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国立音楽院

国立音楽院卒業生からのメッセージ

「好きな音楽を一生の仕事に活かす!」
そんな思いを実現し、音楽の世界で活躍するたくさんの卒業生たち。
先輩方の熱いメッセージをご紹介します。

※ロックプレイヤー科・ジャズミュージシャン科は2014年度よりプロミュージシャン科に学科名称を変更します。
※指導科・短期科は専門部に変更しました。

  • 三宅 皓平
    2022年度 アートセラピー科卒業

    ビーテック株式会社 セールス&マーケティング

    Q 在校中に学んだことは?
    自分を世間に向けてどうアピールしていくかを学びました。 アートセラピー科の授業では自分の気持ちを抽象的に「形」や「色」で表現し、バンドアンサンブルでは仲間との練習を通して作品を作り上げる団結力を養われました。
    また、履歴書の添削と面接練習には教務部の先生方からもご指導いただきました。
    この先もずっと学び続けたいと考えるようになったのは国立音楽院のおかげだと思います。
    ここでの学びはアーティストとしてだけでなく、社会人としての表現力と協調性も養うことが出来ます

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    業務用音響機器の輸入代理店で働いています。
    機器取り扱い説明書の作成・製品のメンテナンスが主な仕事です。
    弊社の取扱ブランド「L-ACOUSTICS」の音響システムが学校に導入された時、皆様に恩返しできたような気がして堪らなく嬉しい思いでした。
    また数々のバンドの専属ローディー、サポートギター、ライブの音響、楽曲の提供にも携わっております。
    今の私が居るのは、「音楽に関わる仕事がしたい」という私の夢を全力でサポートしてくださった先生方のおかげです。

  • 河合 七海
    2022年度 ヴァイオリン製作科卒業

    河合 七海

    ドイツへ留学

    Q 在校中に学んだことは?
    在学中は基本的な道具の使い方、研ぎ方、ヴァイオリンの製作工程を丁寧に教えてもらいました。私が通っていたのは夜間部で、コロナ最前期というのも重なり、授業時間はかなり限られていましたが、ずっと夢だったヴァイオリン製作のために音楽院に通うのは憩いの時間でした。また、日曜日も教室を開放して頂き自由に使うことができたのはとてもありがたかったです。そして今ドイツの学校に通っていて思うのは、母国語で道具の研ぎ方等の基礎を習っておいて良かったということです。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    現在はドイツ南部のMittenwald というヴァイオリン製作で有名な、アルプス山脈に囲まれた街で職業訓練を受けています。ここでは3年間で合計7台の楽器を作らなければならず、精度と共に常に速さが求められます。日本では授業時間外にも作業できるのが普通でしたが、ここでは授業時間外は一切作業ができないという点で毎日時間との戦いで苦労しています。その点、音楽院の比較的自由でゆったりとした空気感はとても良かったです。また卒業試験はゲゼレという職人の国家資格になっており、製作以外にも音響や法律、マーケティングなどの学科試験もあります。国が職人を認めているという点に惹かれてドイツに来ましたが、職人になるのはそう甘くないということを実感しています。卒業後はMünchenの近くの街の工房から契約をもらっているので、あとは卒業試験をクリアするだけです。

  • 伊藤 武
    2022年度 ギタークラフト・リペア科卒業

    伊藤 武

    リペアセンタースタッフ

    Q 在校中に学んだことは?
    とにかく作りたいギターがあるんだけど、ギターの作り方が全然分からないのでまずはナット、フレットの交換、すり合わせ、リフレットなどを学びました。その後は生徒さんが持ってくる楽器のリペアを行いながらMIDI出力が可能なギターを目指し、ピックアップから信号が電気的に自分が分かる形でとれる研究をしました。その結果、弦の振動から音程を読み取り、MIDI信号へ変換、出力するだけでなく、各弦の信号を6つのジャックからそれぞれ1弦ずつ出力できるギター"CRAZYMASTER"を製作しました。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    より広く、色々な楽器をみたいと思い、石橋楽器店で買い取りをした中古楽器をリペアセンターで修理メンテナンスしています。本当に色々な楽器を見れているし、実際どんなものなのかもわかりました。ジャズマスター、ジャガーのブリッジに皆が神経を使っているのは何なんだろうと思って触ってみたら、そりゃ神経使うわっていうのも実感したりとか。意欲次第で相当数の楽器に触れられるので良いですね。

  • 生駒 夢
    2022年度 ピアノ調律科卒業

    生駒 夢

    ピアノ調律師

    Q 在校中に学んだことは?
    調律師になるための基礎的な技術を学びました。調律や整調、修理など、どの項目もすぐに出来るようになるものではなかったので、授業時間外でも自由に自主練習ができる環境はとても有り難かったです。また同じ目標に向かって頑張っている同期の存在はとても刺激的で、明るいクラスの雰囲気がいつも楽しかったです。どの先生も分からないことは個別に丁寧に教え下さり、時に親身になって一緒に考えて下さるのでとても信頼できる存在でした。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    ピアノの調律師として、お客様のお宅や音楽スタジオ、カフェなどのピアノを調律しています。まだ1年目なので初めて出会うメーカーや型番のピアノを担当することもあり、その時は緊張しますが、お客様が喜んで下さる姿を見るとホッとした気持ちになります。調律師を目指して学校に通ったので、卒業して今仕事ができていることが凄く嬉しいです。今後さらに技術を磨き、お客様のご要望に出来るだけ幅広く応えることのできる調律師になりたいです。

  • 蔭山 瑞月
    2022年度 ピアノ調律科卒業

    蔭山 瑞月

    ドイツのピアノ工場で生産業務

    Q 在校中に学んだことは?
    入学して1年目では調律の基礎を勉強し、2年次からはさらなる調律技術の向上にまつわる練習に加えてピアノの弾き心地などを整える整調や修理の作業も学びました。授業の時間が終わっても先生が学校におられる限り、こちらの質問や疑問などにも快く納得がいくまで丁寧に解説してくださり、学びの場としてはとても良い環境だったと思います。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    私は現在ドイツにある世界三大ピアノの工場で生産業務に携わっています。弦が張られているだけでほぼ空っぽの状態のピアノにパーツを取り付けたり調整をしたりして、鍵盤を押すときちんと美しい音が鳴るようにする為の、言わば全ての土台となる最初の調整を任されています。入社したての頃は学校では学ぶことのない生産段階ならではの作業に困惑こそしましたが、周りの方々に支えていただき、今も楽しく頑張っています。

  • 秋山 裕里加
    2022年度 ピアノ演奏科卒業

    秋山 裕里加

    ヤマハ音楽教室 講師

    Q 在校中に学んだことは?
    オープンシラバス制のため、専攻のピアノに関する授業以外に、エレクトーンの個人レッスンやリトミックピアノの授業など、自分の目標に直接活かせることから関連深いことまで広く学ぶことができました。初心者から上級者まで学べる環境があるので、学び方によってはどこまでも力をつけられると思っています。実習形式の授業が多く、人前に立つことや演奏する機会が沢山あったので、その経験が講師として前に立つ時や演奏活動の際の心構えに繋がっています。またエレクトーングレード対策講座という授業があり、即興演奏などを学生みんなで回しながら行う中で力がつき、ヤマハ講師に必要なグレードを取得することができました。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    小さなお子さんから大学生までの生徒さんにピアノとエレクトーンを教えています。ソロの曲からアンサンブルの指導、年齢によっては歌うことのレッスンも多いです。私自身も3歳からヤマハ音楽教室に通っていて、その音楽体験が今も楽しい思い出として記憶に残っているので、そんな体験を今度は自分が届けていき、音楽を学ぶことによって豊かな感性を育てることができる講師になることが目標です。

  • 神庭 真捺
    2021年度 ウインドオーケストラ科卒業

    神庭 真捺

    音楽講師

    Q 在校中に学んだことは?
    国立音楽院を卒業した後はサックス講師になりたいと考えていたので、クラシックサックス、サックスオーケストラ、ウインドオーケストラをメインに学びつつ、ジャズサックスのレッスンもできるようにジャズサックスも並行して学んでいました。また、元々ピアノも弾いていたためピアノの授業も履修し、脱力奏法などのピアノに関することも学んでいました。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    メインは音楽講師をしています。主に趣味でサックスやピアノを学びたい方に教えています。生徒様が演奏したい曲を楽しく演奏するためにどうしたら良いのか、どう練習したら上達の近道になるのかを考えながら教えています。その他、サックスが好きな人が集まれるような『参加型サックスオーケストラ』のイベントを主催したり、小学生〜中学生の楽団の講師や、関西や関東で演奏活動を行っております。

  • 松井 琴弥
    2021年度 ピアノ調律科卒業

    松井 琴弥

    島村楽器株式会社 ピアノ技術課 埼玉ピアノ工房

    Q 在校中に学んだことは?
    調律、整調、修理の基礎的な技術と知識を中心に、個々のレベルに合わせてご指導いただきました。先生方は普段実際の現場で活躍されている技術者なので、生きた技術を間近で観察できたことや、雑音の処理など実践的なピアノの扱いを教えていただけたことが今の仕事でも役立っています。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    現在、工房にて中古ピアノの製造や、お客様からお預かりしたピアノの修理、また音楽教室で使用されているピアノの調律等を行っています。鍵盤の高さやアクションの動きを揃えたり、劣化したパーツを交換したりする繊細な作業もあれば、解体したり弦を張ったりと力仕事も多く、心身ともに鍛えられます。さまざまなピアノに向き合いながら日々新しい技術を習得し、お客様のご要望にできるかぎり応えピアノの面白さを共有できる調律師を目指しています。

  • 小川 泰輝
    2020年度ヴァイオリン製作科卒業

    株式会社 白川総業 工房勤務

    Q 在校中に学んだことは?
    ヴァイオリン製作科在籍中に学びとなった事は主に2つあります。1つは木工の基礎と、もう1つは楽器の構造です。
    私は大学時代、オーケストラ部に所属しヴァイオリンを演奏する中で、楽器の仕組みに興味を抱き始め入学を決意しました。音楽から入った為、木工技術に関しては全くの未経験からのスタート。先生方から、道具の仕立てや、刃物の研ぎ、切削のコツなど教えて頂きました。研ぎの精度で、木工作業のスピードに差が出てしまう。初歩ではありますが、「刃物の研ぎ」の難しさや、どれだけ大切な礎であるのかを体感し、今でも一生の課題であると認識しています。
    普段何気なく弾いていた楽器でしたが、製作工程を進めるうちに様々な気づきと出会う事ができました。例えばネックです。ネックを板目の向きで作り、本体に接着する。仮に弦の張力で変形したとしても奥か手前に曲がり、1番陥りたく無い左右に曲がるのを防ぐことができる。そう先生にお伺いした時は感動しました。ネックに限らず至る所に「何故その向きなのか、何故その形なのか」を垣間見ることができ、全てにおいて必ず意味があるのだと感じヴァイオリンと言う楽器の奥深さの一端を知る事ができました。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    現在は、卸業者の工房にてお仕事をさせて頂いております。
    私の仕事は主に楽器のセットアップが中心となります。海外から輸入した製作済みの楽器を、弾ける状態にして楽器屋さんに卸す。至って単純な様でとても奥が深いです。セットアップの仕事をする中で、非常に難しいなと感じるのは「良い音」の定義とは何だろう?と感じる事です。魂柱を叩いては弾いて、別の楽器と引き比べて、「さっきよりは良い音になったかな?発音が良くなったかな?」と自問自答する日々です。これからも精進していきたいです。

  • 真柄 雄
    2020年度 作曲アレンジ科を卒業し研究科に進学

    真柄 雄

    ジャズプレイヤー

    Q 在校中に学んだことは?
    ジャズトロンボニストとして現場で通用する楽器の技術や音楽的知識を学びました。 個人レッスンでは、堂本雅樹先生から上記のことのみならずジャズ界隈のことまで幅広い知識を授けていただきました。
    ジャムセッションの授業では、ただ演奏の腕を磨くのではなく、セッションを運営・進行するというジャズフロントマンならではの仕事ノウハウを学びました。またフィールドワークとして、昭和女子大学や老人ホームへの派遣演奏に伺えたことは非常に良い経験になりました。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    ジャズトロンボニストとして、複数ジャズバーでのライブや、セッションホスト、複数ビックバンドやポップスバンドのレコーディングやライブのサポート、阿佐ヶ谷ジャズストリートや高円寺ジャズフェスティバルといった地域イベントへの参加など様々な活動をする傍ら、自らのリーダーバンドでは作曲も手掛けております。 また老舗ジャズレストランである六本木Satin dollでホールスタッフとしても働いており、演奏者をサポートする側の技術も日々磨いております。

  • 清水 開一
    2020年度 高等部卒業

    清水 開一

    株式会社ヘリンボーン所属

    Q 在校中に学んだことは?
    僕は高等部で入学したので、基本はワーク形式のレポートをやりながら、年2回のテストを受けます。この流れを3年間行い卒業しました。レポートで分からない所は先生方が教えて下さったので、安心できました。1.2年目は主にボーカルのレッスンを受けていたのですが、3年目で声優・ナレーターのレッスンがあることを知り、面白そうだな〜と思い受けてみました。プロの声優の方がレベルに応じた指導をして下さったお陰で、初心者の僕でもとても分かり易く学ぶことができました。卒業後は、もっと声の表現を学びたいと思い、別の専門学校へ入学しました。そこで講師の方の言ってることが思ったよりもスムーズに理解できたのは、国立音楽院で学んだからだと思っています。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    主にナレーションのお仕事を頂いています!個人的な感想ですが、声の表現は、日々感じる嬉しいことや悲しいことなどの感情を呼び覚まし、目の前にある台本と重ねていくことだと思います。同じ台本でも人によって表現が違ったり、声の質とかで伝わり方が違う様にも思うので、凄く面白いな、と感じています。なので、どんな経験も活かせる素敵な仕事だと思っています。これからもっと繊細な表現で聴く人の心を少しでも豊かにする様な仕事がしていきたいです!!

  • 吉野 拓未
    2020年度 管楽器リペア科卒業 /2021年度 研究科卒業

    吉野 拓未

    国立音楽院 管楽器リペア工房

    Q 在校中に学んだことは?
    リペアの授業ではまず初めに管楽器についての基本的な知識を学びました。楽器そのものの基礎知識や部品の名称、楽器の構造をはじめ、楽器を分解しキイコルクの貼り替え、タンポの交換、バランスの調整などの多くの「基本」を学ぶことができました。また、リペアの授業以外ではウインドオーケストラなどの演奏系の授業や音楽理論に関する授業など、音楽知識についての授業も多く履修したことで演奏する視点の感覚を高める大きな知識の財産となりました。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    各学校様へ出向き楽器の引き取りや納品、それに伴う書類の作成や預かった楽器の見積もりなどの業務を行っています。もちろん修理作業も任されており、国立音楽院で学んだ基礎的なことを活かし業務を遂行をしております。 卒業したこのホームグランドで仕事ができる、ここにも魅力を感じ日々精進しております。

  • 加藤 美樹
    ウインドオーケストラ科卒業 2020年

    加藤 美樹

    陸上自衛隊 第8音楽隊所属

    千葉県君津市出身。2018年桜美林大学芸術文化学群音楽専修卒業。卒業後、1年間保育園で働きつつ母校で部活指導。2021年国立音楽院ウインドオーケストラ科卒業。ユーフォニアムを円能寺博行、安東京平、石橋美奈子の各氏に師事。2021年4月から陸上自衛隊に入隊し、熊本県の北熊本駐屯地に所在する第8音楽隊に所属。

    Q 在校中に学んだことは?
    大学卒業後に働きながら母校の吹奏楽部の指導をしていましたが、うまく指導できず、もう一度学び直したいと思い入学しました。ウインドオーケストラ科に所属し演奏や理論について学ぶとともにユーフォニアムを石橋美奈子氏に師事し演奏の技術向上に努めました。レッスンを受けていく中で指導者ではなく演奏者になりたいと思うようになりましたが、コロナ禍でうまく活動ができないと思い、陸上自衛隊音楽隊の受験を決めました。合格する自信はなかったものの、チャレンジしてみようと思えるほど前向きになれたことは国立音楽院の先生方のおかげだと思います。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    現在は、熊本県の北熊本駐屯地に所在する第8音楽隊に所属しています。第8音楽隊は、昭和32年に編成された音楽演奏を主任務とする部隊で、隊員の士気高揚のための演奏を行うほか、儀式のための演奏及び担当地域である熊本・宮崎・鹿児島の南九州3県において演奏を行っています。また、吹奏楽部の学生に対する技術指導なども行い、地域の皆様に親しんでいただけるよう日々訓練に励んでいます。学びたい意欲さえあれば、とても親身になってくれる先生方ばかりです。夢や目標をもって、日々努力と経験を積めば、いつか実ります。コロナ禍などうまく学べない環境が続くと思いますが、自分を信じて夢に向かって学びましょう。

  • 工藤 菜南
    エレクトーン科卒業 2020年

    工藤 菜南

    スター楽器株式会社
    ミュージックスクエア カマタ

    Q 在校中に学んだことは?
    専攻のエレクトーンの授業だけでなく、楽典や和声、作編曲などの座学や、中学生の時に始めたクラリネットを活かして、吹奏楽やオーケストラ、室内楽などの演奏関係の授業等、様々な授業を履修しました。KMAの特徴である「オープンシラバス制」のおかげで、他学科の方々との交流を深めることができ、沢山の先生方から音楽の知識、技術、楽しさなどを学ぶことが出来ました。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    エレクトーンの楽譜・楽器等の販売や音楽教室受付業務をしつつ、「エレクトーンってどんな楽器?」という方や「前にやってて…」という方など、様々なお客様に「今のエレクトーンって色々な事が出来て、楽しい楽器なんだよ!」ということを伝えていく仕事をしております。実際に自分が体験レッスンを担当させて頂くこともあり、お客様からの「とても楽しかった!」という声が励みとなっております。KMAで学んだことや、自分の今までの音楽経験を活かして、沢山の方に音楽の楽しさを伝えていきたいです。

  • 宇野 友裕
    2019年度管楽器リペア科卒業

    パール楽器製造株式会社 製造部 フルート製造課

    Q 在校中に学んだことは?
    手に職を付けたく、身近に感じていた管楽器のリペアに興味を持ち入学しました。
    様々な年齢層、知識を持った仲間に囲まれ、授業はもちろん仲間との会話でより一層、管楽器に対する見識を深められました。
    また、とても自由な校風の為、様々なことにチャレンジでき自分の適性を見極めるよい経験が出来たと感じています。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    入社して3年ほどはロウ付けに配属され、現在は製管と事務を兼任しております。
    主な業務内容として製管では、フルート胴部管の引き上げを担当しており100分台の緻密な精度が求められる環境です。大先輩である職人の方々から様々なことを教えて頂き、日々勉強の毎日です。
    事務としては、フルート製造にかかわる資材の管理や発注、問い合わせ業務などを主に担当しており、常にパソコンとにらめっこしています。
    毎日が刺激的でとてもやりがいのある仕事です。
    職人としては、まだまだ未熟ですので今後も日々励んでいきたいと思っております

  • 峯村 玲南
    2019年度 作曲アレンジ科卒業

    峯村 玲南

    ピアノ講師/シンガーソングライター

    Q 在校中に学んだことは?
    主に作曲とキーボード、ヴォーカル等を学びました。授業やレッスンで学んだことは、確実に今の自分の武器になっています。授業以外でもオアシスライブやフラッシュモブを企画したり様々なバンドやユニットを組んだことで、人との繋がりの大切さも学びました。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    幼児さんから中学生まで20人以上の出張ピアノレッスンをしています。先週まで出来なかったことが突然出来るようになったり、独自の発想で曲を表現しようとしたり、こどもたちの成長を身近で感じられてとても楽しい仕事です。シンガーソングライターとしての活動は配信やライブ、楽曲提供等を行っています。

  • 北川 日香里
    管楽器リペア科卒業 2019年

    北川 日香里

    宮城県加美町地域おこし協力隊

    長崎県出身。高校では吹奏楽部に所属し、コントラバスを担当。高校卒業後、国立音楽院へ進み、2019年管楽器リペア科を卒業。東京校で開催された「加美町移住セミナー」に参加したことをきっかけに、音楽の隊員として加美町地域おこし協力隊に就任。宮城キャンパスで工房アシスタントも務める。

    Q 在校中に学んだことは?
    管楽器の修理については勿論ですが、メーカーごとの特徴やパーツの違い、工具の使い方などを徹底的にご指導いただきました。特に工具は、間違った使い方をすると大怪我をしてしまう可能性があるので、この学びが仕事をする上でとても生かされています。また、管楽器の演奏経験が無かったため、実技レッスンでは木管楽器・金管楽器1つずつ選択し、楽器についての理解を深めることや、演奏技術向上のため様々な演奏の授業を履修しました。このことが修理の現場でも役立っています。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    「地域おこし協力隊」として地域イベントの参加や音楽イベント企画、町の魅力発信等をしています。宮城キャンパスのリペア工房では、依頼された楽器の修理や引き取り・納品を行っています。修理は、今まで学んできた基礎的な部分だけではなく、メーカーごとに楽器の違いがあるので日々勉強しながら仕事に励んでいます。「音楽のまち」と言われている加美町をまだまだ知らない方もいらっしゃるので、音楽の楽しさと町の魅力を結び付けられるような活動を今後もしていきたいです。

  • 松田 実栞
    管楽器リペア科2019年卒

    松田 実栞

    株式会社セントラル楽器

    Q 在校中に学んだことは?
    管楽器リペアの授業はもちろん、金管木管共に経験していたことを活かしてジャンルを問わず様々な演奏系の授業を積極的に履修しました。幅広い年齢層・経験をもった同期に恵まれ、他学科の学生とも交流を通じて数々の演奏の機会を得られました。今まで経験のなかった楽器や演奏形態にチャレンジすることで、より楽器や吹き手に対する知識や見解を広めることが出来ました。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    経理部として売上や仕入の管理をするパソコンと向き合う事務作業がメインですが、楽器や関連商品の販売で店頭に立つ機会も頂いています。商品管理をする中で新発売の商品はもちろん、現行の新品ではなかなか見かけることのできない中古楽器にも出会えたりと勉強する日々です…!店頭ではお客様に顔を覚えてもらい声をかけてもらえたり、楽器を手にする笑顔の瞬間に立ち会えることが、モチベーションUPにも繋がっています。様々な楽器やフィールドで演奏してきた経験を活かして、奏者の目線に立ったサポートが出来るよう仕事に励みたいと思っています。

  • 志多 弘考
    管楽器リペア科卒業 2018年

    志多 弘考

    株式会社ル・ベカール入社

    1998年生まれ。2016年に高校卒業と同時に国立音楽院管楽器リペア科に入学。2018年に管楽器リペア科を卒業し、株式会社ル・ベカールに入社。現在に至る。

    Q 在校中に学んだことは?
    在学中は主に管楽器全般の基礎知識と修理技術の基礎を学びました。授業では、コルクの張替えやバランス調整など、管楽器リペアを重点的に学びましたが、ただ知識を詰め込むだけではなく、実際に楽器の修理を実践することで、今の仕事に直結する技術を獲得することができ、とても充実した授業でした。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    クラリネットやオーボエなど木管楽器の修理やバランス調整が主な仕事です。楽器の種類によって使う道具は異なり、楽器によって様々な修理法があります。例えばクラリネットの修理なら、タンポが破れていたり傷んでいたら新しいものに交換したり、接合部のコルクが破れていたり緩くなっていた場合は、新しいコルクに巻き変えます。また、接客も行っています。お店に来てくださったお客様と「〇〇が気になっている」や「△△を変えたい」など様々な要望を聞き、対応しています。様々なお客様がいらっしゃるので、とても楽しく仕事させていただいております。

  • 錠内 大将
    和楽科2018年卒

    錠内 大将

    KMAパラダイスホールからステージは世界へ
    世界を駆ける和太鼓集団「倭ーYAMATO」のメンバー。

    日本のあらゆるパフォーミングアーツ集団のなかでも、群を抜く海外公演を行い、1年のうち半年から10ヶ月は海外に公演に出かけ、日本に、アジアに、そして世界へ響かせている。
    WEB http://www.yamato.jp/

    Q 在校中に学んだことは?
    私は小学校5年生から和太鼓を習い始めました。国立音楽院に入学したのも和楽器、出来れば和太鼓に関連した将来を考えてのことです。ここでは、和太鼓以外にも三味線、尺八、天平と多くの“和”を体験することが出来ました。特に、天平の“殺陣”の経験は舞台というものの楽しさを経験することができました。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    私はプロの和太鼓集団“倭”に所属しています。奈良県の明日香村でメンバーと共同生活をしながら自炊し、日々体を鍛え技術を磨いています。年間の半分以上は海外公演であり、昨年だけで東ヨーロッパを中心に10か国以上遠征しています。海外でのスタンディングオベーションを経験したら、舞台は下りられません。

  • 鈴木 隆斗
    プロミュージシャン科2018年卒

    鈴木 隆斗

    ジャズサックスプレイヤー

    国立音楽院プロミュージシャン科卒業。ジャズ理論を今田勝氏、三木俊雄氏に師事。サックスを三木俊雄氏に師事。2013年より毎年横浜ジャズプロムナードに出演。本牧ジャズ祭では「一番よかったバンド賞」「特別賞」を2年連続受賞。音楽専門学校対抗No1ARTIST決定戦に学校代表で出演し渋谷TUTAYA O-EASTにて演奏。横浜スパークリングトワイライト2015、2016に出演、山下公園花火大会ステージにて演奏。六本木サテンドール、関内BARBARBAR,新宿Jに出演。2016年には土屋太鳳・竹内涼真主演の映画「青空エール」に吹奏楽部員役として出演。

    KMAで得た経験を活かしイベントの企画やライブ活動をしていきたい。

    Q 在校中に学んだことは?
    2歳の頃より、今田勝先生のジャズライブに通い、「かっこいいな」と思ったのがミュージシャンになりたいという夢のキッカケでした。中1より吹奏楽部でテナーサックスを始め、夢は膨らみ、迷わずKMAの体験授業に参加させて頂きました。入学してからは、ジャズ理論&実技の授業の他、BIG BANDにも参加し、様々な先生方との交流、又、仲間達とのsession、そして学校のイベントでは、大きなステージに出演させて頂きました。音楽の楽しさを毎日感じながら通学することが出来ました。ライブやイベントに出演する際に、構成や企画作りなどに参加し、出演に至るまで過程を学べたのも、KMAに通っていたからこそです。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    卒業後、「鈴木隆斗デビューライブ」を六本木サテンドールで開催し、師匠である三木俊雄氏、ドラム講師の齋藤たかし氏、OBの桐沢輝氏、ピアニスト今田あきら氏と夢の共演をさせていただきました。中学生より横浜市子育て支援親子コンサートに出演するなど各施設にて多数イベントに出演しています。7月には元チェッカーズの大土井裕二さんと共演する予定です。お客様の拍手やご声援がとても励みになります。
    これからもライブを企画し、積極的に活動していこうと思っております!

  • 山田 直輝
    2017年度 ヴァイオリン製作科夜間部科卒業

    山田 直輝

    株式会社宮地商会(宮地楽器)

    Q 在校中に学んだことは?
    大学在学中に夜間部でヴァイオリン製作科に通い、道具の仕立てから製作工程まで多くのことを学びました。今になって特に感じることは、基本であり最も大切な刃物の研ぎや道具の仕立てについて、しっかり学べたということです。先生方にご指導いただきながら、仲間と共に学べるという環境も、本当にありがたかったです。そのおかげで、多くの失敗を経験しても挫折せず乗り越えられました。良い仕事は良く切れる刃物があってこそ。刃物の研ぎは仕事をする上で特に大切にしていることであり、ヴァイオリン製作科に通ったからこそ得られた技術と経験が活きています。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    楽器店に勤務し、お客様から預かった楽器の修理や販売商品のセットアップなどをしています。また、自宅で楽器製作もしています。修理・製作ともに何よりも大切にしていることは、弾きやすいコンディションにすること。その上で、それぞれの楽器の持つポテンシャルを最大限発揮できるようなセットアップや調整ができるように心掛けています。修理・調整の際は、お客様の希望に合わせて最良の結果が得られるようにしています。お客様から使いやすくなった、良い音がでるようになったと言っていただける瞬間に、この仕事をしていて良かったとやりがいを感じます。

  • 堀越 美和
    専門部2017年卒

    堀越 美和

    音楽療法士 一般社団法人日本音楽レ・クリエーション指導協会認定講師

    幼少時よりピアノ・エレクトーンを学ぶ。音楽学校在学中より、ブライダルプレイヤー・ラウンジプレイヤー・楽器メーカーのデモンストレーター・キーボーディストとして活動。
    特にブライダル演奏は2000件以上に及ぶ。その後プレイヤー養成、キャリアスクール講師、イベント企画など音楽と人に関わる仕事に従事する。
    その関わりの中で音楽が人間に及ぼす大きな力を実感する。音楽で社会貢献をしたいと転職を決意し、専門的に音楽療法を学ぶ為国立音楽院に入学。卒業後音楽療法士として活動を開始、現在に至る。

    音楽をツールとして笑顔を増やすことを目的とした活動をしていきたい。

    Q 在校中に学んだことは?
    音楽療法に関する授業は取れる限り時間の許す限り受講し、複数の先生から様々なアプローチを学びました。私は2度目の音楽学校での学びであったので、自由に授業を選択できるシステムはとても有り難かったです。医療関係の授業やドラムサークル・即興系の授業は仕事を始めてからのコミュニケーションに役立っています。また現場実習で得た経験は貴重なものであり、実習レポートで頂いたフィードバックのコメントは心の支えとなっております。何より学校で出会った先生方や大人になってから出来た友達はかけがえのない宝物となりました。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    現在高齢者の方とは施設にて若返りリトミック・音楽療法を、障がいをお持ちの方とは作業所にて音楽の時間を担当しています。また音楽療法の考え方を取り入れた認知症予防や介護予防のレクリエーション・脳活性プログラムも行なっています。地域での活動としては神奈川県の介護予防事業で横浜Fマリノスの運動プログラムとのコラボや多世代交流の活動にも参加、沢山の方々と繋がることが出来ました。これからも音楽をツールとして笑顔を増やすことを目的とした活動をしていきたいと思っています。

  • 河野 優香
    高等部2017年卒

    河野 優香

    ピアノプレイヤー / ピアノ講師

    1998年茨城県出身。鹿島学園高等学校を経て、国立音楽院高等部に編入、卒業。
    3歳よりピアノを始め、様々なコンクールやオーディションにて研鑽を積む。これまでにピアノを、宮沢亜紀子、園田優、ピーター・トゥーティーの各氏に師事。
    現在は、地元である茨城と東京を拠点とし、ピアノ講師として後進の育成に携わる傍ら、精力的にコンサートプロデュースを展開し、各地でピアニストとして積極的に演奏活動を続ける。

    小さな子ども達との関わり方や教え方、教材などのアドバイスが役立ちました。

    Q 在校中に学んだことは?
    私は現在ピアノ講師として活動しておりますが、生徒さんの年齢層は主に3歳から小学生が多いです。授業やレッスンでは、そんな小さな子ども達との関わり方や個々に合った教え方、教材についてもアドバイスをいただけたので、今でもそれは参考にしています。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    卒業後上京し、出張ピアノ講師として活動しながら演奏会を企画したり、結婚式場やレストラン、デイホーム等の施設でピアニストとして活動しております。今後もピアノ講師を主に、コンサートプロデュースも精力的に展開していきたいと考えております。

  • 阪口 萌子
    管楽器リペア科2017年卒

    阪口 萌子

    株式会社ヤナギサワ/ロウ付け担当
    学校では自己責任を学び、仕事では自分以外の責任が伴うことを学んでいます。

    高校では吹奏楽部に所属しテューバを担当。高校卒業後に国立音楽院へ進み、2017年に管楽器リペア科を卒業。株式会社ヤナギサワにアルバイト勤務。就職活動では販売系の会社も受けましたが自分に合っていないことを知り製造の仕事を志しました。

    Q 在校中に学んだことは?
    授業時間とは別の自習時間を活用して、買った方が安いと言われるようなホルンの修理を受けて、納品した際に依頼者の方に喜んでいただけたことが嬉しくモチベーションアップにつながりました。このような授業だけでは学べないであろう課題を自主的にたくさん学びその時の経験は今でも役立っています。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    600~700℃(ガラスの解ける温度)で溶ける銀ロウを火であたためた真鍮のパーツの間に溶かし溶接する、ロウ付けという作業をしています。真鍮の大きさ・厚さによって火を調節するなど試行錯誤していく中でキレイに仕事ができると達成感があります。

  • 玉乃井 萌
    管楽器リペア科卒業 2016年

    玉乃井 萌

    野中貿易株式会社
    ノナカ・テクニカルサービス勤務

    大学卒業後、リペアマンになることを志し国立音楽院に入学。2022年現在、野中貿易(株)ノナカ・テクニカルサービス勤務。

    Q 在校中に学んだことは?
    授業では、楽器の成り立ち、取り扱い方、調整方法など基礎的なことを学びました。授業時以外や土日も教室が解放されていて、いつでも自習ができました。楽器を修理している先生方も校内の工房にいて、学ぼうとする意欲に応えてくださいました。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    主に、SAX、金管楽器の検品や修理を行っています。楽器修理は1つひとつ状態が違いますから、1つできるようになってもまた次々と身に付けなければならない技術が見えてきます。難しいことも多いですが、もっと引き出しを増やせるよう前向きに取り組み、リペアの世界の深さや厳しさと共に、大きなやりがいも感じながら日々の仕事にあたっています。在学生の皆様やこれから入学される皆様も、ぜひ自分が目指す目標に向かって頑張ってほしいと思います。

  • 岡野 大夢
    高等部2016年卒

    岡野 大夢

    ジャズサックスプレイヤー
    ジャズが生き甲斐に。現在米国に留学中。

    米国留学中にハーレム街のライブハウスや田井中福司氏がホストを務めるライブハウスにシットインの経験をする。帰国後都内ジャズクラブ、ライブハウスにシットインしベテランプレイヤーの方々と共演。小林陽一&JJMのサブメンバーとして六本木サテンドールにジャズクラブデビュー。Seiko Summer Jazz Camp 2017で優秀賞を受賞。2018年5月発売、小林陽一&JJM 「Sounds Good」のレコーディングにゲスト参加。2018年8月,11月 小林陽一モンクストリオ+1 に出演し、太田寛二氏、鈴木堅登氏と共演。

    Q 在校中に学んだことは?
    ジャズをやる上で重要な要素は沢山ありますが、その中でもスウィングのリズムにどう乗ればいいのか、そしてどうやって音符をスウィングさせるのかという最も重要な事をKMAで学べました。好きなジャズをライフワークにする為の一歩を踏み出せて良かったです。周りの全ての方々に感謝の想いです。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    NYで知り合えたドラマーの田井中福司氏の紹介で小林陽一氏のライブにシットインする事ができ、それがきっかけとなり都内ライブハウスやイベントに参加する様になりました。若いうちに経験した方が良いと、レコーディングまで経験させて頂きました。

  • 下川 駿介
    ヴァイオリン製作科2016年卒

    下川 駿介

    イズタバイオリン勤務
    本当の美しい音色に出会うことができました。

    和菓子メーカー勤務からものづくり好きと音楽好きが生じて思い切って、ヴァイオリンの修理職人に転身。国立音楽院への入学志望の理由通り、基礎をしっかり身につけることで就職につながりました。

    Q 在校中に学んだことは?
    とにかくヴァイオリン製作に打ち込みました。初めてのヴァイオリン製作はとても難しかったけれども、自身の手だけで楽器を作れたことへの深い感動を得ることが出来ました。同期にも恵まれ、木工や音楽について語り合ったこともいい思い出となっています。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    楽器の修理、調整の仕事をしています。修理は楽器ごとの個性を見極める必要があるため、とても難しですがやりがいがあり、日々充実しています。また製作も趣味としてですが続けています。将来、自分の工房を持つことを目指し励んでいきたいと思います。

  • 佐藤 あずき
    管楽器リペア科2015年卒

    佐藤 あずき

    柳澤管楽器株式会社/組み立てライン勤務
    1本1本楽器は違い(個性)がある事を感じることに喜びを見い出しています。

    高校では吹奏楽部に所属、バリトンサックスを担当。高校卒業後に国立音楽院へ入学。2015年に管楽器リペア科を卒業して柳澤管楽器株式会社に就職。現在の組立ラインに配属される。音楽の道に進みたいけど狭き門と思っていました。でも、今はその夢がかなっています。

    Q 在校中に学んだことは?
    オープンシラバスでウインドオーケストラ・楽典・三味線・音楽療法入門・ロールストレッチなど管楽器以外の勉強も自由選択の授業から選び学びました。また実技(個人レッスン)では、未経験の金管楽器を知るためにトロンボーンを郡恭一郎先生に教わりました。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    組み立てラインは、たくさんの工程を経て、出荷に近いところでの作業なので気を遣うことが多いですが、作業自体は同じことの繰り返しです。でも、一本一本楽器には違いがあり、個性があるのでその微細な違いを感じながらパーツを組み合わせていく作業はとても楽しく、日々新鮮さを感じています。

  • 加藤 千尋
    管楽器リペア科2014年卒

    加藤 千尋

    株式会社三響フルート製作所 / 工房課リペア担当

    宮城県出身。昭和女子大学を卒業後、国立音楽院管楽器リペア科を卒業。
    小学校〜高校まで吹奏楽部に所属しフルートを担当。部活動中に管楽器リペアという職業を知り魅力を感じ、一度は楽器に触れることから離れたが、大学卒業後に国立音楽院に入学し技術者を志した。

    繰り返し学べた事は、新しい事を学ぶ際の自信にも繋がりました。

    Q 在校中に学んだことは?
    実際に修理の仕事についてから、学校でしっかり教えてもらって良かったと感じたことは各工具と楽器の扱い方です。楽器の修理方法はメーカーやお店によって異なります。就職してからそれらを学ぶ基礎として、工具や楽器を正しく扱うことを1年生のうちに繰り返し学べた事は、新しい事を学ぶ際の自信にも繋がりました。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    私は修理を専門とする課に勤務しておりますので、日々お客様が使用した楽器を調整・修理しております。中には大変な状態で持ち込まれる楽器もあります(くの字に変形したフルートも来ます)が、調整後にすごく良くなったと言って貰えたり、消耗品を変えながら何十年も使用して下さっているお客様の楽器を手にするとやりがいを感じます。当時、ドライバーやヤスリの持ち方から丁寧に教えて頂いた先生方へ本当に感謝しています。

  • 桐沢 輝
    ジャズミュージシャン科2012年卒

    桐沢 輝

    ベーシスト

    ウッドベース、エレキベースを使いこなしベーシストとしてRock、Pops、Jazz、ミュージカルまで様々な現場で活躍、年間100本以上のステージをこなす。赤坂ブリッツ、Zeppダイバーシティー東京、オーチャードホール、赤坂ACTシアター等出演。

    学んだ事全てが仕事の役に立っています。

    Q 在校中に学んだことは?
    ジャズアンサンブルやビッグバンド、バンドアンサンブル、音楽理論と作編曲等を勉強しました。国立音楽院では個人やバンド練習に適したスタジオと自習室があり、演奏だけで無く座学にもみっちり打ち込む事が出来ます。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    主な仕事としてバンドサポート、ライブ、レコーディング、お芝居やミュージカルの伴奏をやってます。都内でのライブやツアーで日本全国や海外へ行く事も多いです。また作曲や編曲、楽譜作成の依頼もあるので、学んだ事全てが仕事の役に立っています。

  • 田螺 日奈アートセラピー科2012年卒

    田螺 日奈

    イラストレーター

    ロシア文化をモチーフにした「3びきのハムスター」シリーズのポストカードを制作。有限会社ジクーソーと契約を結び、プロのイラストレーター「Хина(ヒナ)」として活動を続ける。美展水彩画部門にて、佳作を受賞。

    国立音楽院は自由な校風をもつ学校です。音楽療法士や調律師、ピアノ講師などの資格を取りたいという方、障がい者と関わっていきたいという志を持つ方はもちろん、自分の中にあるなにかしらの可能性を開花させたい、何らかの形にしたいという方にも推薦できる学校であると信じております。私は病弱で実習にはいけず、ついに療法士としての資格は取れませんでした。クラシックピアノを専攻しましたが、プロのピアニストという訳ではありません。しかし本校で学んだ「アートカラーセラピー」の授業は大変印象深く、美大を中退して一時は美術との関わりを断った私に再び筆を握らせるきっかけになったと思っております。

  • 櫻井 聖奈ピアノ調律科2012年卒

    櫻井 聖奈

    サイバーミュージック株式会社 勤務

    一般家庭の外回りで、色々なピアノを調律してみたかったのでこの会社に入社しました。入社後も毎日調律で外回りをしています。ピアノは家庭によって色々な症状・不具合があるので、現場に出て色々なピアノで経験を積んで、毎日が勉強になっています。特にお客様とのコミュニケーション力は大事な仕事になっています。これは入社してからでは遅いので、在学中に身につけておくべきだと思います。

  • 山木 杏奈管楽器リペア科2012年卒

    山木 杏奈

    吹奏楽トレーナー

    私が国立音楽院に入学した大きな理由はオープンシラバスで、自分が好きで学びたいことを学べるからです。演奏が大好きなので管楽器リペア科に入学し、リペアはもちろん、合奏の授業を履修していました。今、仕事にしている吹奏楽トレーナーでは、在校中の2年間、一生懸命に学んできた吹奏楽やオーケストラ、室内楽の授業がとても役に立っています。本校アンサンブルのなかで学んできた指導者との関係、仲間との関係が今、こどもを指導する上でとても役に立っています。そして子供達がこの吹奏楽を通して人間的にも成長することは、私にとっての何よりのやりがいです。もちろんリペアで学んだ管楽器の構造を学んだことなども、トレーナーには大変役に立っています。音楽を総合的に、楽しく学べたことが一番の収穫です。

  • 柳 一管楽器リペア科2012年卒

    柳 一

    サックス専門のリペア工房経営

    私は楽器技術を習うために韓国から来日し、国立音楽院の管楽器リペア科に入学しました。学校で過ごした二年間は私にとって人生で一番充実した貴重な時間でした。立派な先生たちに教えていただいたすばらしい技術も、初めての大きなホールでの演奏も、そのひとつひとつが今の自分にとっては大きな財産です。
    卒業後は韓国に帰ってソウルでサックス専門のリペア工房を開き、三年目になります。今でも遠いところから先生たちにいつもいろいろ助けていただき、おかげでなんとか一人でやっています。最近工房には韓国国内のプロ奏者たちも訪ねてくださっています。
    国立音楽院の先生たちと会えなかったら、このような思いも、ひとりで店を続けることも出来なかったのだろうと、働きながら毎日実感しています。
    後輩のみなさんが、この学校で習えるひとつひとつは外国人の私から見ると、ものすごく価値のあることばかりです。また学院は、みなさまが望むことには応えてくれる準備をいつもしてくれています。ぜひこのことを忘れずにいてください。ここでの学びがみなさんにとって大きな力になることを望みます。

  • 青木 尚子短期科 2012年卒

    青木 尚子

    ヨークカルチャーセンター府中店、大宮店 / 草加カルチャーセンター / コナミスポーツクラブ成増
    各ピアノ教室ピアノ講師

    埼玉県立芸術総合高校 舞台芸術科卒業
    国立音楽院 短期科 卒業
    英国トリニティ・ギルドホールカレッジ ピアノソロ部門
    ディプロマ(ATCL学士号)取得

    毎日毎日、こどもたちとピアノを弾き、歌ったり笑ったり、悔しがったり喜んだりしています。1人30分のレッスン時間では足りないくらい、もっと一人一人の生徒さんと向き合える時間があったらいいのにと思っています。大人の生徒さんも多くいらっしゃるので、おしゃべりを交えながらのレッスンの中で、私の人生では知り得ない、たくさんの事を教えて頂いております。この様な毎日は、国立音楽院に通い出す前では、全く考えられないことでした。ピアノは小さい頃から弾いていましたが、練習はしたりしなかったり、また演劇にのめり込んだ時期もありましたが、この世界でやっていくには、私の知識や糧は、あまりに小さすぎる事に気付き国立音楽院へ入学。在学中はやれること、やりたいことはとにかく何でもやりました。クラシカルピアノにはじまり、ミュージカルに演劇やオペラ、ゴスペルにジャズまで。とても充実した毎日でした。そして幸運にも、英語リトミックのピアノアシスタントに推薦して下さり、仕事を通して、私はこどもたちと遊ぶことが大好きだったことに気付き、同時にピアノをもっともっと極めたい気持ちになりました。専門的にピアノを教えられるようになるため、トリニティATCLを受けようと決め、英才教育など今まで全く受けていなかった私が一回で受かりました。ご指導頂いた先生方には、感謝してもしつくせません。在学中はたくさんの先生方、教務の方々にお世話になりました。中でもとりわけ、クラシカルピアノ御専門の岳本恭治先生、山季布枝先生 には大変お世話になりました。心より御礼申し上げます。

  • 杜 恰シンガーソングライター科2011年卒

    杜 恰

    ジャズギターリスト
    中国で大好きな音楽を一生の仕事に。

    中国からの留学生。現在は自国でジャズギターリストとしての活躍の他、ジャズをメインに音楽講師など幅広く音楽に携わっている。

    Q 在校中に学んだことは?
    2009年にsinger song writerを 目指し日本の国立音楽院に留学をしました。今田勝先生や岩谷耕資郎先生など素晴らしいjazzの先生に出会えて、jazz guitar、jazz piano も習い初めました、悩んだり、遊んだり、友達と一緒にセッションしたり、一緒に食事したり、いろんな音楽の先生や友達に出会えて、本当に面白い2年間でした。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    2011年に帰国しましたが、音楽の仕事はなかなかなく、そんなに楽ではありませんでした。日本で習ったことを練習しているうちにテレビの番組でギターを弾くなど仕事をもらえるようになり生活もしやすくなりました。今はgolden jazzという学校で教えながら、いろんなライブをやっています、国立音楽院と晴らしい先生方に、本当に感謝しています。

  • 長阪 浩成短期科2011年卒

    長阪 浩成

    ワールドコンテンツ株式会社 勤務

    音楽療法教室Evergrowの運営や、アーティストへの楽曲提供、原盤制作を行なっています。音楽療法と楽曲制作で考え方や価値観も違うものではありますが、音楽の力を信じ、音楽を届けることで、何かしら感じてもらえるような作品づくりを行うと共に、社会的支援を行う立場としての音楽療法を行っていきたいと思っています。

  • 松島 裕子短期科2011年卒

    松島 裕子

    NPOラポールミュージックサービス 勤務

    私は、国立音楽院で「音楽療法」や「若返りリトミック」「幼児リトミック」等を学び、現在、高齢者施設でのセッションや障がい児・者施設でのセッション、幼児リトミックのピアノ担当等の仕事をしています。
    「0歳〜100歳 さまざまな方々と音楽活動を!」をモットーに音楽でいろんな方々とつながっている毎日です。
    私がずっとめざしていた『「音楽」を通して人とつながること』を実現させてくれる場、それが国立音楽院です!

  • 長谷川 圭子リトミック本科2011年卒

    長谷川 圭子

    カルチャーセンター本牧 講師

    私がこちらの学校に入学したのが、今から約5年前の事でした。五十歳を目前にして、双子だった子育てもほぼお役御免になり 毎日何もする事が無くなってしまいました。そんな時に この学校の存在を知りました。30年ぶりの学生生活は不安がいっぱいでしたが始まってみたら毎日が楽しくて気分も30歳は若返ったようです。初めは音楽療法の勉強をしていたのですが、履修したリトミックにすっかり魅了されてしまい、講師を目指す事になりました。目指す事ができると、どんどん欲が出てピアノの勉強もしたくなり、「幼児リトミック」、「ピアノ講師」、「若返りリトミック」と3つの資格を取得し在校中から講師としてカルチャーセンターで働き始めました。今は、毎日が楽しくて充実しています。人生後半にこんな素敵なご褒美があったなんて、生徒の皆様と国立音楽院にとっても感謝しています。

  • 神戸 君仁ピアノ調律科2011年卒

    神戸 君仁

    国立音大付属音楽高等学校 卒業
    国立音大声楽科卒業
    国立音楽院 ピアノ調律科卒業

    現在、フリーでコンサートなどの調律をしており、主にベヒシュタインなどヨーロッパピアノの調律、調整をしています。2013年11月からは、アメリカ、ニューヨークにあるベートーヴェンピアノで働く事になっております。 芸術面においては、ピアノ伴奏などの活動をしており、日々ピアニストが弾きやすいピアノ作りの為、精進しています。

  • 山崎 誉世布ヴァイオリン製作科2011年卒

    山崎 誉世布

    ミッテンバルト在住
    Staatliche Berufsfachschule fur Musikinstrumentenbau Mittenwald在学中

    私の現在通っている製作学校はMittenwaldという、ドイツ・バイエルン州のオーストリアとの国境近くの場所にあり、この小さな町には1680年代にMatthias Klotzによってヴァイオリン製作がもたらされ、この地の楽器の品質を長期にわたり確かなものとするため、1858年にマクシミリアン2世の下で製作学校が設立されました。学校で作業・勉強しつつ、休みの日に友達と作業したり、豆鉋を自作したり、楽しい毎日を過ごしています。

  • 保科 香里音楽療法学科2011年卒

    保科 香里

    幼児リトミック・若返りリトミック講師・心身カウンセラー

    国立音楽院では入学後、興味を持った様々なカリキュラムを選択し、受講することができます。
    私は音楽の仕事をしたいと思ったからこそ、幅広い音楽と音楽に関わる様々な知識、そして音楽を楽しむ「人」の心や病気・障がい、音楽と同様に心を癒すことのできる様々なセラピーや心身カウンセリングなど、多くの授業を選択し、時間の許す限り受講しました。現在は幼児リトミックや高齢者向けの若返りリトミック、知的障がい児リトミックの講師をしています。
    0歳から100歳、障がいのある方もない方も音楽を楽しむ心はみんな同じです。国立音楽院で何を学び、どう活かすかは自分次第!可能性は無限大です!

  • 宇多村 友貴管楽器リペア科2011年卒

    宇多村 友貴

    吹奏楽トレーナー

    現在吹奏楽トレーナーをしています。国立音楽院では管楽器リペア科でしたが、私にとっては大きなステージでの演奏活動、そしてホルンの個人レッスンがマンツーマンで受講できたことは音楽のスキルアップに大きく役に立ちました。リペアを勉強したことは、自分の楽器はもちろん、生徒達の点検もでき、楽器吹きにとっては改めて大切な技術だと感じています。生徒達から演奏会の報告や、苦手なフレーズを克服できたときなど、この仕事に就けて良かったなあとやり甲斐を感じます。本校在校中、楽器練習や演奏会で養われた「根気」もとても大切なことだと思っています。

  • 高橋 啓
    音響デザイン科卒業 2010年

    高橋 啓

    コンサート、ライブハウス、
    イベント等の音響業務

    Q 在校中に学んだことは?
    私は、大学卒業後、社会人として働いていましたが、以前から興味があった音楽の現場で仕事をしてみたいという思いが強く、音響デザイン科に入学しました。国立音楽院ならではの幅広い年齢の学生や講師の方、様々な学科があることにより多くのジャンルの音楽に出会うこともできました。音響デザイン科の場合、機材を触る機会が多く持てることは大きなメリットだと思います。多ジャンルの音楽が溢れているため、なかなか出会うことのない楽器などにも学生のうちから触れられるのも魅力の一つです。何より、年齢、経験問わず同じ仲間としてたくさんの方と過ごせた2年間は、間違いなく今の仕事の糧になっています。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    コンサート、ライブハウス、イベント等の音響に関する業務です。PAオペはもちろん、アーティストが聞く音を作るモニターオペ、本番前のスタジオリハーサル、仮設現場においては、プランニングや仕込みも行います。コロナ禍ではイベントが縮小した頃から、企業のオンライン会議やセミナーの配信、オンラインゲームの配信業務などにも関わらせて頂いています。すごい速さで新しい技術や機材が、更新されていくので、日々学ぶことが多く飽きる事なく続けていける仕事です。

  • 丹羽 さゆりドラムカスタマイザー科2010年卒

    丹羽 さゆり

    株式会社石橋楽器 勤務

    学生の頃からドラムを始め、いろいろなパーカッションをやっていました。演奏をして行く度、楽器が大好きになって、「自分の楽器を作ってみたい」と思うようになり、ドラムカスタマイザー科がある事を知り、入学しました。演奏技術はもちろん、楽器の製作過程やパーツの特性、修理の仕方、他の楽器との相性など、たくさんの事を学びました。また、学校内でいろいろなドラム・パーカッションの修理の依頼がカスタマイザー科にくるのでそれをこなす内に自然に学ぶ事が出来ました。講師のみなさんや、先輩方も優しく、後輩達も仲良くしてくれて、卒業した今でもカスタムに困ったときはカスタマイザー科に駆け込むくらい頼りになる場所になっています。

  • 廣瀬 めぐみ音楽療法学科2010年卒

    廣瀬 めぐみ

    NPOラポールミュージックセラピーサービス 若返りリトミック講師
    健康歌声サロン主宰

    メグミューズ
    タウンニュース横浜市緑区版「人物風土記」
    2012年より「健康歌声サロン」事業を立ち上げ、ビジネスの視点から音楽療法のノウハウを活かす。「高齢者が楽しみに外出する機会をつくり、社会的孤立の予防と介護予防につなげる」を目的に、行政と連携しながら事業を展開している。

    「国立音楽院を卒業したら、ボランティアで音楽療法を行わないでください」
    これは、入学した時に音楽療法学科の学生が最初に言われた言葉です。
    「音楽を学ぶこと」と「音楽を仕事にすること」は、同じようでいて全く違うものです。入学したばかりなのに、卒業後の仕事の話が出たのには驚きましたが、「これから2年間でお金をもらえるだけのスキルを身につけなければ」と身の引き締まる思いでした。
    国立音楽院には、多くのチャンスがあります。本気で頑張る人には仕事の紹介があり、報酬もついてきます。私は、国立音楽院と提携している「NPOラポールミュージックセラピーサービス」からお仕事をいただいています。「音楽を仕事にすること」に、ここまでこだわる音楽の学校は、他にはありませんでした。
    現在は、NPOの仕事をいただきながら、個人でも事業を行っています。国立音楽院でいただいたチャンスがなければ、今の私はありませんでした。是非、この学校でチャンスをつかんで、社会へ羽ばたいて行ってください。

  • 山縣 真梨子指導科2010年卒

    山縣 真梨子

    トロンボーン奏者/ボーカリスト
    伝わる音楽を求めて、日々挑戦中!

    己のリーダーバンド「真梨子カルテット」で第一弾CD「My Favorite Things」発表。SALSA女性10人バンド「SON REINAS」でトロンボーン/ボーカルを担当。 現在は5Trombones FUNK BAND「BACKBONE」や自身のリーダーライブも随時行っており、主に東京・横浜・千葉・札幌で活動。ジャズに限らず、オリジナルやアレンジ曲など取り入れ、広く親しみやすいライブを展開。
    WEB http://mariko-yamagata.com/marikos_website/Top.html

    Q 在校中に学んだことは?
    色々な楽器の音域を知り、とにかく譜面を書くことに時間を費やしました。書いた譜面を演奏していただく必要があるので、自ら探して音楽院の方々に声をかけて協力していただきました。譜面を書くということに集中して、数をこなした経験は、自信に繋がっています。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    東京、横浜、千葉、札幌を拠点に、自分で開催したり、人からお誘いいただいたり、デュオの小編成から、5Tb、ギター、ベース、ドラムという中編成、ビッグバンドまで演奏しています。ここ数年は、色々な楽器の生徒さんでのセッション講座や、歌とトロンボーン(pBone含め)の講師業も定着しております。

  • 渡辺 千尋ロックプレイヤー科2009年卒

    渡辺 千尋 

    ブリキオーケストラ Drummer

    レコーディング、ライブサポートで演奏

    この学校に入学した理由、まずは居心地の良さです。スタジオ、機材等、良い環境が整っているのはもちろん、1Fには自由に人と人とが交流出来るオアシスという場があります。何事にもコミュニケーションは大事。もちろん音楽にも。そういう場が自然と成り立っているので、きっと心から音楽を学べるだろうと安心と野心を胸に決断しました。とにかく自由に伸び伸びと、ありのままの自分で無限の可能性を引き出せる愉快な学校です。

  • 佐藤 舞
    ヴァイオリン製作科2009年卒

    佐藤 舞

    GUY COQUOZ LUTHIER(ギー・コゴス・ルシアー)工房 勤務

    秋田県生まれ。高校卒業後、2007年国立音楽院ヴァオリン製作科へ入学。ヴァイオリン製作および、道具の仕立て・木工の基礎について学ぶ。
    2009年、弦楽器修理を学ぶため渡仏。パリ北区にある弦楽器工房GUY COQUOZ LUTHIER(ギー・コゴス・ルシアー)で製作・修理の研鑽を積む。
    現在も同工房に職人として勤務しながら、主に修理・調整に携わっている。

    道具のこだわりや仕立ての基礎部分の大切さを在学中に学べた事が現在の職場で役立ちました。

    Q 在校中に学んだことは?
    国立音楽院で学べて良かったことのひとつは、刃物をきれいに研ぐ意識を身に付けられたことです。卒業後、すぐフランスへ来ましたが刃物の仕立てにこだわらない人は、驚くほど多いです。製作、特に修理では道具の切れ味の違いが完成度に大きく響きます。加えて海外で使われている刃物も大抵日本製なので、日本の環境で大事なベースをきずけたことは本当に良かったです。今難しい修理などに仕事場で取り組むにあたっても、学校で学んだ道具の仕立ての基礎部分はとても役に立っています。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    今わたしはパリ北側の楽器店が集う地域にあるGUY COQUOZ LUTHIER(ギー・コゴス・ルシアー)という工房で職人として働いています。仕事に就いた経緯として、まず国立音楽院在学時にお世話になった先生に口添えしていただき、パリの日本人の職人さんに数か月お世話になりました。日本人の職人さんが帰国した後も、パリの同工房で実地研修を続け、就職する運びとなりました。現在の仕事内容としてはヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ、さらにバロックなどの古楽器を含めたセットアップとメンテナンス修理、また弓の毛替えと基本メンテナンスを行っています。

  • 藤崎 聡美
    ピアノ調律科2008年卒

    藤崎 聡美

    株式会社サンフォニックス

    4歳よりクラシックピアノを習い始め、色々なジャンルの音楽を聴くことも好きになる。2006年、国立音楽院ピアノ調律科に入学。
    2008年株式会社サンフォニックスへ見習いとして入社、現在に至る。
    「音楽に携わる仕事がしたい」という大雑把な理由が調律師を目指したきっかけでしたが、日々その奥深さを実感中です。

    現場で活躍されている先生ならではのご指導が役に立ちました。

    Q 在校中に学んだことは?
    国立音楽院には他の調律学校と異なる特色があり、今も助けられている事がたくさんあります。先生方が現役でお仕事をされているので、現場で活躍されている大先輩方の意見として指導いただいた事は現場に出た当初から今でも役立っています。また、ピアノ演奏の実技や構造・歴史の授業では、技術者が見たピアノの構造だけでなく演奏家・研究者の先生の知識や視点を教えていただきました。実際業務として携わるようになり、より一層有難みを感じています。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    お客様のお宅、スタジオ、放送局、コンサート会場、公共施設等、ピアノがあるところでご依頼があればどこでも調律させていただいています。ピアノがない会場へ、会社所有のピアノを搬入して調律を行う事も多いです。アコースティックピアノ以外にもCP80やローズ、ウーリッツア、チェンバロの調律を行う事もあります。楽器を守りトラブルなく仕事を終えるという事を第一に気をつけつつ、お客様や演奏者さん、現場の他のスタッフさんとのコミュニケーションを大切にしながら業務に当たっています。

  • 森 一記管楽器リペア科2008年卒

    森 一記

    株式会社ノビテック 勤務

    2008年度管楽器リペア科卒業。卒業後ヤマハミュージック東京(現ヤマハミュージックリテイリング)へ入社、銀座店、池袋店にて防音室の設計販売に従事。2012年、株式会社ノビテックへ入社。映像系のフィールドで活動中。

    音楽で生きることは決して甘い物ではありません。特にリペアの世界はドラマや漫画のような華やかな舞台とは程遠い。そんな地味なお仕事です。ですが楽器のメンテナンスが奏者にとって最も大事なことで、この地味な仕事の結果が華やかな舞台に繋がります。国立音楽院では基礎の基礎である工具の作成、管理から実際の楽器の修理、求めれば応用が必要な技術も丁寧に教えてくれます。また、演奏の副科があり、ただ修理するだけではなく、自身も一個人のプレーヤーとしてリペアがどのようなものであるかを実感することができます。ここで学んだ基礎の積み上げ、相手の立場に立つということは今も私の仕事の根幹として根付いています。

  • 豊嶋 英泰ギタークラフト科2008年卒

    豊嶋 英泰

    ギター工房 T-style経営

    http://www.t-style-guitars.jp/
    高校卒業後、鉄鋼系の作業員として就職。ギター愛が再熱し、28歳で本校に入学。エレキギターのリペアとアコギ製作にひたすら熱中し、その作品を弦楽器フェアで高い評価を得る。卒業後リペアマンとしてギター関係の会社に就職、4年後に独立し、現在に至る。

    私は、北海道で生まれ、北海道で育ちました。東京都久留米の駅近くで、修理工房をオープンすることとなりました。
    たった4年で独立と思いますが、いままで培ってきた経験がなければリペアマンとして4年はやっていけなかったでしょう。ここまで来るのに出会った人たちのおかげで今の私があると思っています。これからもいろいろな出会いの中、更なるレベルアップを目ざし、精進していきたいと思います。

  • 甲斐 知優音楽教育科2008年卒

    甲斐 知優

    楽器店でのピアノ講師 幼児リトミック講師

    管弦楽器のピアノ伴奏の他、バンドのキーボードサポートとして演奏活動をおこなっている。音楽仲間とクラシックコンサート、ポップスライヴも企画。保育園や老人ホームでの慰問演奏、プラレタリムやカフェでBGM演奏もおこなう。

    Trinity College of Londonのディプロマを取得の他、在学中に来校されたトリニティの教授のレッスンを受講し大きな刺激を受けました。
    学内の様々な楽器の伴奏をしたことで初見力がつき、楽器の音色・特性を間近で知ることが出来ました。
    クラシックの他、ポップスやロックバントに参加し音楽の幅を広げ、ミュージカルの授業では作曲を、音楽概論ではSONYのスタジオ見学に行きました。レコーディング授業では自作曲をCDにしてもらいました。
    バラエティに富んだ授業を貪欲に受講したおかげで、たくさんの経験と先生方や仲間との繋がりができて、今、様々な仕事を頂くことができ充実した毎日を送っています。

  • 渡邉 えり奈
    ヴァイオリン製作科2008年卒

    渡邉 えり奈

    島村楽器株式会社 シマムラストリングス秋葉原

    バイオリン&弓 リペア、修復技術者 工房責任者

    国立音楽院のヴァイオリン製作科に入学した時、人と話す事が苦手だった自分を変える為、アルバイトは接客業を選び2年間やりきりました。その経験を基に、更に自身のレベルアップに繋げる為、質の高い接客やコミュニケーション能力を求められる島村楽器の新卒採用にエントリーしました。
    入社当初は与えられた仕事をこなしつつ、様々なセクションで活躍している先輩方を観察する事から始めました。自分に無いものを学んでいく事で引き出しが増え、周りの動きが見えてくるようになり、徐々に仕事の取り組み方も変化していきました。
    技術職は終わりのない世界だと言われますがまさしくその通りで、他のジャンルの技術者と交流する中で得た事も多くありスキルアップに繋がっています。
    この環境が、国立音楽院でいうところのオープンシラバスに似ていて、より上を目指して働いている私には大きなメリットだと感じています。

  • 湯浅 郁香ウインドオーケストラ科2006年卒 研究科2007年卒

    湯浅 郁香

    CRACK BANQUET所属

    http://www.crackbanquet.com
    研究科としてもう一年通い、そこで出会ったのがバンドです。今までは座って楽器を吹くのが当たり前でしたが、今は踊って歌って楽器を吹いています。お客さんも踊ったり叫んだり、笑ったりしています。この一体感に私はすっかり魅力を感じでしまいました。何かを生み出すことってすごい労力ですが、その達成感とライブの生きている感が気持ち良いです。私のサックスが好きだと言ってくれる人がいる限り、人の心に届く演奏が出来る人になるまで、沢山の人たちと楽しい時間を過ごしていきたいのでこれからも突き進んでいきます。

    私が国立音楽院を選んだのはとにかく色んな音楽を楽しめると感じたからです。楽器に触れる時間を沢山持ちたくて、ウインドオーケストラ科を専攻し、代表を務め貴重な体験もさせて頂きました。決して毎日が楽しい訳ではなかったです。厳しいレッスンや、仲間と張り合うことも。本当に色んな壁にぶち当たりました。けど、その経験があるから楽しく楽器を続けてられると思っています。大きいステージで演奏し、海外交流や有名なアーティストと響演もでき、普通に生活していたら出来ないことが常に出来る環境です。素晴らしい先生にも出会え、国立音楽院を選んで良かったと思っています。もっと色々と勉強しておけばよかったと思うこともあるので入学した暁には100%で挑んで完全燃焼で卒業を迎えて欲しいと願います。

  • 中村 勇輝ドラムカスタマイザー科2007年卒

    中村 勇輝

    川崎ドラム教習所 代表講師

    ジャズドラマーとしてライブハウスやレストラン、ホテルなどで演奏。

    国立音楽院に入学したきっかけは、高校時代吹奏楽部で大太鼓を担当していました。その後ドラマーを志したのですが、さすがにプロは難しいだろうと。それでも音楽に携わっていたくて、ドラムカスタマイザー科に入学を決めました。プレイヤーに転向したのは、入学してまもなくです。演奏したい気持ちが抑えられず、自由に科目を履修できるオープンシラバス制度をフル活用して、ドラムの個人レッスンをたくさん受けました。また、ドラムカスタマイザー科で楽器の選び方やチューニング、メンテナンスの仕方などを学べたことは、現在プレイヤーとしても指導者としても大いにプラスになっています。私はあえてエレクトーンやベースなど、ドラム以外の先生に指導していただきました。他楽器からの視点に触れたこの経験は、様々なバンドで演奏する際に大変役立っています。また実技のドラムレッスンは日本で各ジャンルトップクラスの6人の先生にご指導いただきました。国立音楽院で出会えた知識、仲間、チャンスが今の私の大きな要素になっています。

  • 井畔 理恵音楽療法学科2007年卒

    井畔 理恵

    NPOラポールミュージックサービス 勤務

    私は現在、音楽療法や若返りリトミックの仕事をしています。若返りリトミックは、施設やデイサービスではなく、主に地域主催で行われている、60〜80代前後のお元気な方向けのセッションを担当しています。参加者が50〜80人と比較的多く、最初は戸惑いや緊張もありましたが、在学中のロールプレイング形式での授業も役に立ち、今では参加者の皆様との一体感を楽しみながら行っています。そして、セラピストが楽しみながら行うことで、参加者の皆様にもより楽しんで頂けるということを実感しています。

  • 福岡 徹ヴァイオリン製作科2007年卒

    福岡 徹

    弦楽器工房かわばた 勤務

    2007年卒業後、木更津の小堀弘樹氏の工房に通い製作を学ぶ。都内の某卸会社の修理工房に就職。現在、横浜市の弦楽器工房かわばたに勤務中。自宅で楽器製作をしながらアマチュアオーケストラ等にも積極的に参加。

    経験豊富で確かな技術。そして人間味に溢れた先生方と過ごした二年間はとても有意義な時間でした。ヴァイオリン製作を2年で学びきることはとてもできません。あくまでも基礎的なことを学ぶ時間です。その基礎のレベルが、高いです。当時は理解不能でしたが今になってふと、ああ…そういうことか、と気づく事があります。先生は言いました…今わからなくてもいい、いつかお前にも分かる時がくるよと。
    製作技術はもちろんの事、楽器とどこまでも真剣に向き合う先生方の姿は今でも僕の中に生きています。今後も学院で学んだ事を製作・修理各方面に生かして精一杯努力する所存です。

  • 甲斐 耕平ヴァイオリン製作科2007年卒

    甲斐 耕平

    弦楽器輸入卸屋 勤務

    国立音楽院を卒業後、個人工房で約5年間の修行を経て、昨年(2012年)の4月より、大阪の弦楽器輸入卸屋にて仕事をしています。主な仕事内容は会社が輸入する商品のセットアップや調整、また取引のある楽器店からの修理依頼を受けたりしています。ヴァイオリン弓の毛替えが多いですが、楽器本体の修理や調整内容はかなり多岐にわたります。また、会社の営業担当者と相談しながら在庫楽器を再修理・調整するのも重要な仕事です。
    学生・修行時代に師匠の下で多くの経験をさせてもらいましたが、自分の判断で仕事を進める現在も疑問や悩みは尽きませんし、必要な知識も技術も膨大にあると感じます。
    ようやく”好きなこと”が仕事に出来たので、これからも広い視野をもって前に進んでいきたいと考えています。

  • 筒井 侑大環境音楽科2006年卒 研究科2007年卒

    筒井 侑大

    Sax講師 アルペジオ楽器(高知新聞社文科教室)

    在学中サクソフォンを専攻していましたので、音楽教室で幅広い年代の方に教えています。教室では主に「趣味の音楽」に重点を置き、マンツーマンのレッスンをメインに一緒に楽しんでもらえるレッスンを心掛けています。発表会も開催していますので、その時は裏方にまわり生徒の案内やフォローをします。他に、ライブの主催や出演など全般的に音楽に携わる仕事をしています。

  • 加山 洋友二
    ウィンドオーケストラ科2006年卒業 卒

    加山 洋友二

    株式会社セントラル楽器

    2004年 管楽器リペア科入学
    2006年 ウィンドオーケストラ科に転科 卒業

    Q 在校中に学んだことは?
    実は私、リペア科で入学したんです。恩師の先生方に出会い、厳しくも優しいご指導をいただくうちに、演奏することがどんどん楽しくなっていき、オケ科に転科しました。国立音楽院はいろいろな行事があり、そこで得た仲間や繋がりは大きな財産となります。私は卒業して長いですが、嬉しいことに今でもOBサックスオーケストラやアンサンブルで定期的に集まる事があります。今のコロナ禍の状況ではなかなか難しいですが、早くまた一緒に演奏したいですね!学んでいくうちにやりたい事が変わる事もあるでしょうから、自由な進路が選べるのは国立音楽院の素晴らしいところです。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    私は主に店舗スタッフとしてフレキシブルな仕事をしています。これから楽器をはじめる方からベテランのマニアな方まで、様々なお客様と接客を通してお話をする機会があるので、幅広い知識が必要にはなりますが、やりがいがあります。あと、最近はブログの記事を書かせていただいてます。新商品のご紹介で吹き比べをすることもあるのですが、「一生やっていたい」って気持ちになります(笑)スタッフ内であーじゃないこーじゃないと想像したり、意見を出し合ったり・・・なにより、新しいものに触れられるのは嬉しいですし、楽しいですね!

  • 福田 拓洋ピアノ調律科2006年卒業

    福田 拓洋

    調律師

    本校卒業後、調律会社に勤務。調律の技術を磨き、現在はフリーでピアノの調律をしています。弾く人にとって良いピアノに仕上げるために、日々精進しています。僕は大学在学中に調律師になろうと思いました。その時、音楽を志す仲間と共に過ごすことが役立つと思い国立音楽院を選びました。学院には様々な授業がありますが、前からやってみたいと思っていた全くの未経験のダンスの授業に挑戦したことがとても良い経験になりました。今まで自分の力だけでどんなことも切り抜けてしまおうとしていましたが、頭もついて行かず振り付けも覚えられず、体も思うように動きません。そんなプライドも何もあったものじゃない状況で、大切な友人がたくさん出来ました。そして、そんな友人たちと過ごした日々はとても楽しく、有意義なものでした。未だに一人でなんでもやろうとしてしまいますが、たまに思い返して反省しています。

  • 西野 聡子指導科2006年卒

    西野 聡子

    ピアノ教室 主宰

    私は2005年に国立音楽院の指導科に入学し、ピアノ講師認定資格を取るために1年間勉強しました。音楽を本気で学びに来ている方たちと共に学ぶことはとても刺激的で有意義な時間でした。
    卒業後はカルチャーで5年間ピアノ講師を経て、現在は自宅でピアノ教室を主宰しています。音大を出ていない私でもピアノ講師として働く場を与えてくださった国立音楽院に本当に感謝しています。

  • 八木 慶子指導科2005年卒

    八木 慶子

    KMA教室、カルチャー本牧等 講師

    私が幼児リトミック講師となり早7年が経ちます。 春から入会し最初輪に入れなかったお友達もいつの間にか手を繋いでお歌を歌えるようになり,その成長に少しでも携われる事が講師としての何よりの喜びです。 また基礎となるリズム・メロディーに色々な要素を加え、そこにお友達の感動、表現を生み共有出来る事も、リトミックの大きな楽しみの一つです。 感覚はお友達の目線に合わせ(笑)それと同時にこの子達に音楽の基礎、表現力等、かけがえのない何かを残せるように楽しみ、悩み、そして皆で(ピアノアシスタンの先生も含め)喜びと笑顔を共有しながら、来週も来年も、3年後も幼児リトミックを続けていける事を願います。

  • 舟坂 直樹音楽療法学科2005年卒

    舟坂 直樹

    ミュージシャン 介護老人保健施設それいゆ 勤務

    国立音楽院在学中に結成した、ロック・スカをベースにしたインストバンドのギタリストとして、都内を中心に活動しています。2009年にバンドは活動を休止しましたが、その後様々なアーティストのライブ、レコーディング、楽曲制作、楽曲アレンジを行なっています。また、2012年に故郷の岐阜県に帰郷し、「介護老人保健施設それいゆ」に就職。音楽療法士になるべく現在奮闘中。「ORIENTAL SPICE MARKET」名義でYOUTUBE上にて作曲活動も展開中です。

  • 杉田 暁俊ヴァイオリン製作科2004年卒

    杉田 暁俊

    2004年卒業後、都内のコントラバス専門店弦楽器の山本に就職。コントラバス修理の店は少ないため日本全国から持ち込まれるコントラバスの修理に携わっている。

    ヴァイオリン製作の技術は一朝一夕では身につかず、少しずつ積み重ねて身につけるものです。学院では、木工の基礎となる道具の仕立て方から精密なヴァイオリン製作まで丁寧に学ぶことができます。これらの基礎となる技術は卒業後さらに腕を磨くときに十分な助けになると思います。
    静かで落ち着きのある教室と、経験、知識ともに豊富な先生方の授業はヴァイオリン製作を学ぶのに集中でき充実した2年間をおくることができます。

  • 斎藤 崇史ロックプレイヤー科 2004年3月卒

    斎藤 崇史

    ベーシスト、ベース講師

    Rising Sun Rock FES'2008出演
    Emergenza Japan2014 ベストベーシスト受賞

    「積極的にどんどんライブ活動がしたい、でも基礎や音楽理論もちゃんと身に付けたい。」そんな僕が選んだのが、自由な校風の国立音楽院でした。
    自分に必要な科目だけを選択し、あとは学校外でメンバーを集めライブ活動を。
    自由なだけに、「自分次第で何でも出来る」環境がありました。
    バンドではCDをリリースし日本中をツアーでまわり、TVやラジオにも出演。また、国立音楽院で学んだ基礎や理論を生かしサポート活動も。最近はベース講師の仕事もやらせて頂いています。
    いろんな現場で様々な人と関わることになりますが、いつどこへ行っても「その結果は自分次第で選び掴み取っていくもの」と思い日々精進しています。
    皆さんも音楽の才能を世の中に活かせるように、お互いに頑張っていきましょう。

  • 松村 拓海ジャズミュージシャン科2003年卒

    松村 拓海

    フルート奏者
    ライブからレッスン配信、作曲、連載執筆まで、幅広く活躍中。

    リーダーユニット"+81”の他、主な参加バンド、共演者は ”Kenichiro Nishihara” ”菊地雅晃” “菅原慎一” “港大尋” ”1983” “俺はこんなもんじゃない” “nariiki”など。TVやCM音楽の演奏や制作、ジャンルを問わず様々なアーティスト作品に参加、レッスンやワークショップなどの活動にも力を注ぐ。2015年~2018年Kenichiro Nishiharaの韓国ツアー、中国ツアーに同行しソロステージも好評を得る。2015年8月 1st Album “Duologue”をリリース。2016年12月再春館製薬ドモホルンリンクルTVCM楽曲提供。2017年5月 2nd Album “+81”をリリース
    WEB http://www.takumi-info.net/

    Q 在校中に学んだことは?
    柔軟に受ける授業やレッスン、楽器を変える事が出来、最初ギタリストになるつもりで入学しましたが2年目には気持ちを切り替えフルートに集中していました。研究科としての3年目にはサックスも始め、幅広く音楽や技術を吸収出来た事が大きな財産です。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    現在はジャンルに隔たりなくライブ、レコーディング、楽曲制作、レッスン、音楽専門誌への執筆など沢山の仕事に携わっています。違う分野のアーティストと関わってイベントや作品を作ったり、地域に根ざした形のアート系ワークショップに関わって小学校での作品作りなども。

  • 長谷 頼晃
    ロックプレイヤー科2002年卒

    長谷 頼晃

    ドラマー

    14歳からドラムを始め、 高校卒業後、広島から上京し、国立音楽院に入学。
    現在『Bonney Drum Japan』『ASPRドラムヘッド』『Samsun Cymbals』のエンドーサー。Bonney Drum Japanでは『長谷頼晃モデル スティック』も製作。
    アトスインターナショナルより発売中の教則DVD『ドラマーとパーカッショニストのためのストローク完全攻略』にゲスト出演する。

    オープンシラバスで得た幅広い経験が現在の仕事の大きな力になりました。

    Q 在校中に学んだことは?
    自由に授業を選択できたので、ドラムについての知識は勿論、コードについての知識、そして過去に触れたことのないジャンルを学び、実際に演奏し、様々なライブやコンサートに出演する事が出来たという経験がとても役に立っています。また、その際に、裏方と言われている音響や照明についての動きや役割などにも触れ、学び経験できた事も、今、仕事を行う際に、大きく力になっていると実感します。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    『DёLSoLё』というユニットと『仙波清彦&カルガモーズ』というバンドで活動しながら、色々な方のライブサポートやレコーディングの仕事を中心に演奏活動を行っています。学生の時に幅広い授業やイベントに携われた経験から、主催のライブや、イベントを企画して、様々な企業への営業、開拓も行っています。また、より多くの方が音楽に触れる機会が増えるよう、ドラムを楽しんで頂けるよう、講師としても活動しています。

  • 奥村 健介ロックプレイヤー科卒2002年卒 研究科2003年卒

    奥村 健介

    歌手・アーティスト / DJ / 作曲家 / ピアニスト / 音楽監督

    現在フリーで色んな事をしております。一番多いのは芝居やミュージカル、ダンス舞台の音楽監督です。歌もの、インストに関わらず公演中に流れる音楽を作詞作曲編曲、演奏、録音、ミックスまで全て一人で行います。予算に余裕があれば演奏を仲間にお願いしたりもします。次に多いのがライブのサポートです。キーボードとコーラスでの参加がメインですが、ギターやベースを弾いたりトランペット吹いたりコントに参加したり、ご要望に応じて色々やります。あとTVCM等に使われる楽曲の歌を歌ったり、仲間のライブの演出をしたり、芝居したり、在学中と変わらず器用貧乏にやっております。

  • 川島 裕隆ピアノ調律科2003年卒

    川島 裕隆

    ヤマハ株式会社 勤務

    調律師として社会に出て10年以上が経ちました。私は、メーカ特約店を経験後、現在はヤマハで主にグランドピアノの整音の仕事をしております。整音は、ピアノの音質をきめる仕上げ工程で、やり直しがきかないとても大切な仕事です。ピアノの性格を見極め最適な音を作っていくためには、多くの知識や技術や感性が必要とされます。ですので今なお、自己啓発を意識し、仕事以外でも自分の向上に励んでいます。また、この業界は社会情勢にも左右され変化しています。それに対する適応能力の大切さにも気付かされました。人との繋がりを大切にし、コミュニケーションを意識し、業界の情勢を把握して常に自分の進むべき目標を明確にして日々頑張っています。

  • 中林 弦ヴァイオリン製作科 2003年卒 現在、クレモナ在住

    中林 弦

    工房経営/弦楽器演奏家

    国立音楽院にて2年間、弦楽器製作の基礎を学ぶ。その後、単身でイタリアに渡り、クレモナ弦楽器製作学校に入学。3年後、より早く、実務に直結した技術を習得するために学校を中退、工房で働きながら研鑽を積む道を選択する。Giovanni Colonna(Venezia)、Alessandro Tossani(Cremona)など、実力派マエストロの元で、アシスタントとして勤務しながら、独自の制作スタイルを確立していく。現在は二人の元から離れ、独立工房を持ちイタリア、フランスのメーカーのオーダーを受けながら、自身の弦楽器のあるべき姿をストイックに模索し続けている。
    【受賞歴】
    2009年イタリア・pisogneコンクール ヴィオラ部門2位
    2009年イタリア・Cremona・トリエンナーレ ヴィオラ部門16位
    http://intuitivita.com/

    僕が国立音楽院に入学したのは18歳の時。小学生の頃に見たジブリの映画が頭から離れず進路に選びました。といっても学生時代は今のようにこの仕事にどっぷりと浸かっていた訳ではなく、遊んでいましたね!!
    10年以上の時間が経ってようやく頭の中で想像する楽器を製作しながら、表現できるようになってきたようです。2年という学生生活は大変短いものです。幸い学校の講師陣は大変優秀で経験豊富な方々の集まりですので入学を希望される方は在学中にできるだけ勉強してください。時間は大切です!!

  • Akane(船岡 茜)
    ジャズミュージシャン科、研究科2002年卒

    Akane(船岡 茜)

    フルーティスト

    DHC春のCMソングや映画 『そうかもしれない』の挿入曲のレコーディングに参加。2009年12月1stアルバム「空」をリリース。井上信平氏に師事。現在、フリーでジャズやポップス、ラテン、ロックやファンクなど、ジャンルを問わず吹きこなす次世代フルーティストとして、イベント演奏やBGM演奏はもちろん、舞台演奏、ラジオ出演など、様々なアーティストのサポートも手掛け、各地のバーやライブハウスなどで活躍中。傍ら講師などもしている。

    Q 在校中に学んだことは?
    当時私はJAZZが学びたくてフルートで学べる学校を探していました。ですが、どこの学校もJAZZ科みたいなものはあるものの、専攻楽器の中にフルートはありませんでした。ですが国立音楽院は専攻楽器がフルートでもJAZZが学べるという素晴らしい学校でした!! ここでは、JAZZの理論やセッションの楽しさ、参加の仕方、マナーなどを学びました。更にジャズミュージシャン科にいながらロック科やクラシックの授業なども受講出来ちゃうという、素敵なシステムのおかげで、ソルフェージュ、打楽器アンサンブル、(ロック)バンドアンサンブル、ウィンドオーケストラ、英語の授業まで! 興味のある授業はいくらでもとる事ができ、授業の中ではピアノやドラムも勉強できました!!また、イベントも豊富で参加することにより、本番での立ち振る舞いや度胸も身につきました!そして!何より素晴らしい先生方に出逢えたという事!私は先生方から音楽だけでなく、人生についても学びました!!

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    イベント演奏、舞台演奏、BGM演奏、様々なアーティストのサポート演奏、各地のバーやライブハウス出演などの他に、レコーディングへの参加、講師活動なんかもやってます。コロナ禍の昨今では、YouTubeや配信アプリを使ってライブを配信したり、レッスンもオンラインでやるなど、新しい音楽の提供の仕方で活動中です!

  • 上長根 明子研究科2002年卒

    上長根 明子

    ピアニスト
    「幸せな音」を追求しながら、ライブを楽しんでいます。

    2018年、ベーシスト中村健吾プロデュースによる、名知玲美 feat.LimDiddy「Brilliant Colors」をリリースし、全国6都市でのライブツアーを開催。ジャズ雑誌にも大きく取り上げられ注目を集めた。デビューアルバムAkiko Kaminagane Trio 『Pleasant Time』 を全国リリース。様々なメディアにも取り上げられ「上質なセンチメントと爽快感溢れるピアノトリオ」と高い評価を得ている。
    上長根明子オフィシャルサイト http://kaminagane.com/

    Q 在校中に学んだことは?
    個人レッスンと授業の中でジャズの基礎を学びサックスやギターの先生の授業も受けることができました。定期的に開催されるコンテストの為にバンドを組み、毎日遅くまでスタジオで練習しました。同じ目標を持つ仲間に出会えたことが何よりの宝です。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    自身のバンド[Akiko Kaminagane Trio]の他、様々な編成でのライブを日々行なっています。ジャズクラブでの営業仕事もあれば、自分で主催するライブもあり、その内容は様々。ジャズに限らず演歌や歌謡曲のサポートをすることもあります。

  • 千葉 香織ドラムカスタマイザー科2002年卒

    千葉 香織

    タップダンスコメディユニット・TAPDO!所属

    鍵盤・打楽器奏者として、ミュージカル俳優のライブ・ディナーショーに数多く出演。近年ではダンスユニットや劇団への楽曲提供も行う。

    国立音楽院のバリエーション豊かな授業のお陰で、アレンジに必要な幅広い知識を得ることができ、現場ですぐにそれを生かす事が出来ました。
    初めて会う方と物怖じせず演奏出来る様になったのも、国立音楽院の先生方に技術だけでなく、コミュニケーションの仕方も学ばせて頂いたおかげです。
    本校で学んだ事、共に励まし合った仲間は、私にとってかけがえのない財産です。

  • 山本 香織ジャズミュージシャン科卒2002年卒

    山本 香織

    ALPHATRAX所属

    国立音楽院在学中から、ゴスペルやコーラスの魅力にはまり、卒業後はゴスペルの指導やウェディングなどで歌う仕事につきました。その後ソロシンガーとしての活動をはじめ、教会やコンサートホール、ストリートなど様々な場所で歌わせて頂いています。学院の魅力は、所属している科に関係なく色々な授業を取れること、在学中から演奏の機会を頂けたこと、先生たちがとても気さくで休み時間に色々な話を聞けたことなどです。常に音楽に触れていられて楽しかったです。卒業後は、学院の環境がいかに恵まれていたかをよく考えされられました。当時の同級生とは今でも共に音楽を奏でているので、とても貴重な学院生活だったと思います。

  • 中林 創造ロックプレイヤー科、研究科2002年卒

    中林 創造

    ベーシスト

    東京生まれ。高校2年生の時ベースを始め、塚田信市氏に師事する。19歳で国立音楽院に入学し、ウッドベースを始める。在籍中に、ベストベーシスト賞、ビックバンド賞、KMA賞を受賞。国立音楽院卒業後はロサンゼルスへ短期留学し、ビリーミッシェル、ウエンディーなどと共演する。現在東京都内・神奈川を中心にレストランやライブハウスでの演奏やベース講師として活動中。

    Q 在校中に学んだことは?
    僕はプロになるべく学べる学校を探していました。国立音楽院は、ロックプレイヤー科にいながらジャズやビックバンド、英会話など、様々な授業が受けられるというとても魅力的な学校でした。他の学校も説明会に行ってみたのですが、ロックプレイヤーはロックだけ、ジャズプレイヤーはジャズだけしか授業が取れない所が多かったように思います。そして、何より入学の決め手となったのは説明会での講師陣による生演奏!本当に素晴らしかったです!! こんな先生方に教えていただけるなら! と即決しました! 在学中は、バンドアンサンブルはもちろん、コード進行学習、リズムアンサンブル、アドリブセッション、ビッグバンド、ソルフェージュや英語の授業まで興味のある授業を全て受け、 コード進行やリズムの取り方、セッションの仕方や練習の仕方など、様々な音楽の基礎的な知識を学びました。またロックプレイヤー科のコンサートやプロムナードコンサート、ビッグバンドとウインドオーケストラの響演など、定期的に発表の場があり、本番での度胸が身につきました。先生方からは、演奏面だけでなく現場でのノウハウ、ミュージシャンとしての振る舞いなども教えていただき、今でもその教えはとても役立っています!

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    都内各地のホテルやBARでBGM演奏をしたり、イベント出演や様々なアーティストのサポート演奏、ミュージカルの演奏、ライブ演奏、ベース講師などやっています。他にもレコーディングへの参加や配信ライブなど、勢力的に活動中です。今年は自身のオリジナルCDを制作するべく準備を進めてます!

  • 北村 真紀ジャズミュージシャン科2002年卒

    北村 真紀

    ジャズピアニスト

    山梨県出身。祖父母や両親の影響で幼少時から音楽に慣れ親しみ、4歳でピアノを始める。2000年3月神田外語大学卒業。同年4月~2002年3月国立音楽院ジャズ科にて今田勝氏、Tom Piersonに師事。現在はジャズをルーツとしたオリジナル曲を中心に様々なユニットで演奏活動中。2021年4月に初アルバム『NATURE』をリリース。一児の母。

    Q 在校中に学んだことは?
    私は大学卒業後に国立音楽院で学ぶことを選んだのですが、志の高い同期・先輩・後輩達のお陰で、スロースタートでありながら音楽で切磋琢磨する楽しさを知ることができました。経験豊かな講師陣の方々からはジャズの歴史や奏法に留まらず、卒業後の長い音楽人生で大切にしていかねばならない様々な事柄を親密に伝授していただきました。表現者として、演奏家として、自分が何を軸に、心の芯に持ってゆくのか。ジャンルを超えた授業選択が出来る分、ぶれない『自分』を探すことに身を置けた経験は、今でも確実に日常的に活かされています。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    一児の母となった現在、夜あまり出かけられない子連れのパパママにも気軽にジャズの生演奏を楽しんでいただけるよう昼下がりのライブを企画したり、美味しい食事と共に音楽を堪能できるライブを企画したりして、日常と生演奏の繋がりを深める演奏活動に力を入れています。ブライダル演奏も長年続けているほか、ビッグバンド、楽曲提供、アレンジの仕事やレッスンも精力的に取り組んでいます。2021年4月には、オリジナル曲を収録した初にしてソロピアノのアルバム『NATURE』をリリース。余分な力を全て抜いて、芯から出る自分の音を、深く・美しく響かせることに集中した作品です。

  • 加藤 千恵音楽療法学科卒2002年卒

    加藤 千恵

    Kato Music World主宰

    http://www.kato-music.net

    ピアノ指導・コンサート活動・高齢者の方々のための音楽療法活動をしています。国立音楽院では2年間、音楽療法全般とジャズピアノを学びました。学ぶ目的やこれからやっていきたい夢を明確に持っていれば、国立音楽院にはそれをサポートしてくれる魅力ある授業がたくさんあります。先生方も熱意にあふれています。音楽を仕事にする…その責任と幸せをしっかり感じつつ、ご自身の音楽の幅を広げ、深く勉強して下さい。色々な人に出会い、柔らかい優しい心でいて下さい。

  • 二宮 聡ドラムカスタマイザー科2002年卒

    二宮 聡

    ふるさとキャラバン所属 他

    「ミュージカルカンパニー新生ふるきゃら」の公演をはじめ、北海道から沖縄までミュージカルの公演で全国を回る。KMAで出会った仲間と組んでいるグループ、レフトホースやオヤジバンドであるKinezuka Bandでも活動中。

    国立音楽院の魅力はとにかく自由な校風にあると思います。僕はドラムカスタマイザー科に所属し、ドラムテックとしての勉強をしてきましたが、同時にドラマーとしてBigBandやJazz Sessionの授業、音楽の歴史を知る授業にも参加し多くの人と出会う事が出来ました。その中で、「ミュージカルカンパニー新生ふるきゃら」とも出会いました。社会に出てから、もっともっと勉強すれば良かったなと思いますが、国立音楽院では自分の好きな事、興味のある事を自分主体で学ぶことが出来ます。

  • 市村 吾郎ピアノ調律科2002年卒

    市村 吾郎

    牛久保ピアノ 勤務

    普段は一般の家庭や幼稚園、学校などの調律を行っています。定期的にコンサート調律や、イベントの調律もあります。 最近では、ラジオ体操のピアノ整備を担当しました。1日3件ほど伺い、定期的な調律と不具合がないか調べています。 修理が必要な場合は、持ち歩いている工具で対応しますが、大がかりな場合は、自社工房で直しています。力仕事も多いですが、良い音がもどった時の喜びは、何事にも代えがたいですね。

  • 山之内 隆弘指導科2001年卒

    山之内 隆弘

    レコーディングスタジオ経営
    日本一の巨樹の下、静かでスピリチャルな空間で最高の音を創り上げています。

    国立音楽院在学中、レコーディングや音楽理論等を学び、卒業後、都内ライブハウス、レコーディングスタジオでキャリアを積んだ後フリーランスにて活動。昼は福祉施設に勤務し、相談支援業務や音楽療法士としての活動を行い、夜間や休日でレコーディングの仕事をするといったように二足のわらじで活動。数多くのインディーズ作品を中心に手掛ける。2013年地元鹿児島へUターン。それまでの音響に関する研究と経験を集約させて、DIYにて当八幡スタジオを建築する。来ていただくお客様がリラックスしてレコーディングに没頭できるよう勤めるを信念としている。
    WEB https://www.hachimann-studio.com/

    Q 在校中に学んだことは?
    もともと福祉の仕事に従事していた私は、音楽療法士に興味を持ち指導科に入学しました。国立音楽院の最大の魅力は当時としては珍しい、専門学科を飛び越えて興味のある授業をとれることでした。心理療法からジャズセッション、レコーディング技術まで受講し様々なことを学んだ経験が今となっては糧となり仕事に結びついています。感謝しかないですね!

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    現在、地元鹿児島にUターンし、レコーディングスタジオを経営しています。学校に通う頃からずっといつかはレコーディングスタジオを持つのが夢…。コツコツとお金を稼ぎ、20年かけて録音機材を買い集め、2013年、1年かけてDIYでスタジオを建てちゃいました!今では、県外からも泊まりでレコーディングに来てもらえるようになり有り難い限り。ご興味のある方は是非、遊びに来てください!

  • 鴨志田 智子ウインドオーケストラ科2001年度卒

    鴨志田 智子

    京浜楽器株式会社 勤務

    私は中学、高校と吹奏楽を続け、更に楽器の技術を高めたいと思い、国立音楽院に入学しました。在学中には、音楽界で活躍されている先生方のレッスンや授業を受け、演奏の技術も上達し、充実した2年間を過ごすことができました。現在は、音楽教室の事務をしています。ピアノ/エレクトーングレードなどの担当を任されています。発表会の司会や、生徒さんの前で演奏を披露する機会もあります。音楽が好きな生徒さんの為により良い環境作りをするお仕事です。

  • 田代 尚隆音楽療法学科2001年卒

    田代 尚隆

    介護老人保健施設 「かまくら しるばーほーむ」 勤務

    「音楽療法を勉強したい!」「楽器ももっと勉強したい!」という事を可能にしてくれた学校が、国立音楽院でした。現在は、実習先だった病院・介護老人保険施設で活動しておりますが、実習での出会いがなければ今の自分はありませんでした。そのきっかけを作って下さった学校や先生方・そして学生時代の仲間へ感謝しております。音楽も出会いからはじまりそして深めていくものですが、出会いやスキルアップ、どちらも可能にしてくれるのが国立音楽院だと思います。2

  • 森 武宏ピアノ調律科2001年卒

    森 武宏

    株式会社ピアノセンター 勤務

    現在の勤務内容は、お客様宅の調律、修理がほとんどです。担当するピアノは、メーカーも機種も様々ですし、最近はサイレントも様々なので、戸惑うこともありますが、新しい発見などがあると楽しみにもなります。 作業後にお客様に喜んでいただけた時は、こちらも嬉しく思います。最近になって、先生方に教わった、調律の基本のようなことがとても大事だと感じるようになりました。

  • 柴田 直人ウィンドオーケストラ科2000年卒

    柴田 直人

    トランぺッター

    フリーランスのトランぺッターとして活動中。
    ライブでのサポート演奏、吹奏楽のエキストラ、レコーディングにも参加。(茅原実里/灼熱PARADISE、埼玉県深谷市ゆるキャラ『ふっかちゃん』/ゴーゴーふっかちゃん、きいやま商店等)ホーンアレンジも手掛けています。また自己のバンドでのライブ活動も定期的に行っている。

    在学中はウィンドオーケストラ科でしたがジャズの勉強をしたり、ロックプレイヤー科のバンドのホーンセクションをやったり壁を作らず色々チャレンジしたおかげで現在のようにロックバンドのホーンセクション、ジャズバンド、吹奏楽、オーケストラと何でもやれるのは自由な校風のお陰でしょう。一つのジャンルを追求するもよし、色んな音楽を勉強するもよし。大事なのは色んな可能性があるという事です。視野を広くチャレンジして下さい。

  • 浜川 慎司ウインドオーケストラ科2000年卒

    浜川 慎司

    第11回日本フルートコンベンションコンクールアンサンブル部門大学・一般の部2位。
    第5回フランス音楽コンクール入賞。
    現在、ソロ活動やレッスン活動、また小編成サロンオーケストラ「ルロット・オーケストラ」の代表兼フルート奏者として、文化庁、日本室内楽振興財団、子どもゆめ基金等より助成を受け、日本各地で演奏活動を行う。また、地元香川で2011年7月に開催された5000人収容の野外音楽ホール「テアトロン」公演のオーケストラ監督を担当し、好評を博した。

    入学当時、私はフルートの製造楽器メーカーに勤務しており、自分のスキルアップのため、勤務後の夜間部で勉強しておりました。
    第一線で活躍している先生のレッスンを受ける中で、音楽だけでなく、先生の人間性に直に触れることができ、「先生のような人間になりたい!」と心の底から憧れました。今思えば本当に大胆な決断でしたが、2年生に進級する際、仕事を辞め、フルートで身を立てる決心をして昼間の学部に変更し勉強しました。
    卒業から10年経ち、現在はサロンオーケストラという形態での活動がメインの仕事になっていますが、ここに至るまでに、「自分は音楽で何ができるか?」という自問自答を繰り返しておりました。その中で、学院時代に経験したあらゆること、ソロも、アンサンブルも、室内楽も、はたまたジャズ理論までもが、自分の進む道を見出す大切な道しるべになったと思います。一人でも多くのお客様の笑顔と触れ合うために、これからも勉強です!

  • 四宮 典子
    1998年

    四宮 典子

    卒業後幼児リトミック指導員

    1977年生まれ。大阪府出身
    国立音楽院卒業後、2022年現在、多くのカルチャーセンターでリトミック指導員を担当後、あべのハルカス近鉄本店近鉄文化サロンまなぼサロンリトミック、大阪府大阪市住吉大社境内住吉武道館幼児リトミック指導員
    関西でコンサート活動もしています。

    Q 在校中に学んだことは?
    小さい頃から保育園の先生か音楽に関係する仕事をしたいと思っていて、小学生の時に地元の少年少女合唱団で声楽を学び、高校生の頃に「リトミック」を知り、リトミックが学べる国立音楽院に入学を決めました。授業では、RMP.リトミック実習、幼児発達心理学などリトミック指導に直結する授業や、その他、音楽療法、エレクトーン、ジャズピアノなどを学びました。東京の街で最高の環境の中、素晴らしい先生達に学べます。興味のある分野の授業を選択できるのも国立音楽院の魅力です。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    幼児リトミックの講座を持つカルチャースクールや幼児教室で、インストラクターとして幼児にリトミックを指導します。
    自分自身で全てカリキュラムを考えて指導にあたり、季節に合った絵本、造形、手遊び歌などを使ったレッスンを担当します。
    純粋な子供達から癒され、学ぶことも多いです。

  • 南 潤
    管楽器リペア科卒業 1998年

    南 潤

    アレンジャー

    プロアマ問わずオーダーでのアレンジを中心に、ネット出版社の一般販売用のアレンジも務める。郡恭一郎氏主催の金管10重奏『ステイトブラス』や大編成トロンボーンアンサンブル『ColinTromboneEnsemble』には毎回アレンジを提供し、同氏がリーダーを務めるJAZZバンド『Colin4Trombones+3R』ではレジデンシャルアレンジャーとしてライブのセットリストの殆どのアレンジを務める。

    Q 在校中に学んだことは?
    本科はリペア科を選びました。もちろんトロンボーンや副科で吹奏楽やJAZZも学びました。小学校からオーケストラ一筋だったので本学院で吹奏楽やJAZZを初めて本格的にやり大変刺激を受けました。中学から続けていた編曲活動も、この経験で視界が何倍にも広がりましたし、後に「日本で作編曲を仕事にする場合、吹奏楽は避けて通れないコンテンツだ」と痛感した際は本学院での経験にかなり助けられました。それと本学院の自由で自己の可能性を見つめることが出来る校風も、今の自分がある大きな要因であるような気がします。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    今は本来希望していた編曲一本で幸せです、仕事が少ない頃は作曲(劇伴限定)や浄書も積極的にやっていました。ご時世だと思いますが、本番用ではなく少人数で集まって合奏を楽しむ愛好家からのアレンジの依頼は本当に増えましたね。後は一般販売用の出版譜なんかは流行り物であればどれだけブームの内にあらゆる編成で出版できるかが大切なので仕事の速さも求められます。郡先生主催の室内楽やJAZZの仕事は楽しいです。プロのリアルなフィードバックは厳しいこともありますが、全てがありがたく仕事としても毎回が刺激的です。

  • 森 一夫
    ピアノ調律科卒業 1990年

    森 一夫

    調律師

    1990年に国立音楽院調律科を卒業後、東京の(株)青葉ピアノに入社。そこで修理技術を学び、また独学で古典調律法、整音技術を習得。2013年に独立。ネットなどを通じて多くのお客様からご依頼を頂く。ピアノ演奏のほうも続け、音楽的な音作りを心がけて日々研鑽中。

    Q 在校中に学んだこと、現在のことは?
    1988年入学の2期生です。在学中は調律のみならず好きな音楽も勉強でき、とても楽しい学院生活でした。卒業後は楽器店に就職しましたが、現在は自営で日々主に一般家庭や教室の調律に回っております。私は元々音楽が好きで、音楽も学べるこの学院に憧れ入学しました。実際に社会に出ると音楽とは疎遠になり調律の仕事が主になりましたが、最近再び音楽を学べた経験が音作りに活きてきています。ピアノも弾きますが、自分が好きな音を自分で作れる、これほど素晴らしいことはありません。そして沢山のピアノを良い音にして皆を幸せにしたい、これが夢であり目標です。自分を信じて好きなことを一生懸命やる、音作りの奥深い世界がいつか見えてきますよ。頑張って下さい。

    Q 仕事はどんな内容ですか?
    今は本来希望していた編曲一本で幸せです、仕事が少ない頃は作曲(劇伴限定)や浄書も積極的にやっていました。ご時世だと思いますが、本番用ではなく少人数で集まって合奏を楽しむ愛好家からのアレンジの依頼は本当に増えましたね。後は一般販売用の出版譜なんかは流行り物であればどれだけブームの内にあらゆる編成で出版できるかが大切なので仕事の速さも求められます。郡先生主催の室内楽やJAZZの仕事は楽しいです。プロのリアルなフィードバックは厳しいこともありますが、全てがありがたく仕事としても毎回が刺激的です。

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