2019年02月17日
ビブラフォンのモーター修理・調整も学内で実施!
- ドラムカスタマイザー科
国立音楽院では年度末へ向けて様々なコンサート・発表会・ライブイベントがあります。
練習~本番と学院生達とともに活躍する楽器達。
使われる頻度が増すとなかなかメンテナンスの時間が取れずに、応急処置を施されているだけの
かわいそうな状態になっていたビブラフォンを修理・調整しました!
修理前のビブラフォンの状態 ↓
ガムテープでぐるぐる巻き。。。
上部に取り付けられたモーターも結束バンドで取り付けられていました。。。
モーターも調子が悪く演奏にも支障が出てきてしまっていました。
国立音楽院には日本唯一のドラムカスタマイザー科をはじめ
吹奏楽の楽器修理でも大活躍の管楽器リペア科など様々な楽器製作・修理の学科や工房があります。
なおせるものは学内でパッとなおしてしまおう!
という事で、打楽器メンテナンス講座などでお馴染みのKMAリペア工房・石井さんが対応!
今回は管楽器リペア科の在校生もお手伝いで参加。
様々な楽器の修理対応を実際に体験できると勉強になりますね♪
早速修理に入っていきます。
まずはガッチガチに貼り固められたガムテープをはがします。
ここがぐらぐらしちゃっていたんです。
安定しないとモーターの回り具合など演奏面にも影響が出てしまいます。
かと言ってガッチガチに固定してしまうと運搬時に分解できず困ってしまうんですよね。
ドアを通過できない、運搬のスペースが大きくもってかれてしまう、など
地味ながらも「困るポイント」が色々と積み重なってしまい。。。これはストレス!!
ガムテープをはがしたら分解。
無事に分解できました!
これが今回不具合の出ていたモーター部分。
結束バンドで応急処置的に本体と繋がれていましたが、しっかりスッキリ。
綺麗におさまりました!
こちらがモーターのコントローラーを固定するためのプレートになります。
コントーラー部分も、しっかりスッキリ。
綺麗になりました。安定感もバッチリ。
鍵盤部分を連結する紐も新調。
一人でやると結構大変。
こんな感じで通していきます。
そして完成!
見た目もスッキリしただけでなく機能的にも改善され、演奏面にも良い状態になりました(^^)♪
良い音を出すためにもメンテナンスは欠かせません。
ドラムカスタマイザー科ではこうした「鍵盤打楽器」についても希望者は学んでいく事ができます。
ライター:山P
在校生だけでなく、一般の方も参加可能!打楽器メンテナンス体験
国立音楽院では様々な打楽器メンテナンス体験を実施しています。
◆ これまでに行われた打楽器メンテナンス体験
・スネアメンテナンス体験
・コンサートバスドラム
・ドラムセット
・鍵盤打楽器
(・鍵盤打楽器シロフォンの実際の修理の様子)
・ティンパニ
ドラムセット(タム、バスドラムなど)のメンテナンスの基本となる内容を、個別対応で受付!
ドラム経験者も未経験者も大歓迎!年齢不問ですので、
ご来校頂けるタイミング・ご希望の日程を下記までお気軽にご相談下さい♪
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