音楽療法学科2024年07月16日
音楽療法学科
昼間部・夜間部【2年制・3年制/定員20名】
音楽で人を喜ばせ、幸せにする。
その理念に共感し福祉につながる仕事へ
取得可能資格・進路
- 音楽療法士 (ミュージックセラピスト)
- 臨床音楽療法士
- 若返りリトミック指導員
- リトミック療育士®
- ピアヘルパー(日本教育カウンセラー協会認定)
- 臨床美術士
- その他履修科目に応じた資格取得
レッスンのポイント- POINT OF LESSON -
音楽療法学科には仕事のチャンスがいっぱい
21世紀は「音楽と福祉」の時代。高まる音楽療法士へのニーズ
「音楽は人の心を癒やし魂を浄化する天からの贈りもの」―古代ギリシャの数学者・哲学者ピタゴラスの箴言です。日本で最初に音楽療法学科を立ち上げた国立音楽院では、音楽を福祉に活かす癒やしや幸せな社会を願いながら現場のニーズ・期待に応えることで、音楽療法の発展をリードしてきました。近年は障がい児・者、高齢者に加え、精神病やストレスの不安・苦痛を訴える人が増え、音楽のもつ神秘的な力で癒やす音楽療法のニーズが高まってきています。国立音楽院は「幼児リトミック」で積み重ねてきた即興性の実践と、現場の開拓がどこよりも進んでおり、「国立音楽院認定音楽療法士」資格は、その実力を高く評価されています。卒業生はその資格を活かし病院、有料老人ホーム、施設に就職するほか、自ら法人を起こして音楽療法を常時行う人もいます。なお、認定資格はオンライン受講でも取得できます。
音楽を活かした福祉関連の仕事で活躍できる環境を整備
音楽療法の中でも、とくに個別クライエントに対応する臨床的な療法を実践するのが臨床音楽療法士です。障がい児や認知症患者のご家族からの要望が多く、多くの卒業生が臨床音楽療法を実践しています。また、本科では伝統ある幼児リトミックのノウハウとインクルーシブ教育で培った療育を掛け合わせた「リトミック療育士®️」の育成にも力を注いでいます。多様性が進む現代で一人ひとりに合った音を見つけ出すことがリトミック療育士®️には求められ、本科のカリキュラムは音楽理論、即興演奏はもとより、実習・実践の場を数多く設けているのが特長です。高齢者に対し音楽療法を実践するには、介護予防を目的に国立音楽院が開発した「若返りリトミック®️」の資格を取得するのも有益です。
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カリキュラムの一例- CURRICULUM -
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学院生からのメッセージ- MESSAGE -
張替 玲花
音楽と福祉の要素を持つ音楽療法を学ぶことができ、自由に授業を選択できるという点が決め手となり国立音楽院に入学しました。年齢や経験の異なる人と密に関わることの出来る毎日は自分自身の成長にも繋がっていると感じますし、国立音楽院の大きな魅力であると思います。音楽療法以外にも歌やクラリネットの授業に積極的に参加し、充実した日々を過ごしています。卒業後はデイサービスの会社に就職し、音楽を活かして働く予定です。