
音楽療法学科2023年06月15日
昼間部・夜間部【2年制・3年制/定員20名】
21世紀は「音楽と福祉」の時代。「音楽が好き」は人を喜ばせ幸せにする。
福祉につながる仕事へと続きます。
「音楽は人の心を癒やし魂を浄化する天からの贈りもの」ー古代ギリシャの大数学者・哲学者ピタゴラスの箴言。
日本で最初に音楽療法学科を立ち上げた国立音楽院には、確かな歴史と実績があります。音楽を福祉に活かす癒しや幸せな社会を願いながら現場のニーズ・期待に応えることで、音楽療法の発展をリードしてきました。今もなおさまざまな生きたモティーフが次から次と生まれています。平成24年度より「インクルーシブクラス」を開設しています。天命は心身障がい者・健常者の別なく天性を等しく賦与し、実際に障がい者の中からも偉大な演奏家・作曲家の天才が出ています。
障がい児・者、高齢者に加え、精神病やストレスの不安・苦痛を訴える人が増え、音楽の持つ神秘的な力で癒す音楽療法のニーズが高まってきています。国立音楽院は「幼児リトミック」で積み重ねた即興性の実践と、現場の開拓がどこよりも進んでおり、「国立音楽院認定音楽療法士」資格はその実力を高く評価されています。病院、有料老人ホーム、施設に就職したり、自ら法人を起して音楽療法を常時行う卒業生が多数います。
個別クライエントに対応する、臨床的な音楽療法です。障がい児のご家族からの要望が多く、相当の報酬があります。精神科等で快癒されない症状も対象となり、需要は益々大きく、国立音楽院は積極的開拓で、卒業生には認知症患者を含めクライエントを紹介し、多くの卒業生たちが臨床音楽療法を実践しています。
高齢者にとって最も関心の高い「介護予防」を目的とする若返りリトミック®は本音楽院が初めて開発・実践する大きな事業であり、モティーフです。現在、都内と近県で稼動。すべて報酬が約束されている仕事です。若返りリトミック®は国立音楽院の登録商標です。
伝統ある幼児リトミックのノウハウと、インクルーシブ教育で培った療育を掛け合わせた当校の商標登録です。多様性が進む現代で一人ひとりに合った音を見つけ出すことがリトミック療育士®に求められる能力で、音楽理論、即興演奏はもとより実習・実践の場所が多数あります。リトミック療育士®は国立音楽院の商標登録です。
国立音楽院の音楽療法士認定資格取得のためには授業の他に現場実習が必要です。そのための現場開拓はもちろん、卒業生が活躍している施設や病院などでの実習先が多数あります。
本音楽院がこれまで数十年間活動してきた軌跡です。授業だけでは理解出来なかったことも現場実習を通して、実践で理解を深めていきます。実践で身につけた知識と経験が自信となり、この実習から現場へ卒業後にそのまま就職するケースも多いのも特徴です。
オンライン受講でも認定資格が取得できるようになりました。国立音楽院・音楽療法士の認定資格では級を新たに設け、選択したコースや履修期間に合わせて4級・3級・2級の資格取得が可能です。(1級は現場経験が必要となります)
川元 治
音楽素人の私がいちから学ぶことができ、多彩な講義があるのが国立音楽院でした。音楽療法とリトミックを勉強しつつ一方でジャズのアドリブを教えてくれる学校などまずありません。自分の拙い演奏レベルに情けなくなることも多かったですが、いま何が足りず、何をすべきかが見えてきて大変ありがたく思っています。今後就く保育の仕事では、こどもたちと楽しく触れ合いながら国立音楽院で得られた知識と技術を活かしたいと思います。