
ウインドオーケストラ科2024年06月30日
■ 木管コース
<フルート、オーボエ、クラリネット、サクソフォーン、バスーン>
■ 金管コース
<トランペット、ホルン、トロンボーン、ユーフォニアム、テューバ>
■ 打楽器コース
<ティンパニ&マルチ、マリンバ>
昼間部・夜間部【2年制・3年制/定員20名】
聴衆と共に心からの感動を生む吹奏楽演奏の醍醐味
木管の室内楽、同族楽器オーケストラ、ブリティッシュスタイルの金管バンド、ウインドオーケストラ、さらにはビッグバンド、ジャズセッション、そして指揮法や管弦楽史まで、管・打楽器演奏のすべてを学ぶ学科です。プレイヤーのほか吹奏楽指導員などへの道が開かれていて、卒業生はもとより、在学中からトレーナーとして活躍する人も少なくありません。現在、小・中・高のほとんどの学校で吹奏楽演奏が盛んですが、指導者の皆が皆、吹奏楽演奏を教える適性があるのかどうかは大いに疑問です。そこで近年増えてきたのが、吹奏楽トレーナーの派遣要請です。国立音楽院より派遣するトレーナーは、全員が楽器の演奏・指導技術のグローバルスタンダードであるTrinity College Londonのグレード試験を受験し、一定の経歴と能力審査を経て実力が保証されている人ばかり。こどもたちにとっても、楽しくいきいきとした音楽感情が共有できるはずです。また、吹奏楽人気の高まりから、小・中学生だけでなく、幅広い年齢層を対象としたカルチャーセンターからの講師派遣の要請も増えています。
国立音楽院で身につけた演奏力を活かし、自衛隊・消防・警察などの音楽隊員として採用される卒業生もいます。これらの音楽隊は演奏力レベルが高いことでも定評があり、収入も安定していますが、応募には公務員試験合格が必須となります。本音楽院では防衛省自衛隊世田谷募集案内所と連携し、陸海空自衛隊の定期演奏会、リハーサル風景の見学のほか、職場体験(音楽職種)や学内でのガイダンスを開催するなど、音楽隊への入隊希望者を全面的にバックアップしています。
椿 大地
音楽を続けていきたいと思ったが、具体的なやりたいことはなかったため、とりあえず技術を磨こうと思い入学を決意しました。個人レッスンの時間が他の学科より多いため、技術の向上に役立っています。また年2回、大きなホールにて吹奏楽のコンサートがあるのも魅力です。中高では触れてこなかったような難しい楽曲の演奏経験を積める上、今はビッグバンドに魅了されジャズも同時に学んでいます。