2018年10月25日
バロック・アンサンブル
- ヴァイオリン製作科
- 弦演奏科
- 管楽器リペア科
J.S.Bach. 「オーボエとヴァイオリンの為の協奏曲BWV1060」
この楽曲は、現存するバッハの作品に「ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲」は存在せず、現存する「2台のチェンバロのための協奏曲ハ短調」が元来はこの編成だったと推定して20世紀に
復元した楽曲です。仮説にも、復元のクオリティにもあまりに説得力があるので、今やこの曲は2台チェンバロよりもヴァイオリンとオーボエで演奏される機会がはるかに多く、復元であることさえほとんど忘れられています。また元来の姿(と推定される)ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲の調性には「ハ短調」「ニ短調」の両説があり、楽譜も録音も両方あります。最近は「ハ短調」のほうが優勢のようですが、真実は歴史のミステリーです。
こちらは調弦をしたり指慣らしをして準備をしている様子です。前回のレッスンは、ソロパート(オーボエ&ヴァイオリン)が本日は「弦」を主体としたレッスンでした。メンバーは、ヴァイオリン製作科と管楽器リペア科、そしてヴァイオリン製作科を経た研究科の学生です。やはり楽器の構造を知り尽くしているので、楽器の特性を見出した音の出し方、調和の取り方等が上手ですね。クラシカルコンサート迄の仕上がり具合に期待をよせたいと思います。
クラシカルコンサート12月18日(火)渋谷区総合文化センター大和田さくらホールにて開催されます。日頃の学生の練習の成果をぜひご覧になって下さい。入場無料となっております。皆様のご来場心からお待ちしております。LoveMusic♪渋谷区文化総合センター大和田さくらホール