ギタークラフト・リペア科2024年06月19日
ギタークラフト・リペア科
昼間部・夜間部【2年制・3年制/定員7名】
サウンドへのこだわりを追求したギター製作を自らの手で!
取得可能資格・進路
- ギターテック(プロのミュージシャンのギターメインテナンス)
- クラフトマン
- リペアマン
- プレイヤー
- 楽器店(技術・販売)
- その他履修科目に応じた資格取得
レッスンのポイント- POINT OF LESSON -
クラフトとリペアの現場で即戦力となれる人材を輩出
少人数制のラボラトリーで職人の技術を総合的に学ぶ
「弾きやすく、音楽的なサウンドを生み出すエレキギター/ベースはどのように作られるのだろう」。そんな最初に感じた好奇心こそ「お客様が喜ぶ」視点であり、職人としての第一歩です。ライブやレコーディングなどの音楽の現場で使える楽器を作るためには、楽器を構成するパーツごとのサウンドの知識や、演奏に没入できるほどの弾きやすさを引き出すセットアップ技術など、たくさんの知識と技術が必要です。本科では少人数のラボラトリーでそれらを総合的に学んでいきます。
それぞれのめざすギター/ベースの製作
クラフトとリペア、実際の現場感覚をもとに即戦力を輩出できるようカリキュラムが組まれ、1年次の前半では、楽器の最終的な仕上がりを左右するセットアップ技術を学びます。完成品のギター/ベースをバラバラにして組み直すところから始め、サウンドを構成する要素と音質面の変化を一つずつ見極めながら、楽器を良い状態にセットアップするための技術を習得。これらの知識と技術はリペアにも通じ、楽器製作後のメンテナンスや楽器店のリペアと調整などにも活かされます。
1年次後半〜2年次には、それぞれのめざすギター/ベースの製作に進みます。オリジナルデザインの製図から始めるもよし、伝統的なスタイルを踏襲しつつ、そこに自らのアイデアを盛り込んだ楽器を作るのもよし。楽器の製作以外にも既存の楽器を改造したり、ひたすら塗装の練習をしたり、壊れたギターを修理したりと、各自がやりたいことに集中できる環境です。楽器を構成する要素は多岐にわたり、職人それぞれがめざすところは違います。学院生が在学中に自身の方向性を見出し、それを伸ばしていけるよう、それぞれの希望に沿った指導を行います。
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カリキュラムの一例- CURRICULUM -
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学院生からのメッセージ- MESSAGE -
土屋 優真
昔から音楽と物作りが好きで、将来どちらもできるような仕事に就きたいと思いました。探してみるとギターリペア師というのがありこれをやりたいと思い、自由に学べる国立音楽院に入学しました。ギターのリペアやセットアップをしたり、パーツ・ハンダ・配線材の音の違いを比べてカスタムしたりしました。自分の音を見つけるために役に立ったのが、演奏系の授業です。卒業後は、楽器屋に就職して腕を磨きます。