
ピアノ調律科2022年03月20日
楽器の王者、ピアノを細部まで知る調律師は誇り高いプロフェッショナル。ピアノの響き、輝きを自在に作りだす価値ある一生の仕事。ピアノと音楽に深い教養を持ち、状況に応じてピアノを弾けるトータルな音楽家としての調律師を養成します。「ピアノ調律技能士」は一生好きな音楽に携わっていける技術職です。
ピアノの調律を勉強している、と人に言うと「え、絶対音感とか持っているの?」と聞かれます。でもそんなのは持っていません。鍵盤を鳴らしてもらっても、その音がラなのかソなのかの判断も初めは怪しかったです。調律を学ぶ仲間のなかには、そもそもドがどの鍵盤なのか知らなかったと言う人もいます。また、将来絶対調律師になってやる!という情熱を持っている人も、将来調律師にはならないけど、自分のピアノを理想の音に調律して、そのピアノを自分の弾きたいように弾けたらかっこいいと思って学んでいる人もいます。様々な目標を持つ人がいるからこそ、人と比べることなく、自分の理想に向かって一人一人が努力できる、良い環境だと思います。