社会人のご入学
国立音楽院の特徴である「オープンシラバス制度」=好きな科目を自由に選び学ぶシステム。自由選択による受講なので、ご自分の都合にあわせて通学が可能です。週末にまとめて通学したい、夜間の時間帯であれば仕事帰りに登校できるなど、効率よくスキルを伸ばし、働きながらでも音楽の勉強ができます。会社を退職されて入学を決心する方、時間の余裕ができてからのご入学など人様々ですが、音楽を学びたいという意志を最大に尊重し、年齢や音楽経験は一切問いません。初めは私にもできるのだろうかという不安が、学べば学ぶほど音楽をもっと深く知りたいという学習欲に膨らみます。

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様々な年齢層の生徒が在籍していて社会人でも入学しやすい
神庭 真捺ウインドオーケストラ科1年
大学生まで吹奏楽部でアルトサックスを吹いていました。大学を卒業して社会人になっても吹奏楽団に所属していましたが、もっと曲を理解しながら吹けるようになりたいという思いと、少しでもはやくアルトサックスを上達させたいという思いから音楽学校への進学を考えるようになりました。数ある学校の中でも国立音楽院を選んだ理由は、様々な年齢層の生徒が在籍していて社会人でも入学しやすいという点と、オープンシラバス制という点で、吹奏楽とは別にジャズも吹けるようになりたいと思っていたので、ウインドオーケストラ科の授業以外にもジャズの授業や興味のある授業も履修しています。多方面で活躍されているプロの先生方に教えて頂けることに非常に光栄に思いますし、少しずつ上達していることを日々実感しています。
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様々なチャンスに出会える!
笠原 香専門部
自由がいっぱい専門部♪必修は実技レッスンのみで、授業は自在に選べます。オープンシラバスはさながらよりどりみどりのバイキングで、気になる料理をお腹いっぱい堪能しました!美味しいエネルギー=楽しいインプットはアウトプット~わたしの場合は自作曲をライブでプレイすること~に変換するのと同時に、新たなチャレンジへの活力ともなりました。練習室&スタジオも自由がいっぱい♪ライブ前は朝から晩までどっぷり練習しました。夏と冬の休み期間も学校が開放され、本当に有り難かったです。ワンダーランドKMA♪チャレンジの場であり、様々なチャンスに出会える国立音楽院は、学校の姿をした音楽のワンダーランドだと思います。入場出来て(!)日々ハッピーです♪
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音楽療法やヴァイオリン製作、興味深い授業が山のようにあります
丹羽 恵美ヴァイオリン製作科1年
もともと生化学の仕事をしていた関係で、科学の楽しさを伝える活動をしています。その中でからくりおもちゃや工作材料としての木材に興味を持ち、国立音楽院では木工の基礎を学ぶと同時に音楽療法や楽器も学べることを知りました。義父の介護をきっかけにデイサービスの現場で音楽療法のお手伝いを始めるなかで、長く封印していたヴァイオリンを再開したこともあり、入学を決めました。できる範囲で音楽療法関連の授業や楽器のレッスンを受けていますが、興味深い授業が山のようにあります。ヴァイオリン製作ではマインドフルネスを心掛け真摯に向き合う努力をしています。ようやく裏板の荒彫りに入りましたが、楓材は想像以上に固く繊細なヴァイオリンの芯の強さを実感しています。卒業までに完成されられるよう、作業ペースを上げていきたいと思います。
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音を通じて自分自身も成長したい
田中 崇男音楽療法学科1年
もう一度、何かを勉強できないか、自由に学べないか、音楽を楽しく、心の中を弾ませたい。私は療養病院での音楽を使って人を元気にさせる、その人の本来の姿を引き出す場面を見てピアノを習っていることもあり、音を通じて一緒に毎日を心から笑顔を作れて、癒しも届けられ、喜びを兼ねて自分自身も成長して多くを吸収したいと考えていました。不安もありましたが、この国立音楽院は年齢に関係なく意欲と気持ちと目標があれば歓迎してくれる、そこに惹かれました。オープンシラバスで好きな科目を何個でも取り組めて初めてのギター、三味線、ジャズゴスペルに挑戦しています。授業に於いての発表会もあって試せる機会もあるので、上手くなりたい、成長したいと「人の振り見て、我振り直す」。刺激もいただいてます。目標とする音楽療法士に向かって一歩ずつ階段を上がり、相手を想える、寄り添えるように成りたいです。