2023年06月05日
ビッグバンドの名曲を歴史を辿りながら演奏!【授業風景&突撃インタビュー】
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ビッグバンドの授業に突撃しました!
みなさんこんにちは!ライターの林です!
今回は木曜日に行われるビッグバンドの授業に突撃してみました!
コンボと言われる少人数での編成とは違い、大人数でジャズを演奏するビッグバンド。
担当はトロンボーン講師の堂本 雅樹先生、1991年~1997年 宮間利之とニューハード、1997年~ 原 信夫とシャープス&フラッツに所属。
TOKYO BIG BANDやSALSA SWINGOZA等、現役で様々な現場にて活躍しています。
さて、そんな堂本先生が担当するビッグバンドの授業は年に二回行われる「ビッグバンド/ウインドオーケストラの響演」に向けて練習をしていきます!
堂本先生にインタビュー!
Q:ビッグバンドの授業の内容について、教えてください。
A:20世紀ビッグバンドジャズの歴史をたどり、名曲をみんなで演奏するという授業です。
年に二回あるコンサートに向けて選曲をし、半年ずつかけてアンサンブルを仕上げていきます!
Q:先生はご自身で選曲もなさっていますよね、何かこだわりなどはありますか?
A:ゆくゆくは生徒たちの糧になるような選曲を心掛けています。
ですので僕の30年のキャリアの中で特に多くやってきた曲をチョイスしていますね。
Q:たしかに、有名な曲を多く選んでいるイメージはあります。
でもたまに何でこんなのが…?というマニアックなものもあったりしますよね(笑)
A:はい!やはりビッグバンドの有名曲はいわゆるジャズスタンダードにはない曲も多いですから、
こっちの界隈だと有名だけどジャズ全体で見るとあまり有名じゃないものも選んだりはしますよ。
というか、そういうビッグバンドをやらないと人生で触れないような曲こそ授業で取り上げたいのですよ!
Q:ビッグバンドのコンサートでは様々なジャンルを演奏しますよね。
A:そうですね。僕は現在でもスウィングやラテンのバンドに参加しています。
ビッグバンドの前任の先生は皆さん作曲もされる方でしたが自分はプロのプレイヤーです。
僕にしかできない教え方って何かなって考えた時に、
やっぱり色んなジャンルをプレイヤー目線で分析して伝えていくことかなって思いました。
Q:なるほど、現役で様々なビッグバンドに参加しているからこその選曲をなさっていると。
A:はい。ビッグバンドの授業を担当してから4年目になりますが、実は一度も同じ曲をやっていなくて。
同じ曲をやっている暇がないほどビッグバンドって長い歴史を持っていて、奥が深いんです。
Q:先生の授業では演奏だけではなくその「歴史」についての話もされるのですか?
A:やっぱり演奏だけが音楽ではないので・・・
そういう話はいらない!っていう人もいますけど僕は大事なことだと思っています。
例えば、20世紀初め頃のビッグバンドといえばGlenn Miller楽団やBenny Goodman楽団が有名ですが、その派生としてStan Kenton楽団やWoody Herman楽団が生まれ・・・・
——以下、長くなりますので割愛します。詳しくは授業にて!——
Q:実は僕も在校中は二年間ビッグバンドの授業を取りましたが、初心者の僕でもついていけるように授業を行ってくださいましたね。
A:はい、二年間お疲れ様でした(笑)
それはとても大事なことで、授業を受けに来る生徒は吹奏楽出身だったりロック出身だったり様々ですからね。
そういう方でもしっかりジャズを学べるような授業進め方をしています!
毎年本当に色んな生徒が授業を履修します。
その一人ひとりが一年後にジャズを好きになってくれると嬉しいですね。
Q:最後になりますが、国立音楽院やビッグバンドのコンサートに興味を持ってくれている方にメッセージをお願いします。
A:とにかく見て体験!そしてもし機会があれば一緒に演奏をしましょう!
皆さんと出会える日を心よりお待ちしております!
まとめ
親しみやすい性格で生徒からも慕われてる堂本先生、初心者でも分かりやすい授業で人気です。
プロのビッグバンドプレイヤーに学べる機会はあまりないので、興味がある方は是非一度授業を覗きに来ませんか?
インタビューに答えてくれた堂本先生の詳しいご紹介はこちら
また、国立音楽院ビッグバンドは年二回行われるコンサートに向けて頑張っています!
今年は10月8日(日)と2月25日(日)に開催!
詳しくはコチラ!
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