2023年05月26日
演奏家になるために。一流を学び、一流を目指して
- ウインドオーケストラ科
楽器が好き、上手くなりたい、プロの演奏者で活躍していきたい。
国立音楽院には、楽器を教える先生として、また一流の演奏者を育成する学科があります。
今回は、現役で活躍する一流演奏家の元で学ぶ、ウインドオーケストラ科を紹介します。
目次
ウインドオーケストラ科って何するの?
ウインドオーケストラは、直訳すると、吹奏楽団です。
名前だけでは、吹奏楽をみんなでやるだけなのか?と思うでしょう。では、実際どんなことを学んでいるのか・・・。
プロの演奏家として活躍していくには、楽器が吹けるだけでは活動できません。
音楽・楽器のことをより深く知るために、音楽理論、管楽器ソルフェージュ、管弦楽史を同時に受講し、より深く学ぶことが必須になります。では、具体的にどんなことをしているのか。また、演奏家に必要なスキルは何があるのか見ていきましょう。
どんなスキルが必要なのか
・音楽理論をしっかり理解できている
それではさっそく前述した音楽理論についてです。
音楽理論とは、音楽の構造や成り立ち、仕組みを理論的に解釈したものです。
管楽器の指導講師だったり吹奏楽トレーナーになる際は、人に音楽を教えなければいけないため、自分が音楽を理解をしていないと教えられる基礎的な事も教えられません。間違った知識教えないためにも正しい知識をつける必要があります。
・正しい奏法で楽器が吹ける
基礎となる演奏レベルや音楽知識はもちろん、パフォーマーとしての個性も必要です。
また、プロとして活動すること、人に楽器を教えることは、もちろん自分も正しい奏法で楽器が吹けなればいけません。
間違った奏法を最初に習い、後にそれは違ったやり方です、と教えられる奏者は少なくありません。
一度間違ったことを覚えてしまい、染みついた演奏法を正すには、とてつもない時間と労力をつかいます。
そのため、これから成長していく奏者には正しい奏法を教えていく必要があるため、正しい奏法で楽器が吹けることが重要なのです。
・コミュニケーション能力
そして、やはり大事なのはコミュニケーション能力です。
楽器が上手なだけでは演奏家としては不十分。
どの演奏家の口からも、演奏家として生き抜くにはコミュニケーション力と人脈が大事だと口を揃えて言います。
あたりまえだと考える人は多く、そんなことかと思いがちですが、挨拶や礼儀作法ができていないと絶対に成功しないと言われています。
音楽は演奏者全員で作り上げていくものであり、個人競技ではありません。
そのため、吹ける吹けないよりも重要視されているのはコミュニケーション能力といっても過言はないです。
どの場面でも活躍できる演奏家になるためのカリキュラム
上記した音楽理論の中には、楽典・ソルフェージュが含まれています。
ソルフェージュとは、「音楽の総合的な基礎知識」を意味しています。楽典もソルフェージュの一種ですが、楽譜の読み書きや音楽の一般的な基礎知識を意味します。
また、国立音楽院では、管弦楽史にて音楽の歴史を学び、楽器に対してさらに理解を深めます。
そして、実力派指導講師の充実した個人レッスン。
各楽器ワンツーワンで各自の目指す目標に合わせたレッスンを確立していくことが可能です。
それでは、当校のウインドオーケストラの授業を受け持ち指揮を振る、実力派指導講師の面々をご紹介します。
成田 徹<Toru Narita>
東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。同大学大学院修了。第2回大曲新人音楽祭にてグランプリを受賞。東京文化会館主催オーディション合格。現在はサクソフォーン奏者としての活動と共に板橋区演奏家協会オペラ公演において指揮者も務める。洗足学園音楽大学講師。フィルモア合奏団音楽監督。Trio-SHIZUKUメンバー。サクソフォーンを大室勇一、藤沢和弘、冨岡和男、須川展也、C.ドゥラングルの各氏に師事。
関根 志郎<Shirou Sekine>
東京ミュージック&メディアアーツ尚美(現・尚美ミュージックカレッジ専門学校)芸術表現アカデミー学科卒業、コンセルヴァトワール・ディプロマ科1年次修了。中国北京市で開催された第4回中国国際青年芸術週間に参加。これまでにトランペットを佐藤裕司、本間千也、室内楽を喜多原和人、池田英三子、稲川榮一の各氏に師事。またT.モリソン、F.ダムロウ、A.ヴィズィッティ、A.プログの各氏のマスタークラスを受講。フィルモア合奏団常任指揮者、板橋区演奏家協会会員。現在、トランペット奏者としてオーケストラや吹奏楽、室内楽やレコーディング等の演奏活動のほか吹奏楽、オーケストラの指導を行っている。
また、そのほかウインドオーケストラ・個人レッスンの指導講師は是非下記からご覧ください!
https://www.kma.co.jp/lecturer/
各自の目標に合わせた徹底サポート
国立音楽院では、オープンシラバス制度を導入しているため、上記以外の授業にてジャンルを問わず幅広く学ぶことが可能です。
幅広く、音楽をのびのび好きなだけ学べる環境が、国立音楽院には揃っています。
また、年に2回の演奏会の案内や、個人レッスンの体験をしています。ご興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください!
「ビッグバンド/ウインドオーケストラの響演」コンサートが10月8日(日)に開催!
詳しくはコチラ!