
キーボードパフォーマンス科(旧エレクトーン科)2025年03月24日
■ エレクトーンコース(EL) ■ シンセサイザーコース(SY)
昼間部・夜間部【2年制・3年制/定員20名】
キーボーディストとして自由な発想で〝カッコよさ〟を追求していく
キーボードパフォーマンス科の前身、国立音楽院のエレクトーン科は長い歴史と実績を誇り、ヤマハ・システム講師、ブライダル・式典プレイヤーなど多くの人材を輩出してきました。エレクトーンをはじめとする楽器の演奏、指導技術のレベルを示す基準の一つに「ヤマハグレード」があり、プレイヤーやデモンストレーター、ヤマハ・システム講師などをめざす人はヤマハグレードの取得が必須で、本科では、その受験対策の指導にも力を入れています。なかでもヤマハ・システム講師の資格試験を受験するにはグレード5級以上の取得が望まれます。資格試験は筆記・実技・面接によって行われ、学院生の合格実績はこの10年以上、ほぼ100パーセントです。エレクトーンはクラシックやポップス、ジャズ、ロックなど、幅広い音楽を演奏できる楽器です。また作曲やアレンジをする際にもたくさんのヒントやアイデアを与えてくれます。シンセサイザーも然り。それらの鍵盤楽器はバンド演奏をはじめ、ソロ演奏や作編曲など音楽表現の可能性を大きく広げてくれます。
エレクトーンやシンセサイザーを統合したキーボードパフォーマンス科。本科では演奏の技術的な指導はもちろん、楽曲に合った効果的なサウンドの導き方など、さまざまな視点をもって鍵盤楽器の基礎から実践、応用までを学ぶことができます。鍵盤楽器を演奏するにあたりテクニカルなスキルは必要ですが、キーボーディストの魅力はそれだけではありません。ステージ上でのプレイスタイル、音色の作り方、楽器の使い方、すべてが鍵盤楽器奏者としての個性になります。電子楽器だからこその自由な発想で〝かっこよさ〟を追求していくことのできる環境が国立音楽院にはあります。
中林 理力
フリーランスとして仕事を続けながら音楽を学べる場所を探していた時に、自分自身で必要な授業を選択できるオープンシラバス制度に惹かれて入学しました。現在はジャズを学びつつ、キーボードを使用したバンドでの活動やDTMでの制作に活きるような授業を選択しています。将来は、フリーランスとして現在の仕事を続けつつ、ジャズの要素を含んだバンド活動や音楽制作をしていこうと考えています。