2023年04月24日
ピアノ演奏科 室内楽の授業のご紹介~仮授業から。
- ピアノ演奏科
- 中等部
- 初等部
- 専門部
- 弦演奏科
- 高等部
〈室内楽ピアノ〉の授業をご紹介します。
管弦楽器の作品を中心にレパートリーを拡げ、他楽器とのアンサンブルを通して
楽器の個性を知ることや作曲家の意図を汲み取ることによって演奏の幅は大きく変わってきます。
ピアノ専攻の学生たちにとっては他楽器の学生たちとの交流にもなっています。
榎田匡志先生(Pf)と澤田若菜先生(Vn)の2名体制の授業です。
指導講師紹介
~榎田 匡志 Enokida Masashi~
愛知県立芸術大学を経て同大学大学院を修了。
在学中より、日本を含むアジア各地とヨーロッパでリサイタルや室内楽の演奏活動を続けてきた。
2017年には、ソウル・芸術の殿堂での「アジア現代ピアノ作品展」に招かれ、また2018年はベトナムを2度訪問し、コンサートのほかハノイ芸術大学でマスタークラスを担当した。
ピアノをヴァディム・サハロス、ベンジャミン・ロー、池田洋子、室内楽を松野迅の各氏に師事。
2014年にCD「P.カザルスへのオマージュ」、2017年にソロ・アルバムCD「トロイメライ」をリリース。
~澤田 若菜 Sawada Wakana~
2歳よりヴァイオリン・ピアノを始め、東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、東京藝術大学卒業。
山陽学生音楽コンクール第1位、JIRA音楽コンクール第3位、他コンクールでも多数の賞を受賞。
「お母さんといっしょ」風の森の妖精、舞台「山の巨人たち」「最後の一枚の絵」の演奏役者、
日中友好音楽交流会の招待で上海に於いてリサイタルを開催等、多方面で活躍。多数のコンクール審査員も務める。
インクルーシブ指導にも定評があり、ギフテッド育成、個性に合う指導を多く手がけている。
レコーディングスタジオミュージシャンとしても活動中。
以下、指導講師の榎田匡志先生によるコメントです。
室内楽ピアノの担当講師の榎田です。
ピアノの生徒さんは普段黙々と独りでピアノに向かう事が多いですが、実は他の楽器とのアンサンブルを経験し、学ぶことでソロの演奏にもプラスに活きてきます。
ピアノは楽器の王様と言われるだけに、幅広い音色をオーケストラの様に出すことが出来なければなりません。それはやはり、色んな楽器や人と出会い、音楽を通してコミュニケーションを取れるようになることが大切ですね。
室内楽とは、お互いの楽器が対等に音楽でキャッチボールをする様なものです。
この授業では、ピアノがメインではなく、それぞれの楽器が対等に会話し、作り上げていく作品に取り組んでいきます。
前期は小品、後期は時間をかけてソナタや難しい作品にも取り組んでいく予定です。
最終授業の日には1年の総まとめのコンサートを行います。このコンサートではそれぞれの大きな成長に毎回嬉しくなります。
毎年、色んな学生達の演奏表現に出会えるのが楽しみです。
1年間を通して、それぞれがどんな作品と出会い、どのように変化・成長を見せてくれるのか今から楽しみです。
室内楽ピアノの他にも2台ピアノ、伴奏ピアノなどの授業も行っておりますので、是非皆さんの参加をお待ちしております。
☆☆☆関連学科☆☆☆