
ウインドオーケストラ科2020年08月10日
木管の室内楽、同族楽器オーケストラ、ブリティッシュスタイルの金管バンド、ウインドオーケストラ、オーケストラ、さらにはビッグバンド、ジャズセッション、指揮法や管弦楽史まで、とにかく管・打楽器演奏の全てを学ぶ学科です。演奏技術を修得し、研鑽するには豊富な練習量と一流の指導者が必要です。
高校卒業後は4年間社会人をやっていましたが、国立音楽院の存在を知り、また音楽をやりたいと思い入学しました。サックスは中学・高校と吹奏楽部でやってました。なんとなくな感覚で楽器を演奏してきた分しっかり学びたくてウインドオーケストラ科を選択しました。この学科は個人レッスンの時間が他の学科よりも長く設けられており、トリニティグレード試験でさらに自身のスキルアップにも繋がっています。オープンシラバス制度で「学びたい!」と思ったものを自由に選択することができるのは、この学校の一番の魅力だと思います。
現在、ほとんどの学校で吹奏楽演奏が盛んです。しかし、その指導者(指揮者)が果たして吹奏楽演奏を教えるのに適正か否か、大いなる疑問を抱かざるを得ません。とりわけ聴覚の敏感性鋭い小学生・中学生にとっては、一旦間違った音楽を教えられ感覚記憶に刷り込まれると、無意識のなか取り返しのつかない心の傷を残すと言われています。国立音楽院より派遣するトレーナーの全ては、一定の経歴と能力審査を経た人達です。こども達にとっても楽しく活き活きとした音楽感情が共有できる心豊かな人達(トレーナー)です。吹奏楽演奏は聴衆とともに、平和と福祉そして元気さなど、心からの感動の喜びを生み出します。