
高等部2023年11月09日
国立音楽院高等部では、通信制高校との協力によって、高校卒業資格も取得できます。国立音楽院は音楽を学ぶ教育施設であるとともに、通信制高校のサポート校として高校卒業までしっかりと一般科目の学習のサポートをします。様々な分野の音楽を学び、一人ひとりの個性を活かし、自己表現を育みます。
近年、全日制高校からの転編入生が急増しており、「普通高校には行きたくない」「高校が合わない」「好きな音楽を早くから勉強したい」「好きな音楽をしながら、高校の学習は自分のペースで続けたい」といった自分の意志で転編入を希望する中・高校生が多くなりました。また、音楽大学の附属中・高等学校の学生達は、「クラシカル以外のジャンルに興味がある」「音大附属なのに、音楽の時間が少ない」といった理由で転編入を希望されています。高等部では新入生はもちろん、中途入学生にも不便なく転編入ができるように転校のサポートとアドバイス、また単位取得も学習サポート校として無理なく、確実に高校卒業まで応援いたします。
国立音楽院卒業後は本科に進学する人、音楽大学に進学する人、一般大学に進学する人など各自の進路に合わせてご指導しております。
レポート学習(登校/オンライン)
単位制の特性を活かし、高校卒業を目指す方から大学受験を目指す方まで、無理なく一人ひとりの希望に合わせた柔軟なカリキュラムを実施しています。さらに転・編入の場合、前の高校ですでに取得した単位を互換することで、今までの成績を生かすことができます。集中スクーリング
通信制高校のキャンパスで行われる黒板授業のことを言います。年に4回以上(前期2回・後期2回)行われます。単位認定のためにはスクーリングは必須です。国立音楽院の長期休暇を利用して、スクーリング日程を定めます。単位認定試験
レポートの内容を中心に単位認定テストを実施します。普段より国立音楽院高等部の専任講師がテスト範囲の総復習・定着学習を一人ひとりの学習進度に合わせて指導しますので、余裕をもって試験に臨むことができます。オープンシラバス
自分が好きで学びたいことを全授業の中から選択私は高等部の3年間でライブPAやレコーディングを扱う音響コースを専攻し、「主体性」「多様性」「協働性」に関して豊かな経験を得ました。ここは高校生だけでなく経歴や年代不問で様々なバックボーンを持った人々が集まる環境です。そこで生まれる自分と他者との価値観の違いに動じることなく、相手の考えを聞き入れ、私自身の考えも伝えることで、お互いの多様性を認め合った関係を学科内で築き上げました。また、そのように築いた関係を活かして、日々の実習やフェスイベントにてお互いの得意不得意を助け合い、協働性をもって課題を達成することができました。さらに主体的な活動として、 興味のあったレコーディングをより深く知る為に、学校外のレコーディングスタジオに就いて勉強をしました。録音を通じて音楽が作品として完成する場に立ち合い、プロフェッショナルの技術や理念を肌で感じられた経験でした。