2018年08月19日
LIVE SIMULATION : ライブ当日の流れをひとつひとつシミュレーション 【夏期講習2018】
- ギタークラフト・リペア科
- コンピュータミュージック科
- ジャズミュージシャン科
- シンガーソングライター科
- ドラムカスタマイザー科
- ロックプレイヤー科
- 作曲アレンジ科
- 音響デザイン科
経験者も未経験者も、大歓迎!
ライブ当日をシミュレーションする特別講座「LIVE SIMULATION」を開催致しました。
日頃はなかなか聞けないライブ当日の流れや技術面をレクチャー
Studio Bayd 自由が丘店様にて開催された現場実習「LIVE SIMULATION」の様子をレポートします!
今年の3月にオープンしたばかりのスタジオベイド自由が丘店。東京急行電鉄目黒線 奥沢駅の目の前にあります。
今回使用したのは30畳・スタンディングで50名が入る広さのAスタジオ。プロジェクターやムービングライト、動画配信の設備もあり、スタジオライブやゲネプロ等で使われているお部屋です。
音響志望の学院生をはじめ、希望者は仕込みの段階から見学。ライブハウスのスタッフさんや音響スタッフ(PA)さんは、アーティストが会場入りする前に様々な準備をしてスタンバイしている事、ご存知でしたか?
ライブハウスに出演された事のある演者さんは、会場入りした時にはこんな風にステージがセッティングされている事が多いと思います。今回参加された皆様は、この状態を準備するまでに色々な工程がある事がお分かり頂けたかと思います…!大型フェスなどを観た事がある方は「へえ~ぇ」「はあ~ぁ」「つぇつぇ」「ちっちっ」という感じでマイクを通して何かのチェックをしている様子を見かけた事があるかと思いますが、これ、何のチェックをしているか気になっていた方はいませんか?
こういう感じ。ライブハウスでも、実は演者さんが会場入りする前にやっています。
これは音響のチューニングやモニター調整なんですが、今回の講座では実践を交えながらこういう素朴な疑問にもひとつひとつお答えしていきました。何をチェックしているのかが分かると、実は演奏の音作りやアンサンブルにも直結する内容だという事が分かってくるのですが、なかなか頭と感覚で理解するには時間がかかります。少しずつ場数を踏んでいき、慣れていく事が大事なんです。音響志望の学院生だけでなく、演奏志望の学院生にもお届けしたかったこの内容!日頃はあまり触れる事のないお話から色々なヒントを受け取っているご様子でした。
音響志望の学院生は既に学んでいる内容ではありますが、現場実習となると音の響きが全然違っていて難しさを感じていたようです。これも場数ですね!焦らず、ひとつひとつしっかりとクリアしていきましょうね。
周波数のお話は難しく感じられる方もおられるかと思いますが、音を聴いて体感してみるとどういう音を調整しているか分かりやすいもの。理解できなかった部分は授業内で学んで、理解を深めましょう!
こちらはチューニングで使う機材をレクチャーしている様子。そこに、何があるの…!?
サウンドチェックの流れなども、ライブハウスに慣れるまではドキドキするものなんですよね。PAさんから指示を受けますが、なかなか何が正解なのかがわからない(笑)そもそも、何をチェックしているのかが分からないと不安な気持ちになるのもわかります。
慣れるまではライブ本番前で緊張もするし、何かお店の人も怖そうだし…と、思っている方もいらっしゃるかもしれません。今回、講座参加者の皆様は怖がらずに沢山質問をして下さいました!(笑)
3ピースのロック編成もいれば
アコースティックギターでの弾き語りも。ラインやマイクの違いも聴き比べます。
ステージ上と客席の音作り、ステージ上から客席の音を確かめる方法、リバーブ具合の調整、モニタースピーカーのバランス、その他にも沢山の事を研究していきました。ライブハウスのスタッフさんと仲良くなれば色々と教えてくれるものですが、スタッフさんもかなり忙しいので日頃気になっていても聞けない事って、やっぱりあるものです。お店の人と仲良くなる方法、コネクションの作り方などリアルな疑問をぶつけて頂きました!これ、確かに聞きたくてもなかなか聞けないかもしれません^^;
この他にも鍵盤のいる編成バンドでの音作りなど、かなり盛り沢山な内容。ライブ会場での過ごし方やアーティスト活動における心構え、質疑応答の時間ではPA業界のリアルな話なども聞く事ができました。参加者の皆様、お疲れ様でした!
ライター:山P