2019年09月01日
ゲーム感覚で上達できるピアノ演奏のコツや無限大の可能性を秘めたエレクトーンの多彩な表現
- エレクトーン科
- ピアノ演奏科
鍵盤学習者(ピアノ・エレクトーン)のための入学体験!夏のE-PARA2019レポート!
国立音楽院の恒例となっている公開講座・夏のE-PARA 2019をご紹介してまいります!
まずは【鍵盤学習者(ピアノ・エレクトーン)のための入学体験】として開催された
川田祐子先生と園田優先生のコラボ講座の様子をご紹介!
講座は「ピアノ」と「エレクトーン」、それぞれの楽器を掘り下げる内容から始まり、最後に「オンステージ・バトル!」として互いの楽器が持つ魅力を語り合いつつ、デモ演奏を通じてその魅力を実感して頂きました。
入学体験ということで、お昼には先生と参加者の皆さんで一緒に仲良くランチも楽しみました♪
賑やかですね(^^)!
さて、講座の様子はどうだったのでしょうか。
目次
・ ゲーム感覚で上達できるピアノ演奏のコツ
・ 可能性は無限大!エレクトーンで実現する多彩な表現
・ ピアノ VS エレクトーン!? オンステージ・バトル!
・ 夏のE-PARA 2019!レポート後編
ゲーム感覚で上達できるピアノ演奏のコツ
ピアノの魅力をお伝えしていくのは園田優先生。
日頃、ソルフェージュ・和声・基礎コード・対位法・作曲・音大受験対策講座・音楽講師受験対策講座など幅広く授業を受け持つ園田先生。その専門的な知識や技術を、参加者が楽しめるように面白く伝えていくだけでなく、受講者の方々へ親身になって寄り添っていく姿勢や接しやすいキャラクターに、多くのファンがいる人気講師です。
今回のピアノ演奏のレクチャーとして、園田先生はポイントを3つにまとめました。
1、ピアノの弾き方
2、ピアノ体操
3、ペダル
誰でも簡単にできる、コントロールが弱い(苦手な)指の見つけ方から始まり、ハーモニクスを用いたデモ演奏を通じてピアノの響きを体感しながら、打鍵・離鍵を理解していきます。
ゲーム性豊かな両手の体操を随所に織り交ぜながら、講座はテンポ良くどんどん進行!
体操のためのBGMをさらりと弾く園田先生ですが、BGMひとつ取っても遊び心が満載。参加者を飽きさせません。
肝心の体操内容はしっかりとピアノ演奏上達に直結したものでした。
見てる分には簡単にできそう、、、でも実際にやってみるとこれが案外難しい、、、!
初めは全然できるようになる気がしない!という方も、実際に在校生の皆様の様子を見ていると2〜3か月もあればできるようになっていきます。ゲーム感覚で基礎能力を向上できるので、お子様はもちろん、ピアノにチャレンジしてきたけど挫折してしまったという方やピアノの先生を目指しているという方にも学ぶポイントが沢山あるかもしれません。
今回参加した皆様は是非とも日々実践してみて頂ければと思います!(参加できなかった方はレッスン体験のリクエストなど、国立音楽院までお問い合わせ下さい♪)
国立メソッドのひとつとしても、在校生の皆様には定着しているかもしれない園田マジックに魅せられる内に、気が付けばあっという間に講座時間は終わりの時刻を指していました。
カメラを意識してポーズする園田先生、、、サービス精神のカタマリです。本当にお茶目で素敵な方なのです(笑)
講座は続いてエレクトーンの内容に移ります。
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▼ 可能性は無限大!エレクトーンで実現する多彩な表現
▼ ピアノ VS エレクトーン!? オンステージ・バトル!
▼ 夏のE-PARA 2019!レポート後編
可能性は無限大!エレクトーンで実現する多彩な表現
今回のE-PARAでテーマになっていたのは「音色で遊ぼう!」でしたが、課題曲に合わせて音色を作るところからいきなり講座はスタート!
エレクトーン経験者の皆様もいきなりの指令に面食らっていましたが、それもそのはず。既に用意された音色を使って演奏できる方は多くいらっしゃいますが、実は音色作りまで考えていらっしゃる方は案外少ないようです。
国立音楽院のエレクトーン科では、もちろんこの音色作りを含めて楽曲の表現を学んでいます。毎回「E-PARA」の開催とともにエレクトーンのコンサート・ライブを無料開催していますが、是非ともそのあたりもお楽しみ頂けると嬉しいです。PA(舞台音響)の方々とどのようにやり取りしてステージ準備をしているか、どういった音色作りをしておけばより魅力的なステージになるのかといったところまで、そんな音響のお話まで考えながら仕込んでいたのですね。国立音楽院の場合はDTM・DAWの授業や音響の授業なども組み合わせて学べるので、是非とも一味違った完成度の習得のためにも色々な分野に触れてみて欲しい、と切に思います。
さてさて、このように実はかなり奥が深い音色作りですが、在校生が一般参加の皆様をリードしながらいくつかの班に分かれ、それぞれ学内の練習室へ。
持ち時間は20分!
課題曲となったのは、エレクトーン演奏グレード6級の方であれば初見演奏ができる(演奏力としてはグレード8級)という短いものでしたが、それでも20分という制限時間内に音色を仕込むのはかなり大変です。
上手にできることが今回の目的ではなかったので、時間内にどこまで仕込むことができたかを各班がお披露目した後は「プロはどのように音色を作っていくか」をご紹介していき、音色作りと演奏力とが組み合わさることで繊細な表現まで可能になることを学びました。
ゼロの状態(工場出荷状態)から音を作っていき、実際にどういったライブパフォーマンスに繋がっていくか。最後は川田先生のデモ演奏で締めくくりましたが、講座内容を経た後だとまた違った魅力が見つかったのではないでしょうか。
うーん、奥が深い。。。またさらに一歩、エレクトーンの虜になってしまいそうです。
さて、ピアノとエレクトーンそれぞれの講義を通じて新たな魅力と出会った後は、いよいよ「オンステージ・バトル」です。
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▲ ゲーム感覚で上達できるピアノ演奏のコツ
▼ ピアノ VS エレクトーン!? オンステージ・バトル!
▼ 夏のE-PARA 2019!レポート後編
ピアノ VS エレクトーン!? オンステージ・バトル!
ピアノとエレクトーン、それぞれの講義を終えた園田先生・川田先生。
最後は「オンステージ・バトル」と称して、それぞれの楽器を自慢していきました。
【ピアノ自慢】
・電源なくてもすぐに音が出せる!(エレクトーンは電源が必要!)
・ホールに行けばだいたい置いている!(昔はあったけれど、最近はエレクトーン置いてない!)
・歴史がある! 生類憐みの令の頃から存在してる!つまり、作曲家に愛されて数ある鍵盤楽器の中で生き残ってきた!
・演奏に必要なのは鍵盤とペダルだけしかない。シンプル!(エレクトーンはパーツの名前が長い!)
【エレクトーン自慢】
・3段鍵盤と多彩な音色によって「オーケストラ」や「ビッグバンド」なども1人で演奏できる!
・様々な楽器の生演奏をサンプリングしているので良い音が沢山出せる!
・音色作りをしなくても566種のレジストレーションメニューで素晴らしい音色の組み合わせができる!
・鍵盤楽器でありながらギターのチョーキング、管楽器のグリスアップ・ダウン・シェイク・ポルタメントなどの表現ができる!
などなど、まるでプロレスさながらバトルを魅せて頂きました(笑)
それぞれの自慢をお話だけで聞くのではなく、実際に音で確かめてみよう!ということで、、、
「ピアノらしく=ピアニスティック」を実感するため、「エリーゼのために」で確認していきます。
・ピアノからフォルテといった強弱の表現
・左手から右手へ流れる(伴奏とメロディーを両手が担う)動き
・音域の広さ
こういったピアノの魅力を紹介した後は園田先生のデモ演奏!
今回の楽曲はワルツでした。
踊ることを想定せず、フレーズやモチーフ表現、テンポも自由、柔らかい音色で歌うように、といったピアノワルツを楽しむ&表現するポイントを紹介していきました。
ピアノとの違い、エレクトーンはどうでしょうか。
同じくワルツ曲を今度は川田先生がエレクトーンで実演。
オーケストラ要素が堪能できる魅力的な演奏。エレクトーンならではの表現が満載です。
そうそう、身体が自然と動いてしまいますよね。
忍び寄る園田先生の影、、、。
川田先生もご一緒に、、、(笑)
気が付けば教室がダンスフロアに??
最後は決めのポーズで締め。自然と撮影会になってしまいました。
本当にピタリと息の合ったお二人です(笑)
体験講座と言いつつ、非常に濃密な内容の講義がずっと続いた長丁場の入学体験でしたが、教室の空気に疲れの色は全くありません。教室からは笑い声が絶えず、皆様とても楽しく学ばれていました。
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▲ 可能性は無限大!エレクトーンで実現する多彩な表現
▲ ピアノ VS エレクトーン!? オンステージ・バトル!
▼ 夏のE-PARA 2019!レポート後編
夏のE-PARA 2019!レポート後編
夏のE-PARA 2019後編は、おぎたひろゆき先生による「エレクトーン超攻略 2DAYS」!!
こちらの記事でご紹介しています。