管楽器リペア科2024年06月30日
管楽器リペア科
昼間部・夜間部【2年制・3年制/定員20名】
演奏者の多様な要求に対応できる
管楽器のスペシャリストになる!
取得可能資格・進路
- 管楽器リペア技術師(管楽器リペアラー)
- 楽器店(技術・販売)
- 成績優秀者に(一社)日本管楽器修理師協会認定より認定書の授与
- 管楽器工房経営
- 管楽器講師及びミュージシャン
- その他履修科目に応じた資格取得
レッスンのポイント- POINT OF LESSON -
管楽器リペア職人を育てる学校としての信頼と実績
各種管楽器の修理技術者が絶対的に不足している現状
「名演奏家の陰に名リペアマンあり」。そんな名言とは裏腹に、現状では各種管楽器の修理技術者が不足しています。国立音楽院ではそうした音楽界の課題を解決するべく、管楽器リペア科を立ち上げ、演奏者の多様な要求にも対応でき、修理の信頼性を高めることができるリペアマンの育成に努めてきました。学院生はリペア職人として長年の実績をもつ技術者から修理技術を学ぶだけでなく、自由でしなやかな感性と高度な音楽テクニックを身につけ、リペアラーにとどまらない幅広い音楽活動も望めます。本科では2年間で国内のメーカーはもとより海外の主要メーカーの修理技術を習得。さらに深く技能の向上をめざす学院生は3年目のカリキュラムに進み、研鑽を積みながら音楽院併設のリペア工房で活躍することもできます。授業以外にも自由に教室や自習スペースが使え、自主作業ができる環境が整えられているのも強みです。
在学中からの実地研修で仕事への第一歩を踏み出す
管楽器リペア科では学院生たちの演奏活動も活発です。そうした舞台での演奏経験は、楽器を演奏家の視点から考える心を育みます。また、本科では在学中から実地研修の場が用意され、履修2年目以降の希望者は管楽器の点検や修理の受注・納品などの営業活動を体験することができます。さらに小・中・高等学校へ吹奏楽指導やトレーナーとして派遣する制度があり、演奏技術や指導者としての資質が認められると、在学中から吹奏楽トレーナーとして活動でき、応分の報酬が支払われます。演奏活動を続けながら、楽器のメンテナンスを行い、指導者としても活躍する。まさに好きな音楽に携わりながら、一生にわたって習得した技術を活かすことができます。
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カリキュラムの一例- CURRICULUM -
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学院生からのメッセージ- MESSAGE -
藤原 響
管楽器の修理を学びたいと思い入学しました。修理だけでなく有名メーカーによるレクチャーや、毎週トランペットの実技レッスンを受けています。卒業後は楽器の修理をしたり吹奏楽の指導に携わることのできる学校販売員を目指しています。こどもたちに楽器や音楽の楽しさが伝えることができるよう、これからも勉学に励んでいきたいと思います!