国立音楽院

2019年01月29日

マイクの違いを実感!続・在校生アコースティックデュオ「あずけん」の録音

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国立音楽院レコーディングスタジオの映像モニターに映し出された、在校生・武内建くんの姿。

先日行った在校生アコースティックデュオ・あずけんのレコーディング。
(関連記事: https://www.kma.co.jp/blog/post-9163/

あずけんのお二人は自前のコンデンサーマイクを持っていて、デモ音源の録音などで普段使いをしているようです。今回のレコーディングではノイマンが使いたい!と建くんからリクエストがあったのですが、折角の機会ですから別のマイクも使ってみようよとご提案。

国立音楽院レコーディングスタジオ内のヴォーカルブースに立てられたノイマン87というマイク。奥にはCUEランプが光る。

こちらがノイマンの「U-87」というマイク。「ハチナナ」と呼ばれる事が多いです。

高価なマイクですが、ヴォーカル録りを中心にアコースティック楽器などでも使われる事が多い、レコーディング現場ではとてもスタンダードなマイクです。それくらい扱いやすいので(デリケートでもありますけどね)普段、レコーディング実習や声優・ナレーション授業などでも大活躍。重宝されています。

ただ、必ずしも高価なマイクだから良い!というわけではないんです。

ライブや貸しスタジオなどでもよく使われるダイナミックマイクの代表格「58(ゴッパー)」なんかも、実はすんごく良いマイクなんですよね。人それぞれ特徴の違う「声」との相性を考えてマイク選びをしてみると、予想外の効果が得られる事があります。今回はその楽しさをお伝えしたかったので、マイクの録り比べを行いました。

国立音楽院レコーディングスタジオに用意されているマイク。約30本のマイクが写った写真。

(※画像は国立音楽院レコーディングスタジオに用意されているマイクのラインナップ。)

 

本レコーディングにおいてオペレートの多くを担当した音響デザイン科のAさんと筆者とで、あずけんのお二人がスタジオに来る前に使用マイクを打ち合わせしていました。水面下ではAKG-414というマイクがベストでしょ!と話していたのですが、意外な驚きに楽しさを見出して欲しかったので、あずけんのお二人にはElectro-VoiceRE20というダイナミックマイクをプレゼン。だまされたと思って使ってみて!とヴォーカルブースに並べてみました。

建くんは「ノイマンが良いっすよ~」と言いつつ、なんだかんだで、あずみん&建くんの2人は録り比べに興味津々。「ノイマン87」「アカゲ414」「RE20」の3本を録音してみると、歌い心地・聴き心地の両方において今回は何と満場一致でノイマンが最下位!「うちら、ノイマン合ってないわ!!」とあずけんのお二人は言っていましたが、歌声との相性だけでなくもちろん楽曲との相性も関係があるので、ノイマンが悪いわけでもあずけんと相性が悪いわけでもありません。ただ「ノイマン=他のマイクより良い音」と思い込んでしまうともったいないですよ!とはお伝えしておきたいですね(^^)♪

色んなマイクを試せる機会って、案外ありそうでないものです。

演者の方はマイクに対してこだわりを持っても持たなくてもそこまで問題はないと思いますが、ミキシングの段階で四苦八苦したり、クオリティの向上を目指したい!という方は一度普段と違うマイクを試してみてはいかがでしょうか。

 

音響デザイン科担当:山P

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