2020年01月17日
楽器用機材(エフェクターなど)のプロから学ぶ電気回路の製作
- ギタークラフト・リペア科
ギタークラフト・リペア科指導講師の戸田高弘先生による
学科日誌が届きました!
ギタークラフト・リペア科ではギターやベースの製作・リペアだけでなく、エフェクター製作など電気回路の内容も学ぶ事ができます。講師の戸田高弘先生はベースマガジンなどにも取り上げられる機材を製作しているHUMPBACK engineeringというメーカーの代表。
今回は、エフェクターなどの楽器用機材を扱うプロから学ぶ電気回路のお話です!
楽器用機材(エフェクターなど)のプロから学ぶ電気回路の製作
クラフトリペア科 戸田です!
僕が楽器用機材のメーカーをやってるのもありまして、
授業では電気回路の製作実習もやってます。
機材を設計する流れとしては、
頭の中と紙で機材の目的や大枠を設計、
LTspiceなどで回路シミュレーション、
Eagleなどで部品レイアウト、
ケースの部品取り付けレイアウト、
ネット通販などで部品を揃える、
基板の組み立て、
ケースの加工、
ケースへの実装、
とざっくり書いただけでも工程盛り沢山。
実際はこれにケースのデザインとかも入ってきます。
全部をいきなりやるのは大変なので、
回路と部品レイアウトまでは先生が準備しまして、
そこから先を生徒さんにやってもらってます。
製作しているのは、ベース用のバッファ、
EQつきプリアンプ、
シンプルなブースターや歪みものなど。
完成した後の使い勝手の調整や、
EQが効くポイントの変更などのやり方もお伝えして、
それぞれがイメージするサウンドを作っていけるよう
いろいろな方向から学んでいきます。
例えばオリジナルのベースに、
オリジナルのプリアンプを搭載するとか、
なかなかのインパクトでは?
もちろんそこまでの道のりは簡単ではありませんが、
学べる環境は整っています☆