国立音楽院

  • アートセラピー科

    昼間部・夜間部 【2年制/男女20名】

    人を楽しませ、感動させ、癒す力。絵画と音楽は心を癒すアートの同質性です。

    本科は、広くこどもたちの健やかな成長のお手伝いをする「こどもアート指導員」の養成力カリキュラムが基本にあります。国立音楽院アートセラピーの最大の利点は、ミュージックセラピーと共に学べること。障がいや病気に拘らず、アートはすべての人の感性と知性に働きかけ、育て、支え、癒します。セラピーこそアートの本質、心の癒しを求めるすべての人々のためにあります。

    取得可能資格・進路

    • こどもアート指導員
    • アートセラピスト
    • カラーセラピスト
    • 芸術療法士
    • 色彩検定
    • 絵本作家
    • 幼児リトミック指導員(フロア担当)
    • その他履修科目に応じた資格取得

レッスンのポイント– POINT OF LESSON –

人を癒し、育てる、アートに関連した仕事があります。

  • こどもアート指導員
    ものを描いたり、造ったりする喜びを通じ、創造性開発を行うこども教室の先生。自由で健康な想像力と夢、そしてこどもの自我の発芽を促します。全国各地の有名新聞社・放送局・デパートが運営しているカルチャーセンターなどでこどもの指導にあたります。原則として教室や会場は「幼児リトミック」に準じます。
  • 絵本作家
    絵本を創作する仕事をめざします。誰でも、こども時代に一度は触れる絵本。夢と幻想と希望の世界は、こどもの成長にともない大きな心の領域の発達とその役割を果たします。その他、こどものおもちゃや遊具など、遊びに関する企業は極めて多岐に亘り、フレッシュな閃きや才能を求めています。
  • アート・アトリエ教室の開設
    こどもは絵画や造形やコラージュなどを想像するのが大好きです。創作品をお互いに見せ合ったり、公共施設にて展示発表したり、先生より褒められたときの喜びは一生忘れないものです。自宅の一室をアート・アトリエ教室に開放し、その指導員を目指すのもうれしい仕事です。
  • アートセラピスト
    絵画、造形、コラージュ、箱庭などを利用し、自分を表現することにより心を癒し、自分自身を成長させる心理療法です。こどもから老人に至るまで、誰にでも簡単に取り組め、その癒しの効果は21世紀にますます有用なセラピー技法として、世界から注目されています。大切なポイントは、絵の上手下手など関係がないってこと。気の向くままにクレヨンを握って描きなぐってみることで、見えなかった心が見えるようになります。そしてクライエントとセラピストの間に言葉ではできない交流が生まれます。この能動的参加性が、他の療法より優れている所以です。
  • カラーセラピスト
    「色」というツールを利用し分析することにより心と体の健康を求める色彩療法です。選びだされる色は環境や両親、人間関係、最初の恋愛関係まで遡り、現在の悩みの糸口などさまざまなものを映し出します。色は人のその果てしない心を探るきっかけになるでしょう。テレビでよくやっているカラー占いからファッショナブルなセラピーまで色んな流派が存在しており、作用が定量化できない方法ですので、心理療法としては自由度が高く、クリエイティブな感性と知性が求められます。
  • カリキュラムの一例– CURRICULUM –

    必 修

    • 科 目

      1. ● アート概論
      2. ● 障がい児・者とアートセラピー
      3. ● アートセラピー・カラーセラピー
      4. ● アートセッション
      5. ※この他、アートセラピー科に関する授業のなかから自分で必修科目を決めます。

    選 択

    科 目

    オープンシラバス
    自分が好きで学びたい事を全授業の中から選択
  • 学院生からのメッセージ– MESSAGE –

    森本 花 社会人入学

    私は、福祉の現場で大好きな音楽やアートを活かしたいと思い入学しました。音楽療法と朗読療法とアートセラピー、この3つを主に学んでいます。アートセラピーの授業では、絵を描いたり作品を作ることを通して自身の心を見つめ、気づきにはっとすることがあります。また、アートを通してクライアントと向き合う現場を想定した実践的なセッションなども行います。学校の雰囲気は自由で明るく、温かさや優しさに満ちていて、有意義な学生生活を送ることができ感謝しています。

TOPICSアートと音楽、両方まなんで、いい療法

幼児リトミック教室を数十年、こどもアート教室と音楽療法を実践し続けていると、大切なつながりが方々にでき、新しい気づきや方法が次々に湧き出てきます。国立音楽院では「自然のもくろみ」と呼び、大切にしています。近くの小学校や都内の特別支援学校に依頼されて音楽療法の仕事が拡大していますが、障がい児一人ずつの状況に応じた臨床的ケアがどれだけ大切かを身をもって実感します。クライエント第一で考えると、音楽より絵画が良く適合できる場合が少なくない。アートと、ミュージックの間を自然に行き来できるセラピストが期待されます。