ピアノ調律科2024年06月19日
ピアノ調律科
昼間部・夜間部【2年制・3年制/定員15名】
めざすのは確かな音楽的素養のもと、演奏もできるピアノ調律師
取得可能資格・進路
- ピアノ調律技能士(国家資格)
- ピアノ調律師
- ピアノメーカー
- ピアノ修理工房
- (一社)日本ピアノ調律師協会
- 楽器店
- 音楽講師
- プレイヤー
- その他履修科目に応じた資格取得
レッスンのポイント- POINT OF LESSON -
ピアノ調律師は一生好きな音楽に携われる技能職
国立音楽院は国家資格であるピアノ調律技能検定の試験会場に
楽器の王者、ピアノを細部まで知る調律師は誇り高いプロフェッショナル。国立音楽院のピアノ調律科は学科設立以来、36年の歴史を誇り、技術指導の確かさは卒業生たちが確実に実績を残していることが何よりの証です。ピアノ調律師として活躍するには(一社)日本ピアノ調律協会の会員になることを推奨しており、そのためには国家資格であるピアノ調律技能検定に合格している必要があります。そのためにも学院生の多くが在校中に国家資格の合格をめざすことになります。国立音楽院は施設や環境、指導内容、また長きにわたる実績が国から認められ、その試験会場に指定されました。学院生にとって、環境的にも心理的にも慣れ親しんだ会場で実施されることは、条件的に大変有利です。
トータルな音楽家としてのピアノ調律師を養成
ピアノ調律師には、音階を聞き分ける正しい耳、忍耐強く調律する研究心旺盛な技術者マインドが求められます。ピアノ調律科ではピアノの歴史や構造、調律理論等、ピアノ調律技能士に必要な知識を学ぶ学科の授業とともに、調律、整調、整音、修理、塗装など、調律師としての仕事に必要な技能を身につけるべく実習に重きをおいたカリキュラムが組まれています。ピアノは8000を超えるパーツで構成されており、3年生では実際の仕事に即したピアノ1台の全体修理の課題が与えられます。とはいえ、本科がめざすのは単なる技術者ではありません。ピアノと音楽の深い教養をもち、状況に応じてピアノを弾けるトータルな音楽家としての調律師の養成なのです。
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カリキュラムの一例- CURRICULUM -
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学院生からのメッセージ- MESSAGE -
金澤 駿
小さい頃から家に来ていた調律師の仕事に興味を持ちこの学校に入学しました。様々な先生方がいらっしゃり、授業中はもちろん、授業外も指導していただけて遠方からの通学でしたが2年間、深く学ぶことができました。また、ピアノ以外にもヴォーカルのレッスンなど興味のあることに幅広く学ぶことができ、その学んだ事が調律にも繋がっている所があるなと感じました。将来はピアノはもちろん、それ以外にも様々な知識を持った技術者になりたいです。