
ジャズミュージシャン科2020年03月12日
ジャズの発祥は約100年前。アメリカ南部で奴隷解放された黒人達が、喜びを音楽に表現し始めました。ジャズの基本はImprovisation(インプロビゼーション)=即興演奏です。自由な感性とアドリブによるインタープレイ、プレイヤーが聴衆を巻き込んで一体化し、熱くなるスウィングビート。ジャズでしか得られない魅力です。国立音楽院では、ピアノ、ギター、ベース、ドラム、キーボード、各種管、ヴォーカル、作曲の全てを初心者よりプロ志向まで幅広く実践指導。一流ジャズメンでもある指導講師と、ジャズの真ん中に迫ります。インプロビゼーション、ジャズ基礎、ジャズコード、ジャズアンサンブル、ジャズセッション、ゴスペル、ビッグバンドetcに至る授業のラインアップに、ジャズ専攻生が心より楽しんで打ちこみ、ジャズの魅力にハマっていきます。
私は高校2年生の時、国立音楽院に転校してきました。この学校に来る前は、吹奏楽しか経験がありませんでしたが、ビッグバンドやオーケストラなど幅広いジャンルを学ぶようになり音楽の楽しさを改めて実感しました。高等部卒業後の進路に悩みましたが演奏会が終わる度に、トランペットを続けたい!という気持ちが強くなり、国立音楽院の本科に進学することに決めました。この学校は自由選択のオープンシラバス制で新しい自分が見つけられる場所なので本当に入ってよかったと思います。
日本を代表するジャズピアニスト今田 勝先生をはじめ池田 公生先生・則岡 徹先生、ジャズサックス三木 俊雄先生・森 重夫先生、ジャズトランペッター中川 喜弘先生、ジャズトロンボーン堂本 雅樹先生、ジャズギタリストのTim Donahue先生・岩谷 耕資郎先生・保科 篤志先生、ジャズべーシスト酒井 一郎先生、ドラム齋籐 たかし先生・菅野 吉也先生・田中 文彦先生・Jun Saito先生、ジャズヴォーカリストの夏山 美樹先生など、現役で活躍中のミュージシャン達が実技レッスンからアンサンブルまでをご指導いたします。
♪ジャズセッションがおもしろい
今田勝先生の授業をはじめ、名人・達人講師のセッションが多数組まれています。サックスの森先生や三木先生セッションにギターで参加したり、ギターの岩谷先生セッションにドラムで参加したりが自由に選べます。自分のプレイに幅が出ます。受講生は、初心者から経験者まで、JAZZYな活気の源です。初心者でも2年間集中して、プロのレベルに達せます。
●ライブやジャズクラブでの演奏
JAZZ仲間達とトリオやカルテットを編み、各地のジャズクラブで演奏活動します。●現役のミュージシャンとセッションができる
先生方は全員が現役のジャズマンです。そんな現役のプレイヤーたちを間近に、一緒にセッションができる環境です。また先生方も学院生と同じ練習室で練習することがあり、授業やレッスン以外の時間も学ぶことが多く、刺激が多い。●ラウンジプレイヤー(ジャズ・ポピュラー)
ホテルのラウンジ、レストランやカフェ、パーティで、BGMからソロ、セッション、歌伴奏の演奏まで、TPOに応じて演奏します。ソロでもユニットでも、即興演奏が要求されますが、国立音楽院のジャズコードやセッション授業を学んでいれば、大丈夫です。国立音楽院のジャズはどこよりも実践的。上達も早く、多くの卒業生たちがライブハウスやCDリリースで活躍しています。真よりジャズを愛し好きな人達にとって、本音楽院は最善の環境です。