
ギタークラフト・リペア科2023年12月01日
昼間部・夜間部【2年制・3年制/定員7名】
少人数制のラボラトリーで職人の技術を学ぼう。
在学中に自分が製作したギターを販売。
確かな実績を生み出しています。
クラフトとリペア、実際の現場感覚をもとに即戦力を輩出できるようカリキュラム内容を一新。一番初めに感じた好奇心こそ「お客様が喜ぶ」視点であり、職人としての第一歩です。まずはその好奇心を胸に、皆と一緒に手を動かしてみませんか?初めは誰でも初心者。好奇心と探究心を大切にしながら、確かな技術と知識を育む環境がここにはあります。
プレイヤーなら誰もが求める「弾きやすく、音楽的なサウンドを生み出すエレキギター/ベース」を作るための技術や知識を学びます。ライブやレコーディングなどの音楽の現場で使える楽器を作るためには、木材、ナットやサドル、電気部品などの楽器を構成するパーツごとのサウンドの知識や、演奏に没入できる弾きやすさを引き出すセットアップ技術など、たくさんの知識と技術が必要です。これらを総合的に学んでいきます。
1年次の前半では、楽器の最終的な仕上がりを左右する楽器のセットアップ技術を学びます。完成品のギター/ベースをバラバラにして組み上げ直すところから始め、ナットやフレットの調整、ペグやブリッジなどのハードウェア、電気部品、配線とハンダ、ネックの反り具合、弦高、オクターブ調整、リフィニッシュを含めた塗装など、楽器のサウンドを構成する要素とその音質面の変化を一つずつ学び、楽器を良い状態にセットアップするための技術を学んでいきます。
これらの知識と技術はそのままリペアにも通じますので、楽器製作後のメインテナンスや、楽器店でのリペアと調整、プロミュージシャンのサポートにも生きていきます。
1年次後半〜2年次では、楽器の製作に進みます。完全なオリジナルデザインの楽器の製図から始めてもOK。伝統的なスタイルを踏襲しつつ、そこに自らのアイデアを盛り込んだ楽器を作るのもよいでしょう。手作業だけでなく、現代的な楽器製作事情をしっかり視野に入れた指導を行います。楽器の製作以外にも、リペアとセットアップの勉強で使った安価なギター/ベースを徹底的に改造したり、ひたすら塗装の練習をしたり、壊れたギターの修理をしたりと、各自がやりたいことに集中できる環境です。
ギター/ベースを構成する要素は非常に多岐に亘り、職人それぞれに目指すところは違います。学院生が在学中に自身の方向性を見い出し、それを時間の許す限り伸ばせるよう、それぞれの希望に沿った指導を行なっていきます。
森田 隆博
Jimmy Page、Led Zeppelinのサウンドを研究するためにギターリペア、クラフトと演奏の両方が学べるこの学校を選びました。入学してからはギターのリペアやセットアップ、パーツ・ハンダ・線材などの音の違いを比べ、自分のギターに合いそうな物を付けたり、改造したりして自分なりのサウンドを作っています。サウンドを作る時にとても参考になったのが演奏系の授業と音響の授業です。卒業後はリペアの仕事をしながらバンドなどで演奏も続けて行きたいです。