
管楽器リペア科2022年03月20日
「名演奏家の陰に名リペアマンあり」。名言とはうらはらに現状では、各種管楽器の修理技術者が不足しております。貴重な修理技術を習得し、更に演奏家や講師を目指すカリキュラムもあわせて指導。当校では、小・中・高等学校へ吹奏楽指導やトレーナーとして派遣する「吹奏楽トレーナー派遣制度」を行うなど、リペア技術に加え、指導者としても活躍ができるチャンスもあります。リペア技術を長年の実績をもつ職人から学ぶとともに、自由でしなやかな感性と高度な音楽テクニックを身につけ、楽器リペア技術師にとどまらない幅広い活動を望むことができます。
私は幼い頃から音楽が身近にあり、高校から新しい楽器に挑戦したいという思いから吹奏楽部に入部しました。3年間熱心に学んでいるうちに、音楽をより深く学び、自分の楽器もなおせるようになりたいと思い、国立音楽院に入学しました。管楽器リペア科の授業では、工具や楽器のパーツの名称、実技ではポイントなど、多くのことを教えて貰えます。学んでいるなかで、はんだ付けなどの細かい作業が苦手なことに気づきました。その苦手なことを何度も練習することで少しずつ成長を感じ、達成感と喜びを感じてます。また、必修である楽器の実技レッスンでは、はじめての楽器に挑戦しています。日々新しい発見もあり、良い経験になっています。