァイオリンを自分のペースで造り上げることが出来ました。演奏の交流も盛んで、自分の原点であるチェロの演奏もでき、多忙ながら充実した日々を送れています。
山田 聖
無量塔蔵六氏の工房に入門し園田信博氏の工房を経て西独(当時)Regensburgの工房に就職。Geigenbaumeisterの資格を取得しドイツ国内の工房で工房長となる。1996年に帰国後、独立開業し都立大学に工房を開く。日本弦楽器製作者協会正会員。
米井 伸夫
国立音楽院ヴァイオリン製作科卒業後、イタリアに渡る。Civica Scuola di Liuteria di Milano(ミラノ市立弦楽器製作学校)にて、Paola Vecchio氏、Luca Primon氏らに師事。国内、イギリスの専門店にて研鑽を積み、2015年独立。日本弦楽器製作者協会正会員。
安冨 成巳
大学卒業後社会人経験を経て国立音楽院ヴァイオリン製作科に入学。卒業後、渡伊。クレモナのイタリア国立ヴァイオリン技術者養成学校に編入。約5年半のイタリアでの活動の後、帰国。2013~22年まで山形市にて工房を開業し主に修理調整を行う。2022年から3年間日本人弦楽器製作家の展示演奏会企画を実施。日本弦楽器製作者協会正会員、関西弦楽器製作者協会会員。
国立音楽院は、国内で唯一ヴァイオリン職人の育成に特化した学科を持つ音楽学校です。長年にわたり、確かな技術を身につけた卒業生を数多く楽器業界へと送り出してきました。
指導にあたる講師陣は全員が日本弦楽器製作者協会の正会員。経歴が長く、確かな技術と経験を持つ技術者から、直接学ぶことができます。
弦楽器職人という専門性の高さから、全国の楽器店や工房から技術職の求人情報が数多く集まります。その結果、高い就職率を実現しています。