
ジャズミュージシャン科2022年06月25日
■ ギターセクション ■ ベースセクション ■ ドラム、パーカッションセクション ■ ピアノ、キーボードセクション ■ ヴォーカルセクション ■ 各種管楽器セクション
昼間部・夜間部【2年制・3年制/定員20名】
大切な即興演奏力と演奏家としての自己表現力をビッグネームらの傍らでしっかり学ぶ。
ジャズの発祥は約100年前。アメリカ南部で奴隷解放された黒人達が、喜びを音楽に表現し始めました。ジャズの基本はImprovisation(インプロビゼーション)=即興演奏です。自由な感性とアドリブによるインタープレイ、プレイヤーが聴衆を巻き込んで一体化し、熱くなるスウィングビート。ジャズでしか得られない魅力です。国立音楽院では、ピアノ、ギター、ベース、ドラム、キーボード、各種管楽器、ヴォーカル、作曲の全てを初心者よりプロ志向まで幅広く実践指導。一流ジャズメンでもある指導講師と、ジャズの真ん中に迫ります。実技レッスン(ワンツーワン)、ジャズ基礎、ジャズ理論、ジャズアンサンブル、セッション、ゴスペル、ビッグバンドetcに至る授業のラインアップに、ジャズ専攻生が心より楽しんで打ちこみ、ジャズの魅力にハマっていきます。
日本を代表するジャズピアニスト今田 勝先生をはじめ池田 公生先生・則岡 徹先生、ジャズサクソフォーン三木 俊雄先生・森 重夫先生、ジャズトランペッター中川 喜弘先生、ジャズトロンボーン堂本 雅樹先生、ジャズギタリストのTim Donahue先生・岩谷 耕資郎先生・保科 篤志先生、ジャズべーシスト酒井 一郎先生、ドラム齋籐 たかし先生・菅野 吉也先生・田中 文彦先生・Jun Saito先生、ジャズヴォーカリストの夏山 美樹先生など、確かな実力を持つミュージシャン達が実技レッスンからアンサンブル、セッションまでをご指導いたします。
♪ジャズセッションがおもしろい。
名人・達人講師のセッションが多数組まれており、サクソフォーンの森先生や三木先生セッションにギターで参加したり、ギターの岩谷先生セッションにドラムで参加したりと自由に選べます。頭だけで理解するのでなく豊富な実践の機会を通じ、初心者からでもセッションの実力を身につけていくことができます。
■ ライブやジャズクラブでの演奏
JAZZ仲間達とトリオやカルテットを編み、各地のジャズクラブで演奏活動します。
■ ラウンジプレイヤー(ジャズ・ポピュラー)
ホテルのラウンジ、レストランやカフェ、パーティで、BGMからソロ、セッション、歌伴奏の演奏まで、TPOに応じて演奏します。ソロでもユニットでも、即興演奏が要求されますが、国立音楽院のセッション授業を学んでいれば、大丈夫です。
■ 現場対応力と即興力を活かす
在学中から様々な演奏の機会があり、対応力を磨くことができます。その即興力は音楽療法やリトミックの現場などでも存分に発揮され、シーンを問わず音楽を自在に活用していくための大きな助けとなることは間違いありません。もちろん、その力はポップスアレンジや作編曲スキルにも繋がり表現をより魅力的にするヒントとなることでしょう。
小山 嵐唯
中学時代、吹奏楽部でソロを任され演奏したことがきっかけでジャズに興味を持ち、アドリブをちゃんと吹けるようになりたい!とジャズに特化した学校を探して入学しました。必要な理論を基礎から学び、ビッグバンドやブラスロックの授業での演奏、先生との毎週のセッション。これらを通じて、より実践に近いスキルが身についたと思います。音楽院の仲間とジャズバンドも組んでいるほか、ライブハウスで演奏する機会もあり、毎日楽しく通っています!
初心者の方が最初からいきなりセッションで流麗なフレーズを即興で奏でられるわけではありません。ステージで人を魅了する即興演奏を奏でられるまでにはジャズにおける理論の理解とセッションの場に実践を通じて慣れていく必要があります。これらをバランス良く日頃から学んでいくからこそ、確かな実力を最短距離で身につけていくことができます。初心者の方は焦らずジャズ理論の前段階となる音楽理論の基礎を初年度にじっくり学び、翌年度からセッションの場に少しずつ参加してみると一つ一つ自信がついていくのが実感できるかもしれません。一度セッションの楽しさを知ると、どんどんライブ演奏がしたくなるものです。是非3年間、学んでみて下さい。3年後にはセッションを自然に楽しむ貴方の姿が待っています。